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<channel><title>重賞ウイナーレポート - 競走馬ふるさと案内所</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info</link>
<description>引退した名馬の牧場見学データベース。馬、牧場、地図から検索可。見学マナー、見学Ｑ＆Ａ、馬産地の知識が学べる。</description>
<language>jpn-JP</language><item>
<title>京王杯スプリングＣ　Ｇ２</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67947</link><description><![CDATA[
　名手、ウィリアムズ騎手に導かれる形で、1年2か月ぶりの勝利。皐月賞(G1)では三冠馬オルフェーヴルの2着になったサダムパテックが、初めて走る芝1400mの条件でついに復活を果たした。
　「3歳時は三冠クラシックレースでも好走をするなど、様々な適性を見極めてきましたが、血統的にもこの条件が合っていたということなのでしょう」と白老ファームの橋本裕充場長も満面の笑みを浮かべる。
　「2歳時からの活躍が物語っているように、元々、素質の高さを評価されていた馬でした。弥生賞(G2)を勝利したときには、クラシックを勝てるとも思ったほどです」(橋本場長)
　しかし、サダムパテックのクラシック制覇は、同じ白老ファームで生まれ育った三冠馬オルフェーヴルによって阻まれることとなる。皐月賞(G1)での2着の後も、不良馬場の中で行われた日本ダービー(G1)では、馬場が合わなかったのか7着に敗れ、距離の不安もささやかれていた菊花賞(G1)では、果敢に先行していくも5着。その前には必ず、オルフェーヴルがいた。
　その後も人気を裏切るレースを繰り返しての復活。休み明けながらきっちりと仕上がっていた馬体。また、テン乗りとなりながらも能力を出し切ったウィリアムズ騎手の好騎乗など、復活には様々な人の力もあったのは事実である。
　「3か月ぶりのレースながら、いい状態にはあったと思います。ウィリアムズ騎手もここに来て重賞での活躍が目立っていますし、ひょっとしたらとは思っていましたが、ゴール前で抜け出てきた時にはさすがだなあと思っていました」(橋本場長)
　この京王杯スプリングカップ(G2)の後には、正式に安田記念(G1)への出走を陣営が表明。ついに5度目の正直を叶えるときがやってきた。「距離適性的にもマイルは守備範囲だと思うので、安田記念(G1)でも期待は大きいです。また、2歳から順調に使われてきている馬ですし、今後も息長く競馬を見せてもらいたいですね」(橋本場長)
　今後はマイル戦線を戦いの場に選ぶことで、ライバルのオルフェーヴルと次に対決する日は遠くなったかもしれない。ただ、サダムパテックは自らが最も力を発揮できる条件で、長期政権を築こうとしていることは間違いない。
]]></description><pubDate>Fri, 11 May 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>ＮＨＫマイルＣ　Ｇ１</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67870</link><description><![CDATA[
　カレンブラックヒルが勝利した、今年のNHKマイルC(G1)。その口取り式に、ノーザンファーム空港牧場で育成に携わった高見優也厩舎長の姿はなかった。
　「1番人気で臨めるレースですし、いい経験をさせてやればと思い、厩舎の若いスタッフに応援に行ってもらうことにしました。口取り式ではオーナーの計らいで、馬の近くに立たせてもらいましたし、本当にいい経験になりました」(高見厩舎長)
　そのNHKマイルC(G1)を高見厩舎長は止めた車の中の、カーオーディオで見ていた。これは高見厩舎長ならではの験担ぎでもあり、不思議と車の中でレースを見ていると、厩舎育成馬の勝率は良かった。
　「3連勝の内容も良かったですし、今回も人気に応えられるだけのレースを見せて欲しいと思いながらも、G1ということでメンバーが強くなる中で、どういった結果となるのだろうという気持ちはありました。でも、改めてレースを振り返ると、本当に強い内容でした」(高見厩舎長)
　国内の競馬場では最も長い、525.9mの直線コースを誇る東京競馬場。早めに先頭に立った馬は、後続から迫る馬にとって格好の標的となってしまうのだが、スタートから果敢に先手を取ったカレンブラックヒルは、直線に入ると更に後続との差を開いていく。
　「最後の直線で後続との差を開き始めた時には、勝てるのではないかとの思いがだんだんと沸いてきました。それでもあれだけの差を付けるとは思っても見なかったですね」(高見厩舎長)
　昨年の今頃、高見厩舎長の管理するノーザンファーム空港牧場のC－1厩舎は、皐月賞(G1)を制し、そして日本ダービー(G1)でも人気に応えたオルフェーヴルの活躍に沸き返ってきた。それからわずか一年。クラシックではないものの、無傷の4連勝でG1を制したカレンブラックヒルを送り出したことは快挙とも言える。
　「馬の能力があってのことですし、そこまで導いてくれた生産、イヤリングのスタッフ、そして平田先生や厩舎の皆さんの力があってこその結果だと思います。それでも厩舎のスタッフとは毎年、『クラシックに出せるような馬を育てていこう』と話していますし、今年もカレンブラックヒルが仕事の活力となるような成績を残してくれたことを嬉しく思います」(高見厩舎長)
　カレンブラックヒルの勝利は、様々な波及効果ももたらしている。まずはダイワメジャー産駒にとって初めてのG1馬となったこと。そしてセレクトセール出身馬のG1勝利でもあり、今年の「セレクトセール2012」に勢いをつけることともなった。
　一時は日本ダービー(G1)に出走のプランもあったカレンブラックヒルだが、先日、平田調教師からノーザンファームしがらきへの放牧が発表された。高見厩舎長は、「年明けのデビューからここまで4戦を戦ってきた中で、馬体重も減ってきましたし、ちょうどいい休養になるのではないのでしょうか」と秋競馬で再び強いレースを見せてくれることを期待している。
