2017秋 北海道馬産地見学ガイドツアー 現地取材レポート

馬産地見学ガイドツアーレポート[ツアー2日目]

ツアー2日目:日高各地域のスタリオン・生産牧場を巡りました。

2017年9月22日

レックススタッド


エイシンヒカリ
他の写真を見る
他の写真を見る

2日目も快晴のお天気で、ツアー参加者にとっては足取りの弾む朝だったのではないでしょうか。朝一番の見学先は新ひだか町静内の桜の名所・二十間道路にあるレックススタッドです。ここでは各放牧地に散らばっている種牡馬を自由見学しました。中でも人気を集めていたのは新種牡馬エイシンヒカリで、まだ競走馬の面影のある体つきを見せながら、参加者のカメラに顔を向けていました。同じく逃げ馬としてファンの多いハクサンムーンは、競走馬時代のイメージとはギャップがあるほどに、ゆったりと草を食んでいました。ウオッカを送り出したタニノギムレット、モーリスを送り出したスクリーンヒーローは貫録たっぷりで、ローエングリンは18歳と高齢の域に近づきながらも、栗毛の馬体が輝いていました。参加者はそれぞれ思い思いに目当ての馬を見学し、あっという間に時間が経過。後ろ髪を引かれる思いで、バスに乗り込みました。

アロースタッド


ペルーサ
他の写真を見る
他の写真を見る

こちらも二十間道路に構える種馬場・アロースタッド。松木優場長が立ち会う中、6頭の種牡馬が展示となり、事務局の松田拓也さんが近況を伝えました。展示は、種牡馬として快調なスタートを切っているグランプリボスから始まり、生産者向けの種牡馬展示会と同じように行われました。天皇賞馬ヒルノダムールは、ステイヤーらしいゆったりした落ち着きがあり、21歳となった今シーズンも3ケタの交配を済ませたサウスヴィグラスは、「体力があってタフな馬」と松田さんから紹介がありました。一般見学者から大人気のペルーサは、このツアーでも目当ての方が多かったようで、あちこちから笑顔がこぼれました。最後に菊花賞馬トーホウジャッカルと記念撮影の機会に恵まれ、残り時間は厩舎前で自由見学となりました。

また、ここでは種牡馬展示の前に、一口クラブ・ユニオンオーナーズクラブより募集馬2頭の展示があり、クラブ事務局・渋谷高弘さんの解説を耳にしながら、参加者はジャスタウェイ産駒の1歳馬、母アポロティアラの牡馬と母タイキシャインの牡馬を見ることができました。成長盛りの1歳馬ながら、大勢の人に囲まれても落ち着きがあり、力強いウォーキングの披露は将来性を感じさせました。クラブのご厚意で、ツアー参加者5名様に母アポロティアラの1歳牡馬の一口出資権利がプレゼントとなりました。

ビッグレッドファーム


ゴールドシップ
他の写真を見る
他の写真を見る

日高中部を中心に総合牧場を展開するビッグレッドファーム。ここでは繁殖牝馬と当歳馬、種牡馬を見学しました。まずは繁殖牝馬のいる厩舎に向かい、ストークアンドレイ、マイネイサベル、マイネレーツェルなどが展示となりました。解説はこのツアーではおなじみ・牧場スタッフの菊池聡さんで、それぞれの馬の気性や個性、寄り添う当歳馬の特徴を、わかりやすく話していただきました。中でも、ゴールドシップの初年度産駒には参加者の関心が高く、「父に似た芦毛が多く生まれています」といった現場ならではの情報に、参加者は胸を躍らせていました。

続いて種牡馬厩舎に移動し、そのゴールドシップやコスモバルク、グラスワンダーなどが展示となりました。スタッフの小林隆広さんの解説では、種付け最中の話であったり、馬同士の好き嫌いだったり、日々接しているからこその話が盛り込まれました。最後はゴールドシップと記念撮影の機会に恵まれました。

