2011秋 北海道馬産地見学ガイドツアー 現地取材レポート

馬産地見学ガイドツアーレポート[ツアー1日目]

ツアー1日目:新千歳空港に集合し、2泊3日の旅がスタート
日高方面に向けてバスは出発。夜は食事懇談会で盛り上がりました。

2011年10月6日

西山牧場


見学の様子
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旅の始まりに胸を高鳴らせる参加者を乗せ、新千歳空港を出発したバスは一路日高町へ。最初の目的地は過去、リーディングブリーダーとなった経験を持つ伝統の西山牧場。バスから降りると、山田場長のご案内でニシノフラワーを見学。展示中はこれまでのツアーを振り返っても例にないほどの雨に見舞われたが、参加者はレインコートをまとい、雨対策は万全。悪天候にも関わらず、堂々とした様子で構えるニシノフラワーに、現役当時と変わらない男勝りなたくましさを感じた参加者も多かっただろう。その後は2011年8月に亡くなったセイウンスカイのお墓へ足を運び、参加者の代表が花をたむけ、冥福を祈った。

門別競馬場


JBCビジョンに放映された歓迎の画面
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正午となり、清潔感あふれる門別競馬場のポラリスドームでランチタイム。丼物やカレーライスなどを販売している売店「いこい」より、ツアー特製メニューが用意され、出来たての料理が参加者に手渡された。特に、平取和牛をたっぷり使った牛丼は好評で、女性が食べきれないほどボリューム満点。雨は上がったものの、肌寒く、温かいけんちん汁もうってつけだった。食事終了後はホッカイドウ競馬村上さんの進行でバックヤードツアーが始まり、普段入ることのできないパドックの中や、馬体重計、装鞍所、検量室前、ウイナーズサークルを見学。帰り際には日高振興局から日高昆布がプレゼントされ、ホッカイドウ競馬パドック解説を務める古谷さんも登場し、馬産地競馬をPRしていた。

ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックス


ダービー馬ディープスカイ
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雨の気配もすっかりなくなり、今度は異国情緒があふれるダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスへ。アルカセット、ファンタスティックライトといった海外のビッグネームの他、初年度産駒が好調のアドマイヤムーン、種牡馬生活2年目を迎えたディープスカイらが優雅にポーズを決める。日本の競馬ファンに馴染みの薄い外国種牡馬についても、同スタリオンの石澤さんがわかりやすく解説し、配布されたスタリオンブックにメモを取る方も目立った。展示終了後は参加者一人一人にキャップ、タンブラー、付箋などが入った“ダーレーグッズ”がプレゼントされ、参加者からは「帰ったらグッズを自慢しよう」との声も聞かれた。

ブリーダーズ・スタリオン・ステーション


産駒が活躍中のグラスワンダー
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案内人を務める遠藤さんの先導で種付場、関連施設を見学した後、7頭の種牡馬が展示された。2011年、日高で最も交配牝馬を受け入れたスタリオンとあり、“旬”の血統馬ばかり。半弟ヴィクトワールピサがドバイワールドカップを勝ち、再度注目が高まっているアサクサデンエンや、産駒の売れ行きが好調の良血ブラックタイド、古馬王道路線の主役を張るアーネストリーを送り出したグラスワンダーなど、種牡馬として勢いづく面々が続々登場する。参加者の視線を一身に受けながら、何度もあくびをしたブラックホークは参加者の心を和ませた。後半は自由見学となり、各自厩舎周りや亡くなった名馬が眠るお墓にお参りをした。厩舎見学では、スタリオンスタッフが随所につき、馬房の窓に馬の顔を誘ったり、参加者の質問に応じたり、濃密な時間はあっという間に過ぎていった。

下河辺牧場


こちらも親子並んで歩いてくれた
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日高屈指の名門牧場として知られる下河辺牧場。毎年約100頭が生まれ、多くの重賞ウイナーを世に出している。ツアーでは今年生まれた当歳馬とその母馬が展示された。元気一杯に出てきたのは快速馬ダッシャーゴーゴーの全妹、競走成績・産駒実績とも優秀なケイウーマン、ディープインパクトを父に持つロンドンブリッジ産駒、牧場が誇る実力のファミリー。未来のスター候補生のお出ましに、参加者は「デビューが楽しみ」と期待を膨らませていた。その後は3冠牝馬スティルインラブのお墓に向かい、参加者は静かに手を合わせていた。

うらかわ優駿ビレッジアエル


厩舎内にて見学
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宿泊先となるホテルに向かう前に、施設内にある厩舎で功労馬を見学した。時刻は午後5時を過ぎ、あたりは暗く、厩舎に電気を付けてもらっての対面となった。迎えてくれたのはウイニングチケット、ダイユウサク、ニッポーテイオー、ヒシマサルの4頭。こちらの見学に関しては管理者の方よりカメラのフラッシュ撮影と馬に触れることが許可され、参加者はその体温を確かめるかのように、ゆっくりと顔を撫でていた。

うらかわ優駿ビレッジアエル(懇親食事会)


クイズ大会の様子
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1日目の見学を終えて、各自ホテルの部屋へチェックイン。午後7時よりディナータイムを迎える。参加者は6つのグループに分かれて着席。各テーブルにはイーストスタッドの青木場長、荻伏三好ファームの三好直樹さん、ガーベラパークスタッドの本巣ご夫妻、様似共栄牧場の辻陽さん、中島牧場の中島雅春さん、伏木田牧場の伏木田修さんがゲスト参加し、牧場の裏話や参加者の競馬の楽しみ方など、食事をしながら馬の話題に花を咲かせた。食事会の後半にはチーム対抗クイズ大会が行われ、「三浦皇成騎手と同じ、13歳差婚の馬は次のうちどれ?」などのユニークな問題が出され、正解したテーブルからは拍手と歓声があがっていた。また、翌日が誕生日という参加者の女性とこの日が誕生日のゲストの伏木田修さんには、お祝いのケーキが用意され、予期せぬ展開に笑顔がこぼれる一幕もあった。アエルでの食事や宿泊ルームについては大変評価が高く、「また泊まりに来たい」という声も多く聞かれた。