]]></description><pubDate>Sat, 05 May 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>京都新聞杯　Ｇ２</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67948</link><description><![CDATA[
　長らく止まっていた時計が、ほんの少しだけ動いた。95年の宝塚記念(G1)で勝ち馬のダンツシアトルが、京都競馬場の芝2200mで計時した2分10秒2のレコードタイム。以後、17年間も塗り替えられなかった記録を、まだ、競走馬として完成しきっていない3歳馬のトーセンホマレボシが、タイムを0秒2縮めてみせた。ちなみに芝2200mの日本レコードは、04年のセントライト記念(G2)でコスモバルクが記録した2分10秒1だが、トーセンホマレボシはこのレコードも破ったこととなる。
　「ジョッキーもゴール前では手綱を押さえていたように、手応えも違ったのでしょうし、時計以上の強い内容だったと思います」とはノーザンファーム事務局の中尾義信氏。「勝ち上がるまで時間を要しましたが、その中で競馬の流れも掴んできたのでしょうし、何よりも馬自身が成長してきたことが大きいと思います。元々、ノーザンファーム早来牧場で育成されていた頃から期待も大きかった馬だけに、ここに来て血統が秘める能力の高さも発揮できるようになったのでしょう」(中尾氏)
　トーセンホマレボシの血統を紐解くと、まず目に入ってくるのが半兄のトーセンジョーダン(牡6・池江)の名前。このトーセンジョーダンもまた昨年の天皇賞(秋)(G1)で、ウオッカが持っていた東京競馬場芝2000mのレコード1分57秒2と、新潟競馬場でツジノワンダーが記録した芝2000mの日本レコード1分56秒4を上回る、1分56秒1のタイムで優勝。兄弟揃って日本レコードホルダーとなっている。
　「あれだけのレースをした後ですし、何かしらの反動もあるのではと思い、調整先であるノーザンファームしがらきの方とも連絡をしたのですが、何も問題は無いとの報告を受けています」(中尾氏)
　トーセンホマレボシが加わったことで、俄然、層が厚くなった感があるのが、日本ダービー(G1)を目指すノーザンファーム生産馬たち。皐月賞(G1)2着馬のワールドエース(牡3・池江)を筆頭に、毎日杯(G3)の優勝馬ヒストリカル(牡3・音無)、昨年の朝日杯FS(G1)の勝馬で、NHKマイルC(G1)でも2着となったアルフレード(牡3・手塚)など有力馬がひしめき合うが、その中でもトーセンホマレボシには脚質的なアドバンテージがあると中尾氏は見ている。
　「有力馬のほとんどが中段から後方でレースを進めて行く中で、京都新聞杯(G2)のように前で競馬をすることができて、しかもあれだけの脚が使えるようだと、いくら東京競馬場の直線が長くとも、捕らえるのは大変かもしれません。しかも春のG1戦線は前でレースを進めた馬が結果を残していますし、京都新聞杯組もダービー(G1)では好走しているというデータもありますからね」(中尾氏)
　レコードという時計を動かした今のトーセンホマレボシなら、今年のクラシック戦線の流れまでも変えてしまいそうな勢いを感じる。
]]></description><pubDate>Fri, 04 May 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>東海クイーンＣ（ＧＤＪ）</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67943</link><description><![CDATA[
　グランダム・ジャパン3歳シーズンの第5戦は、名古屋競馬場で行われた「東海クイーンカップ(1600ｍ)」。今年からグランダム・ジャパンシリーズへ組み込まれて春先の実施となり、全国交流競走へとリニューアルされた。3歳シーズンも折り返し地点を過ぎて、そろそろポイント争いが気になる頃。チャンピオンを占う意味でも注目の1戦となった。
　エントリーされたのは、若草賞3着のマーメイドジャンプ(笠松・後藤保厩舎)、ル・プランタン賞3着のレコパン(佐賀・矢野久美厩舎)、シリーズ初参戦ながら1月に園田競馬場で行われたクイーンセレクションでメイレディを破っているスズカウインダー(名古屋・川西毅厩舎)など11頭。
　レースは、ハナを主張した3番人気のマーメイドジャンプが先頭で1周目のゴール板前を通過。圧倒的な1番人気のスズカウインダーがこれをマークし、2番人気のレコパンは好位から前をうかがうような展開。途中、スズカウインダーが前との差を詰めようとしたが、マーメイドジャンプの東川騎手は終始楽な手応えでセーフティリードを保ち、スズカウインダーに2馬身の差をつけてそのままゴール板を駆け抜けて優勝。デビュー9戦目にして重賞初制覇を成し遂げた。
　マーメイドジャンプは父プリサイスエンド、母マーメイドウインク(母の父エルコンドルパサー)という血統。浦河町のバンダム牧場で2009年に産声をあげている。
　バンダム牧場は1989年創業。過去にはジャングルポケットが勝った日本ダービー(G1)で3着したのち種牡馬となったダンシングカラー、セントウルステークス(G3)を連覇し長く短距離路線で活躍したゴールデンキャストなどの活躍馬を送り出してきた。現在は10ヘクタールの牧場に繁殖牝馬7頭を抱え、4人のスタッフで生産と1歳秋までの中期育成を行っている。
　同牧場の寺屋マネージャーは、「重賞で2着、3着と惜しい競馬が続いていましたので、勝てて本当に嬉しいです。牧場時代から難しいところのあった馬なんですが、うまく育ててくれた厩舎スタッフやジョッキーに感謝したいですね。気持ちの良い逃げ切り勝ちでした」とマーメイドジャンプの東海クイーンカップ優勝を振り返る。
　「山科オーナーもとても喜んでいます。ポイント制シリーズはおもしろいですね。次のレースでも頑張って、シリーズの上位争いをして欲しいです」と愛馬にエールを送った。
　牧場時代のマーメイドジャンプについては、「母のマーメイドウインクが大きな馬ではないので、マーメイドジャンプ自身も大きくはありませんでしたが、とにかく元気のよい馬でした。キビキビした動きで、瞬発力を感じさせるような馬でしたね」と当時の印象を語る。