優駿スタリオンステーション


ホッコータルマエ
他の写真を見る
他の写真を見る

優駿スタリオンステーションではマネージャーの山崎努さん立ち会いのもと、4頭の種牡馬が展示となりました。最初に登場したのはロジユニヴァース。参加者の中には、見学時の青空とは対照的な、悪天候の日本ダービー(Jpn1)を思い出した方もいたかもしれません。父ヘニーヒューズと同じく馬産地で人気上昇のアジアエクスプレスは、最初のシーズンを終えて種牡馬らしくなり、初年度産駒が好調なエスポワールシチーは、まさに働き盛りといった様子で、充実の馬体を見せました。最後に登場したのはホッコータルマエで、特別に記念写真を撮らせていただきました。山崎さん曰く「こちらの見学者では今、最も人気のある馬です」とのことで、ツアーでも美男子ぶりに見惚れる参加者が続出しました。展示後は厩舎内で見学となり、間近でカレンブラックヒルやヘニーヒューズと対面できました。

優駿スタリオンステーションをあとにした一行は、隣接する優駿メモリアルパークに移動し、オグリキャップの等身大ブロンズ像や、同馬の記念品やグッズを販売している優駿記念館を見学しました。また、近くには功労馬マヤノトップガンが放牧されており、25歳となった今も元気な姿に、とりわけ中高年の参加者が安堵している様子でした。

本桐牧場


トウショウオリオン
他の写真を見る
他の写真を見る

新冠温泉で昼食後、バスは一路南下して三石へ。午後は日高東部方面をめぐります。最初に訪れた本桐牧場は、大正8年創業の歴史ある牧場。古くはダービー馬トキノミノル、ヤマニンモアー、フジノマッケンオー、最近ではキョウヘイやネロといった重賞馬を生産しています。バスを降りると放牧地では功労馬生活を送っている重賞馬トウショウオリオンが待ち構えており、本桐牧場の皆さんが用意してくれた人参を与えながら、参加者とのツーショット撮影が叶いました。美味しそうに人参を食べるトウショウオリオンは、24歳とは思えないほど生気がみなぎり、長寿馬としてのパワーを感じました。撮影は長蛇の列となりましたが、トウショウオリオンの何人でも歓迎してくれるような優しさは、癒しに満ちていました。

その後は繁殖牝馬のいる放牧地へ移動し、ヴィクトリアマイル(G1)3着の実績馬ニシノブルームーンと、そのパートナーのニシノビギンを見学しました。緑豊かな放牧地でのびのびと過ごしている様子で、昼下がりの馬産地・日高らしい風景が広がりました。

イーストスタッド


オウケンブルースリ
他の写真を見る
他の写真を見る

2日目の最後は浦河町唯一の見学地・イーストスタッドです。ここでは8頭の種牡馬が展示となりました。場長の高橋学さん自ら馬をリードしながら、近い距離で見学できました。新種牡馬ダノンレジェンドは筋肉豊富で、メジャーリーガーのような体つきが印象的でした。ディープスカイとメイショウサムソンはさすがダービー馬で、その場の空気をつかむような存在感。菊花賞馬オウケンブルースリは大きな流星がチャームポイントで、その派手なお顔を目がけてシャッター音が響きました。

気性の大人しいヴァーミリアン、ベテラン種牡馬のタイキシャトル、メイショウドトウとは記念撮影することができました。3頭の獲得賞金を合わせると実に26億円オーバー。2日目も豪華な顔ぶれと思い出を残し、宿泊ホテルへの移動となりました。

登別グランドホテル


夕食会場にて記念撮影
他の写真を見る
他の写真を見る

ツアー2日目の夜は登別市の「登別グランドホテル」に宿泊します。浦河町のイーストスタッドからは距離にして約200キロ弱。分かりやすく?いうなら箱根駅伝の往復距離に相当します。

そして、ここは日本を代表する温泉観光地です。中でもグランドホテルでは「独特の香りと強い温泉作用があるといわれる硫黄泉」「湯冷めしにくい食塩泉」「皮膚粘膜を引き締める作用が強い鉄泉」の3泉質と、ホテル自慢のバイキング料理が旅の疲れを癒してくれます。ツアーも2日目。参加者の方々も打ち解けムードで夕食も進みます。


競走馬のふるさと案内所 モバイル

ケータイ版
ふるさと案内所
QRコードで
簡単アクセスhttp://uma-furusato.com/m/