重賞ウィナーレポート

2005年01月10日 シンザン記念 G3

2005年01月10日 京都競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ペールギュント

プロフィール

生年月日
2002年04月13日 03歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:6戦3勝
総収得賞金
255,087,000円
サンデーサイレンス(USA)
母 (母父)
ツィンクルブライド  by  Lyphard(USA)
馬主
(有) サンデーレーシング
生産者
ノーザンファーム (早来)
調教師
橋口 弘次郎
騎手
武 豊
【取材先:ペールギュント号の生産者・ノーザンファーム(事務局)】


――――― 最後は際どい勝負でしたが、一番人気に応えての勝利おめでとうございます。ゴール前は力が入ったかと思いますが、今のお気持ちをお聞かせ下さい。

(スタッフ)  非常に大接戦でしたね。牧場でテレビ観戦しましたが、判定が下るまではハラハラしました。接戦とはいえ1キロの斤量差を考えれば、あまり大きな差ではありませんが、勝つべくして勝ったというか、幾らか力の差を見せてくれたのでは・・・と感じる事が出来たので、次に繋がるかなと思っています。


――――― 昨年の朝日杯FSでは最後強烈に追い込んだものの3着に敗れました。力を見せてくれただけに今回はすっきりと勝ちたいところではなかったでしょうか?

(スタッフ)  そうですね、着差こそこういった結果になりましたが、今どの馬も力をつけてきている時期でもあり、段々と上位の馬が絞られてきていますので、そういった中で勝てたのは非常に喜ばしい事です。同時に「これから先のレースは気を緩められないな」という気もしましたね。


――――― デイリー杯の後、「人気薄の気楽さもあるが、ひょっとすると相当な大物かも・・・」というコメントを頂きましたが、今ではもう誰もが力を認める馬になりましたね。

(スタッフ)  はい、そういった結果を収める事が出来ましたので嬉しく思います。


――――― 今後はスプリングS→皐月賞との報道もされていますが、今後は本馬にどのような競馬を期待していますか?

(スタッフ)  多少、力任せな競馬をしている感もありますが、それで結果を出しているところをみれば、これからもう少し競馬を覚えてゆけば、また更に持ち味が活かせるようになるのではないでしょうか。ただし、まだ100%の力を出し切っていないというか、余力があるようにも思うのですが・・・これから先は更にレベルの高い馬と戦ってゆくことになりますが、そういった中で今の追い込み型のレースがこの馬にとって果たしてベストかどうか、ということもまだ定かではないので、これから一緒に対戦する馬達に揉まれながら、段々はっきりとしてくるのでないかと思っています。レース後のジョッキーのコメントにも「今年の3歳戦を賑わす1頭であることは間違いない」とありましたので、これからどういった競馬を見せてくれるか非常に楽しみです。


――――― さて、今年の牧場全体の出産予定頭数をお聞かせ下さい。

(スタッフ)  全307頭の予定です。


――――― 昨年は生産馬が目覚しい活躍をされましたね。今年もこの勢いで更に充実した一年になるといいですね。

(スタッフ)  年頭の3歳の重賞を勝てたという事で意気は上がるところですが、まだ遅れてデビューする馬もいますので、そういった馬達がどう力をつけて、どのようなレースをしてくれるかという興味も多々あります。それから既に重賞を勝つような成績を出している馬、古馬も含めてですが、今チャンピオンホースが入れ替わってきている時期だと思いますので、そういった馬を1頭でも2頭でも目指すことが出来るよう期待したいです。


――――― ご協力ありがとうございました。今年も益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。3歳限定マイル重賞・第39回シンザン記念(GIII)は、昨秋のデイリー杯2歳S(GII)の覇者・ペールギュントがマイネルハーティーとの激しい追い比べを制して優勝。手綱を取った武豊騎手はこのレース4連覇を達成した。