　「動きそのものは牧場時代から評価の高い馬でしたが、馬格に恵まれなかったこととダートをこなしそうだったこと、そして早い時期から使い出せそうだという理由で、地方競馬からのデビューとなりました」とデビューに至るまでの経緯を話してくれた。
　「祖母のトコピジャがアルゼンチンの古牝馬チャンピオンというファミリーで、もともと期待が大きかった血統なんです。牧場には限られた数しか繁殖牝馬を置けませんので、2頭の牝馬を生んだあとに母のマーメイドウインクは手離してしまいましたが、マーメイドジャンプが繁殖牝馬として戻ってくる日が楽しみになりました」と寺屋マネージャー。いつの日か生まれ故郷のバンダム牧場で母親になることを夢見て、グランダム・ジャパン3歳チャンピオンの勲章を掴み取ってほしい。
]]></description><pubDate>Mon, 30 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>留守杯日高賞（ＧＤＪ）</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67954</link><description><![CDATA[
　グランダム・ジャパン3歳シーズンの第4戦は、水沢競馬場で行われた「留守杯日高賞(1600ｍ)」。地元岩手の馬6頭に加え、南関東競馬から3頭、笠松競馬からも3頭が遠征し、計12頭によって杯が競われた。1番人気はホッカイドウ競馬出身、園田競馬を経て今春に水沢へ転厩してきたサブリナラッシュ(父ワイルドラッシュ)。2番人気はこちらもホッカイドウ競馬出身で大井競馬へ移籍したDr.コパさんの所有馬ラブミーアゴー(父ロージズインメイ)だったが、優勝したのは川崎競馬から遠征で臨んできた3番人気のミスシナノ(父サウスヴィグラス)。逃げるセントウイナーを道中3番手で終始マークし、直線ではマッチレースに持ち込んでゴール前できっちり1/2馬身競り落とし、見事に重賞初制覇を成し遂げた。
　ミスシナノの生まれ故郷は、北海道新冠町のハクツ牧場。過去にはカブトヤマ記念(G3)、福島記念(G3)、鳴尾記念(G3)と重賞3勝を挙げたウインブレイズ、南関東の重賞・東京記念を制したウエノマルクンなどの活躍馬を生産してきた。現在は繁殖牝馬10頭を抱え、ご主人の村田紀次さん、奥様の万記さん夫婦2人で牧場を切り盛りしている。
　レースはご夫婦そろってインターネット中継で見ていたそうだ。奥様の万記さんは、ミスシナノの応援馬券を購入して声援を送っていたという。「地方のレースといえども、重賞となると勝つのは大変なことですからね。よく勝ってくれました。最後は&ldquo;交わしてくれ！&rdquo;と祈るような気持ちでしたよ」と歓喜の瞬間を思い出す。
　ミスシナノはオーナー探しに苦労した牝馬。せりに上場するも買い手がつかず、幼駒時代は村田さんの頭を悩ませた。「スタイルの良い馬でしたが、せりでは牝馬というだけで過小評価されてしまって。小柄だったことも敬遠された原因なのでしょうけど&hellip;」知り合いの馬主さん、調教師さんに写真を送ってPRに努めた村田さん。それに目をとめてくれたのが、同じサウスヴィグラス産駒のスパロービートで重賞勝ちを決めて間もない川崎の高月賢一調教師だった。なんとか競走馬としての道が拓けたミスシナノは、7月の川崎新馬戦でデビュー。2戦目には初勝利を挙げ、3歳になってからは地元重賞のクラウンCに出走できるまでの成長を見せていた。
　ミスシナノの母メジロカンナは、現役時代に中央で1勝を挙げた繁殖牝馬。これまでに10頭の産駒を誕生させており、5番仔のマアーラウ(牡6歳、父ニューイングランド)は岩手競馬で現役馬として活躍中。ミスシナノの全兄に当たる7番仔のコスモケンジ(牡4歳、父サウスヴィグラス)も、中央のダートで3勝して準オープンまでクラスを上げている。
　「母馬はメジロ牧場から購入した繁殖牝馬で、父メジロライアンに似た雄大さが長所です。サウスヴィグラスを配合して産まれてきた6番仔の出来が素晴らしく、買い手もすぐに決まりましてね。それからは毎年サウスヴィグラスを交配しています」と村田さんは種牡馬サウスヴィグラスを高く評価する。数年前から始めた昼夜放牧の効果もあって、ミスシナノの全弟も丈夫な馬に育っているそうだ。
　「生産馬が勝つ喜びは自分たちだけが得られる特別なものですし、今回の勝利も本当に嬉しいです。これからも無事に走ってきて欲しいですね」と愛馬の走りを温かく見守る村田さん。「牝馬やダート馬を生産しても夢が持てるように、グランダム・ジャパンの活性化を期待しています。シリーズが定着してくれば、せりでの牝馬の評価も変わってくるでしょう」と生産者としての願いを込める。ミスシナノには、なかなか買い手がつかなかった牝馬が頂点へと上り詰めるシンデレラストーリーを完成させ、馬産地に元気を与える存在となってほしい。
]]></description><pubDate>Sun, 29 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>天皇賞（春）　Ｇ１</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67766</link><description><![CDATA[
　145回を数える伝統の一戦、天皇賞(春)(G1)は、人気馬たちが後方で牽制し合うなか、好スタートから自分のペースを貫いたビートブラックが後続に4馬身差をつけ快勝。重賞初勝利がG1制覇となり、大きな勲章を手に入れた。
　本馬を生産したのは新冠町の(株)ノースヒルズ。アーネストリーやトランセンドといったG1馬を送り出している同牧場に新しいヒーローが誕生した。
　レース当日、牧場スタッフ、育成部門を担当する大山ヒルズのスタッフと10人ほどの応援団で現地へ駆けつけたという福田洋志マネージャーは「馬はよい状態だと聞いていましたし、重馬場が苦手なので晴れてくれて良かったな、とは思っていましたが、人気が人気(14番人気)だったので良いレースを見せてくれればいいな、くらいの気持ちでした」
　しかし、蓋を開けてみれば4馬身差の圧勝。「05年に天皇賞(秋)(G1)を制したヘヴンリーロマンスに続く2度目の盾。本当に光栄です」と満面の笑みを浮かべた。
　ビートブラックの父、ミスキャストも同じ勝負服で走ったノースヒルズマネジメント所有馬であり、母アラームコールも同様。そんな両親の結晶である本馬の活躍に喜びもひとしおだ。
　「ミスキャストはG1馬ノースフライトの産駒ということで期待は大きかったです。重賞は2着が最高でしたが、クラシックレースに出走するなど活躍してくれました。種牡馬になるにあたって牧場からもバックアップしようとJRAで5勝を挙げたアラームコールを配合しました」。初年度は21頭に種付けをおこなったミスキャスト。12頭が競走馬として登録され、その中の1頭がビートブラックだった。
　牧場時代の本馬については「5月の遅生まれですが他の馬より遅れていたわけでもなく、1歳秋、初期調教を終え大山ヒルズに移動するときにはすでに470～80キロくらいありました。アクシデントもなく、順調に送り出したことを覚えています」と振り返った。
　決して目立つタイプではなかったビートブラックが、使われながら力を付け、堅実に勝ち星を積み重ねた結果が今回の大金星に結びついた。
　牧場事務所に掲げられた「チャレンジングスピリット」という前田幸治オーナーの言葉。チャレンジしなければチャンスはない。常に挑戦し続けること、少しでも上の舞台に立つことの大切さは牧場スタッフ全員の胸に刻み込まれている。当然、この精神の元で生まれ育ったビートブラックの挑戦はこれで終わりではない。G1を勝ったことで選択肢は広がり、更なる高みを目指している。
]]></description><pubDate>Sat, 28 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>青葉賞　Ｇ２</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67761</link><description><![CDATA[
　「東京の鬼」とは少々気の早い表現か。しかし、これで全3勝を東京競馬場であげたフェノーメノは、初重賞制覇となった青葉賞(G2)でも、長い直線で最速の上がりタイムとなる3ハロン34秒1の末脚を使い、2着に2馬身半差の完勝を遂げて見せた。
　「前走の弥生賞(G2)、そしてホープフルSと中山コースが苦手な印象こそありますが、2つのレースとも不利があったりするなど、思うような競馬ができなかったことが敗因にあるかと思います。それでも弥生賞(G2)は着順ほど負けてはいませんでしたし、好成績を残している東京コースならばとの期待を持ってレースを見ていました」とは追分ファーム事務局の伊関太郎さん。そのフェノーメノの母であるディラローシェだが、近親には香港の年度代表馬インディジェナスの名前もある、牧場期待の繁殖牝馬だったという。
　「ただ、これまでの産駒は大型馬が多く、父から軽さを出せればと思って配合したのがステイゴールドでした。しかし、フェノーメノは現時点で500㎏に迫る馬体と、小さく出ると言われる父の産駒にしては大柄な馬となりましたが(笑)」(伊関さん)
　この馬体を有しているからこそ、トップスピードに達した時の爆発力が違っているのかもしれない。ダービー(G1)の同条件となる青葉賞(G2)。ゴール前での叩き合いも制するなど、フェノーメノはコース適性の高さに加えて、勝負根性も証明してみせた。
　「併せる形となったときにはもたつきも見られましたが、抜け出してからの脚色が他の馬と違っていたので、その後は安心してレースを見守っていました」(伊関さん)
　それにしても今年も皐月賞馬を輩出するなど、世代を経ても衰えを知らないステイゴールドの産駒。フェノーメノの青葉賞(G2)勝利で2年連続での産駒によるダービー(G1)制覇もかなり現実を帯びてきた。今年も既に多くの繁殖牝馬が配合に訪れているが、繁殖牝馬の質も年々高くなっており、毎年のようにダービー(G1)有力馬を送り出す可能性も高い。
　「やはりダービー(G1)に出走できる18頭のゲートに入れたことは、生産牧場に勤めるスタッフとしても光栄なことです。皐月賞(G1)出走馬を始め強いメンバーは揃っていると思いますが、自分のレースを見せてくれて、その結果が最良となることを期待しています」(伊関さん)
　ちなみに殊勲の母ディラローシェは、この春、ディープインパクトを父に持つ牝馬を出産。兄弟と同様に見栄えのする馬体をしているというが、数週間後、ダービーウイナーの妹となっているのかもしれない。
]]></description><pubDate>Fri, 27 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>マイラーズＣ　Ｇ２</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67714</link><description><![CDATA[
　グランプリボス、エイシンアポロン、リアルインパクトといったマイルG1馬3頭を含む豪華メンバーが揃った第43回読売マイラーズC(G2)は、3番人気のシルポートがハナを奪い、昨年のリプレイを見ているかのような逃げ切り勝ちで連覇を達成した。
　シルポートは2011年京都金杯(G3)、同年マイラーズC(G2)につづき重賞3勝目。
　生産した新ひだか町のタイヘイ牧場は、キングストリートと2頭出しで臨んだこのレース。ゼネラルマネージャーの八尾圭樹さんは「厩舎の休憩室でスタッフみんなとテレビ観戦でした。十分な手応えを持ったまま4角をまわったときにはこれは勝てる！と確信、あとは無我夢中で声援を送りましたよ。キングストリートは残念(9着)でしたが、56キロの斤量で走れたこと、楽にハナを奪えたこと、小牧騎手に戻ったこと、どれが欠けても勝てなかったはず。今回は本当に幸運が重なった結果ですね」と声を弾ませる。
　シルポートの母、スペランツァはもうこの世にいないが、牝系からは阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)3着、桜花賞(G1)4着馬のサウンドオブハートを送り出すなど活気溢れる血統だ。
　牧場時代のシルポートの印象を八尾さんに伺うと「いかにも丈夫そうな、バランスの取れた形の良い馬でした。この牝系は種牡馬の長所を引き出す傾向にあり、見た目はバラバラですが、背中から腰にかけて少し長めのラインやピリッと一本筋の通った気性は共通したものがあります。もっと産駒が見たかったという気持ちもありますが、近親は牧場に戻り血は広がっているので大切に守っていきます」と牧場を支える血脈の一翼を担ったスペランツァに敬意を表した。
　「昨年マイラーズC(G2)を勝ったあとは勝ち星に恵まれず、不振に陥ってしまいましたが同じレースで見事に復活。本当に頭が下がる思いです。G1になればマークもきつくなるだろうし、今でも十分楽しませてもらっているからね。これからも丈夫に息の長い活躍を、シルポートらしい走りを見せてくれることを願っています」とエールを送った。
]]></description><pubDate>Sat, 21 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>フローラＳ　Ｇ２</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67866</link><description><![CDATA[
　オークストライアル・フローラS(G2)はミッドサマーフェアが直線楽に抜け出して完勝。1番人気に応える堂々たる勝利で、樫の女王に向けて大きく可能性を広げた。
　本馬の生産は日高町のダーレー・ジャパン・ファーム。一昨年のNHKマイルC(G1)をダノンシャンティで制した以来の重賞勝ちに牧場は沸いている。昨年はデボネアが牡馬クラシックをにぎわせたが、今年の3歳世代もアルキメデス、エクセルシオール、キズマ、サドンストーム、スノードン、フリートストリートなどOP馬を量産している。
　同牧場繁殖主任の福原博さんにレースの感想を伺うと、「強い内容でしたね。もともと期待を集めていた馬でしたが、ついに重賞を勝ってくれて本当に嬉しく思っています。と、胸の高鳴りを伝えてくれた。
　本馬は英国産の母ストロベリーフェアの4番仔として誕生した。祖母にBCジュヴェナイルフィリーズ(G1)、フリゼットS(G1)を制したストームソングがいる良血で、牝系からはJRA勝馬を複数送り出している。牧場時代の本馬については、「従順で扱いやすく、手のかからない馬でした。どちらかと言うと母馬似でしたね。」と、福原さん。離乳後から携わった育成主任の三宅公彦さんは、「脚が長く、品のある馬でしたね。同世代の中でも目につく好馬体で、すこぶる順調に育ちました。」と、当時を振り返る。管理する小島太調教師も早くからこの馬の素質を評価していたという。
　2歳には本馬の半弟にあたる父キングヘイローの仔が、当歳には半妹にあたる父コマンズの仔が生まれている。母ストロベリーフェアは今年アドマイヤムーンを種付けし、無事に受胎。母馬について福原さんは、「仔出しは良く、子育てはしっかりしています。人に悪さをすることはありませんし、賢い馬ですね。」と、優秀さを語る。国内に数少ないBC優勝馬の血を受け継ぐ繁殖牝馬として、今後も逸材を送り出していきそうだ。
　昨年の2歳女王の戦線離脱と、桜花賞(G1)上位組が僅差のゴールだったことから、抜けた馬がいないオークス(G1)は新興勢力の台頭も十分あり得る。「次走に向けて楽しみが膨らみますね。大きなタイトルを獲って、将来は故郷に帰ってきて欲しいです。」と、期待と愛情を向ける福原さん。手がけた競走馬の飛躍は何よりの励み。彼女の未来が幸せで輝けるように、まずはその願いは5月20日、一生一度のひのき舞台へと注がれる。
]]></description><pubDate>Sat, 21 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>福島牝馬Ｓ　Ｇ３</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67775</link><description><![CDATA[
　東日本大震災の影響で中止していた福島競馬がいよいよ再開。震災後はじめての重賞レースとなる福島牝馬S(G3)は、1番人気に推されたオールザットジャズが、直線軽やかに抜け出し、04年オースミコスモの記録を0秒5短縮するレースレコード(1分46秒1)をマークして重賞初制覇を飾った。
　本馬を生産したのは新ひだか町のフジワラファーム。1975年の菊花賞馬コクサイプリンス、2000年のフェブラリーS(G1)を制したウイングアロー、2007年全日本2歳優駿(Jpn1)勝ち馬イイデケンシンなど、コンスタントに重賞級の活躍馬を送り出している老舗牧場だ。
　繁殖スタッフの永井立夫さんは、他のスタッフと共に忙しい厩舎作業の手を休め、厩舎のテレビで観戦した。
　「条件戦を連勝して、前走中山牝馬S(G3)でも2着と安定した成績を残してましたからね。人気もあったし期待しない理由がありませんでしたよ。抜群の手応えで直線を向いたときにはもう勝った！やった！とみんなで大騒ぎでした」と歓喜の瞬間を振り返った。牧場にとって5年振りとなる重賞制覇。その日は美酒に酔いしれたという。
　母ダイヤモンドピサは、放牧地で6番仔となる父クロフネの牡馬と一緒に草を食んでいた。2月生まれの当歳は母親の側にピッタリと寄り添い、かなりの甘えん坊のよう。「毎年しっかりした子供を産んでいて、デビューした産駒は1勝以上している優秀なお母さんです。子出しも良く、性格も良く全く手がかからない。こんな楽な繁殖はちょっと珍しいくらいですよ」と普段一番近くにいるスタッフからも高い評価を得ている。
　そんな母の2番仔として誕生したオールザットジャズも、当歳時から注目を集めていたそうで「気が強くて同い年の牡馬を引き連れて歩いてるような女ボスでした。離乳して育成に移ってからもどんどん良くなって、牝馬の1番馬だと絶賛されていたんです。だから、今回重賞を勝ってみんなあの馬ならやってくれると思った、という感想なんですよ」と永井さんは目を細めた。
　素質馬がその素質を開花させた。次走はヴィクトリアマイル(G1)。相手は強豪揃いだが、自分よりも大きい相手に臆することなく立ち向かって行った当歳時の姿が永井さんの記憶の中でオーバーラップする。
　「G1制覇はウイングアロー以来12年振りで、悲願でもあります。デビューから1年でここまで駆け上がってくれた。オールザットジャズならきっと叶えてくれるでしょう」と熱いエールを送った。
]]></description><pubDate>Fri, 20 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>皐月賞　Ｇ１</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67583</link><description><![CDATA[
　牡馬3冠の初戦、皐月賞(G1)は、昨年の3冠馬オルフェーヴルと同じ配合から生まれたゴールドシップがポッカリと空いたインコースを突き抜けて優勝。生産者の出口牧場と馬主の小林英一氏、そして須貝尚介調教師に初のG1タイトルを贈った。
　同馬を生産した出口牧場は過去、アルゼンチン共和国杯(G2)を勝ったレジェンドテイオー（天皇賞(秋)(G1)2着）や88年京成杯(G3)2着、共同通信杯(G3)2着のモガミファニー、00年ダイヤモンドS(G3)2着のジョーヤマトなどを生産している。
　「前日に種付けがありましたし、出産の近い馬もいましたので、競馬場への応援は日帰りでした。私たちのような牧場ではこの舞台に立てたことが嬉しかったです」と出口俊一社長。スタートして、1周目のスタンド前を最後方で通過するゴールドシップを確認したときは｢正直言ってビックリした」そうだ。「ジョッキーの判断だったと思いますが、前哨戦とは違う乗り方でしたからね。向こう正面でインコースをあがっていったのは確認できましたが、3～4角では一瞬ですが馬を見失ってしまいました。それでも4角を回ってからは声が出ましたね。最高の結果で嬉しい限りです。オーナーと厩舎関係者、ジョッキー、そしてこの馬に携わったすべての人に感謝したい」と声を弾ませた。
　そんな愛馬優勝の余韻に浸る間もなく帰路についた出口社長を迎えたのは、それまで見たこともないほどの花と祝い酒、そして出口さんの帰りを待っていた仲間たちだった。「たくさんの人たちが、馬を応援してくれた。その気持ちが嬉しかった」と感激を新たにした。
　ゴールドシップの母馬ポイントフラッグは二人三脚で頑張っている出口さんの実弟、悟さんの牧場で生まれている。2001年のチューリップ賞(G3)2着と桜花賞戦線で活躍したあと出口牧場で繁殖牝馬になった。「母親自身も大きな馬なんですが、子供も大きく出す傾向が強いんです」。いろいろ工夫するなかで選ばれたのが馬格の小さなステイゴールドだった。「今でこそ&ldquo;黄金配合&rdquo;なんていわれていますが、配合するときはオルフェーヴルの活躍は予想できません」と笑った。牧場時代は「やっぱり大きかったですね。よい意味で目立つ馬でしたよ」と、当時を振り返る。
　現在、母のポイントフラッグはステイゴールドの仔を受胎している。出産予定日はダービーの8日前となる5月19日。2歳にはフジキセキの牝馬がいて、ゴールドシップと同じ浦河町の吉澤ステーブルで育成中。1歳は「こちらの方がステイゴールドに似ているかもしれない」という全弟だ。「例年、出産が予定日よりも少し遅れる傾向がある母親なんです。ダービーはもちろん応援に行きたいですが、生まれてくる子も大切です。正直、今の段階では（行けるかどうか）わかりません」と家族労働ならではの悩みを見せた。今年の配合についても「出産したあとの繁殖牝馬の状態をみないとわかりません」と慎重な姿勢を見せている。「とにかく、無事に生まれてくれること。そして無事に育って、無事に競馬場でデビューしてくれること」と生産者ならではの言葉で期待を口にした。
　そして、「この勝利が苦楽をともにした生産者仲間を励まし、ひとりでも多くの馬主さんが日高に目を向けてくれるきっかけになるのなら、嬉しいです」。とインタビューを締めくくった。
]]></description><pubDate>Sat, 14 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>アンタレスＳ　Ｇ３</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67573</link><description><![CDATA[
　昨年のマーキュリーC(G3)以来の重賞制覇。そしてこのアンタレスS(G3)は昨年に続く連覇。ゴルトブリッツが再び砂の頂点に向けて歩み始めた。
　「前走が強い勝ち方だったので、このアンタレスS(G3)も期待をしながら見守っていたのですが、第3コーナーを過ぎた辺りで手応えが悪くなったときには、どうしたのだろうと心配にもなりました」とはノーザンファーム早来牧場の横手裕二厩舎長。その心配も何のその、最後の直線でゴルドブリッツは他馬を突き放して見せたのだが、レース内容が気になった横手厩舎長は、その後、レース映像を何度か見返して、そしてある事実に気がついた。
　「レース映像とラップを見ていたら、ちょうどゴルトブリッツの手応えが悪くなった辺りでラップが上がり、そして後続から馬がまくってきていたのです。あそこで一気に速い流れになったからこそ、見た目には置いて行かれたように見えたのでしょうし、改めてオープンと重賞の流れの違いに気づかされました」(横手厩舎長)
　その濁流のような激しい流れの中でも自分を見失わず、しかも勝利を収めたゴルトブリッツはやはり、役者が違ったということなのだろう。このレースの後は、昨年、同じローテーションで臨んだものの、5着に敗れた東海S(G2)への出走が予定されている。
　「大きな夢をかけたくなる馬ですが、今回、G3を勝てたのですから、次はG2を勝利してもらいたいです」(横手厩舎長)
　それでも横手厩舎長は、ゴルトブリッツの能力を低く見積もっているわけではない。中央では勝利をあげることが出来ずに、ホッカイドウ競馬に移籍したときは、認定厩舎の資格を有していた横手厩舎で再起を図った馬。だからこそ、更なる成長力も感じ取っているのだ。
　「遅咲きの活躍となっているだけに、まだ十分に強くなる余地は残されていると思います。ホッカイドウ競馬から中央競馬に戻ってきた時にも、多くの会員の方から再び応援していただけた馬ですし、その応援に応えるためにもまだまだ頑張ってもらいたいです」(横手厩舎長)
]]></description><pubDate>Fri, 13 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
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<title>ル・プランタン賞（ＧＤＪ）</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67857</link><description><![CDATA[
　「グランダム・ジャパン」3歳シーズンの第3戦は、佐賀競馬場で行われた「ル・プランタン賞」。&ldquo;ル・プランタン&rdquo;とはフランス語で&ldquo;春&rdquo;を意味し、2003年に創設された当初から佐賀競馬場で春先に実施されている3歳牝馬の重賞競走。2010年より地方競馬全国交流競走となり、「グランダム・ジャパン」シリーズに組み込まれた。
　今年の「ル・プランタン賞」当日はあいにくの雨模様だったが、前走の「若草賞(福山)」で惜しくもクビ差の2着に敗れた兵庫からの遠征馬メイレディが、好スタートから先頭にたって後続を突き放し、4馬身差の圧勝劇で1.7倍の圧倒的な人気に応え優勝。昨年10月の未来優駿シリーズ「兵庫若駒賞(園田)」以来となる重賞制覇で、「グランダム・ジャパン」3歳シーズンの暫定トップに躍り出た。
　メイレディを生産したのは、北海道浦河町の小池博幸さん。浦河町で祖父の熊太郎さん、父の勝義さんと3世代続く生産者だ。半世紀以上となる馬産の歴史の中で、オンワードボルガ(85年JRA最優秀障害馬)、アサカツービート(87年天皇賞(秋)(G1)3着)、ミッキーベル(04年ダイヤモンドS(G3)2着)、クリノロイヤル(87年京浜盃)、ダンシングスキー(05年九州ダービー栄城賞)などを生産してきた。現在は約10ヘクタールの土地に繁殖牝馬3頭を抱え、家族だけで切り盛りしている小さな牧場だ。
　メイレディは&ldquo;華麗なる一族&rdquo;といわれた名門ファミリーの出身馬。3代母のハギノトップレディは80年の桜花賞馬。その母イットーも73年の最優秀3歳牝馬、75年の最優秀5歳以上牝馬に選出された名牝で、一族には&ldquo;黄金の馬&rdquo;ともいわれたハギノカムイオーもいる。
　「メイレディの母ゴッドエンジェルを、お世話になっている牧場から譲り受けたのがきっかけです。この牝系は、浦河町というよりも日本を代表するファミリーなので、誰もが欲しがる血統だと思います。さらに、ゴッドエンジェルの父は奇跡の名馬ラムタラで、ずっと欲しかった血統なので二つ返事で迎え入れました。過去に自分でもラムタラを配合したことがあったのですが、その仔は残念ながら流産してしまっていたんですよ」と小池さん。
　その母にジェニュインを配合した理由については、「ダートもこなせるスピードのある種牡馬、シャープな体型を頭に入れて選びました」と話す。生まれた頃のメイレディについては、「大きな馬でした。当歳のうちは牡馬と牝馬を一緒の放牧地に放すのですが、そこではオトコ馬相手に威張るような、そんな馬でしたよ」と牧場時代を振りかえった。なかなか行き先が決まらずにいたところ、縁あって今の馬主さんとめぐり合ったそうだ。
　「ル・プランタン賞の時間はちょうど獣医師さんが来場していて往診を受けていましたので、リアルタイムでレースは見られなかったんです。結果はメールで知らされました。あとでレース映像を見たのですが、勝ったのが分かっていたので安心して見られました(笑)」と笑う。
　「牝馬の価値を高めようというグランダム・ジャパンシリーズは、牧場にとって嬉しい企画です。メイレディはまだ3歳になったばかりですし、無事に長く走って、シリーズ全体を盛りあげていって欲しいですね」と愛馬にエールを送る。
　「馬に頑張る力をもらっています。私たちは家族だけで営む牧場ですから時間的な制約はありますが、たまには競馬場へも応援に行きたいと思います。生産者としては無事に走ってくれることが一番ですが、応援してくださる人たちのためにも頑張って欲しいですね」と小池さん。浦河の小さな牧場で育まれた名門ファミリーの血が、「グランダム・ジャパン」シリーズで大きく花開こうとしている。
]]></description><pubDate>Thu, 12 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>桜花賞　Ｇ１</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67527</link><description><![CDATA[
　桜花賞当日、ノーザンファーム空港牧場で育成を手がけた伊藤賢厩舎長は、阪神競馬場に出向いて、ジェンティルドンナのことを応援していた。
　「最初、馬体重が表示されていたときには、マイナス体重だったことに心配もしたのですが、パドックでの姿は決して細くは映りませんでした」(伊藤厩舎長)
　桜花賞(G1)の前に使ったチューリップ賞(G3)では、熱発明けだったこともあり、体調も万全ではなく4着に敗れているも、この日、パドックを歩くジェンティルドンナはその時の姿よりも状態が上向きであるようにも見えた。
　「元々牧場にいた頃から、桜花賞(G1)よりオークス(G1)の頃に良くなって来る馬なのではと思っていました。なのでシンザン記念(G3)の勝利は驚きでしたし、この桜花賞(G1)という舞台でこれだけの高い支持を受けて出走できていることは嬉しく思っていました」(伊藤厩舎長)
　伊藤厩舎長にはジェンティルドンナに対して、もう一つ嬉しい誤算があった。折り合いも付き、自分のペースを守って走れる馬だっただけに、距離は長い方がいいと思っていたジェンティルドンナが、シンザン記念(G3)のレースにも証明されたように、マイルでも能力の高さを示せたことだった。
　ゲートが開くと、ジェンティルドンナは中段よりやや後方を進んでいく。その様子を関係者の席から見ていた伊藤厩舎長には、ジェンティルドンナのいる位置取りが能力を引き出すのに最も適したポジションに見えたし、上手く流れにも乗っているなと思えた。
　第4コーナーでするするとジェンティルドンナがポジションをあげていく。最後の直線に入ると、抜群の手応えで先頭に躍り出る。しかし、同じノーザンファーム生産馬のヴィルシーナも長くいい脚を使って食い下がる。だが、リードを保ったまま、ジェンティルドンナは先頭でゴール板を駆け抜けた。
　「残り1ハロンは興奮して叫びながら見ていました。でも、改めて思うと、ただ勝つだけでなく、後ろから行って、直線でも粘り込んだことからしても、次に繋がるレースを見せてくれたのではと思います」(伊藤厩舎長)
　その伊藤厩舎長の話す「次」のレースとは、勿論、オークス(G1)。育成厩舎にいた頃から目標としていたレースでもある。「桜花賞(G1)に出走していたメンバーも強いと思いますが、ジェンティルドンナ自身も成長していますし、順調ならば結果は付いてくると思います。先日、ノーザンファームしがらきに移動したという連絡も受けたのですが、ダメージもなく飼い葉ももりもり食べているとのことで、オークス(G1)もいい状態で臨めそうです」(伊藤厩舎長)
　オークス(G1)も応援に行きたいと笑顔で話す伊藤厩舎長。いわば恩師の前で、ジェンティルドンナが二冠を制する可能性は限りなく高いと言えそうだ。
]]></description><pubDate>Sat, 07 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>ＮｚＴ　Ｇ２</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67589</link><description><![CDATA[
　デビューからの3連勝で重賞初制覇。3歳短距離戦線の新星となった感があるのがカレンブラックヒルだ。「追い切りも動いていましたし、いつも通りにいいスタートを切られれば、結果を残せるのではないかと思っていました」とはノーザンファーム空港牧場の高見優也厩舎長。その高見さんの元で鍛えられたカレンブラックヒルであるが、乗り始めから評価の高い馬だったと話す。
　「目立ったトラブルもなく、順調に調教をクリアしてくれました。手応えが良くて押さえるのが大変な馬ではありましたが、乗り役を選ばない素直さも持っていましたし、無事に厩舎へと送り出せたときには、上のクラスにいける馬になってくれるとの期待もありました」(高見さん)
　その期待が確信となったのは、強い内容だった今年1月に京都競馬場で行われたメイクデビュー。インコースから先手を奪うと、重馬場もなんのその、最後まで力強く伸びて、2着馬には3馬身差をつけた。続くこぶし賞は2番手からセンス良く抜け出すと、後続を振り切っての連勝。逃げてもよし、番手でもよしというセンスの良さも見せつけた。
　「メイクデビュー、こぶし賞と、内容のある競馬で勝ってくれたのは嬉しかったです。このニュージーランドT(G2)ではメンバーこそ揃いましたが、ファンの皆さんからの高い支持に応えてくれると思いながら応援していました」(高見厩舎長)
　メイクデビューと同じように内枠からの発走となった今回も、こぶし賞と同様に先行したカレンブラックヒルは、折り合いをつけながらゴールへと向かっていく。その脚色は最後まで鈍ることなく、最後の一ハロンで先頭に立つとそのままゴールまで押し切って見せた。
　実はこのニュージーランドT(G2)には、高見さんの厩舎で鍛えられたジャスタウェイ(牡3・須貝)も出走予定だったが、感冒の為に出走を回避。同じ育成厩舎出身の僚馬2頭の激突は、NHKマイルカップ(G1)という最高の舞台となった。
　「牧場の頃は集団調教で併せていたこともありますし、2頭共に能力の高い馬だっただけに、どんなレースを見せてくれるのか楽しみです」(高見厩舎長)
　そのNHKマイルカップ(G1)だが、高見さんは厩舎の若いスタッフを東京競馬場に応援に行かせるつもりだ。
　「カレンブラックヒルもジャスタウェイも、そのスタッフたちが乗っていただけでなく、手もかけていてくれましたし、自分が手がけた馬がG1という最高の舞台に出走することは、今後の仕事の励みにもなるはずです」(高見厩舎長)
　そんな高見厩舎長自身も、自らが手がけた馬を競馬場へと応援に行き、そこで得た高いモチベーションを仕事へと生かしてきた。きっとNHKマイルカップ(G1)では、より馬のためにいい仕事をしたいとの思いを、厩舎スタッフは感じるに違いない。
]]></description><pubDate>Fri, 06 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>阪神牝馬Ｓ　Ｇ２</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67574</link><description><![CDATA[
　条件馬が重賞競走に出走。ハンデ戦ならまま見られることもあるが、今回、クィーンズバーンが出走したのは別定戦の阪神牝馬S(G2)。しかもG1ウイナーも出走と、掲示板に乗ることさえ難しいように思えた。
　「出走メンバーを見たときには、正直、勝ちきるまでは難しいのではないかと思いました。ただ、逃げられるとしぶとさを見せるので、上手く展開が向けば掲示板、良ければ3着ぐらいはあるのではと思いながらレースを見ていたのですが&hellip;」とノーザンファーム早来牧場の岡真治厩舎長。思い描いた通りのレース展開となり、そのままゴール板まで押し切った時には驚きました、とも笑顔で話してくれる。
　イヤリングから岡厩舎に移ってきたばかりのクィーンズバーンは、決して目立った馬ではなく、どこかトモが寂しげにも見えた。
　「それでも調教を続けていくうちに、トモにも張りが出てきて動きも良くなってきました。成長力のある馬とはその頃から感じていましたし、古馬となってから更に良くなるのではとも思っていました」(岡厩舎長)
　当時、岡厩舎長はクィーンズバーンに対してもう一つ想像していた未来像がある。それは芝の中距離が合っていそうな走りをしているということ。それでも兄弟には名古屋グランプリ(G2)の勝ち馬ワイルドソルジャーや、ダート重賞の常連として活躍を続けるダノンカモン(牡6・池江)など、血統的にはダート色が強かった。実際、クィーンズバーン自身も、デビュー戦となったメイクデビュー京都では、ダート1400mの舞台で圧勝を果たしている。
　「ただ、ダートでは頭打ちになって、芝での路線変更を図っていた時期に、牧場へと調整に出されました。その時、牧場で乗り込みを続けていたのですが、最初に芝のレースを使った後、馬がもう一段階成長したような印象を受けました」(岡厩舎長)
　競走馬として成長を遂げたクィーンズバーンにとって、この芝変わりは、まさに水を得た魚となったのだろう。着実にクラスを上げていっただけでなく、ついには重賞制覇。今後は更なる大きなタイトルへの期待もかかる。
　「まだまだ成長してくれそうな印象もありますし、その過程の中で重賞制覇を果たせたことは嬉しいです。今後、どんなレースを見せてくれるのか楽しみも広がります」(岡厩舎長)
]]></description><pubDate>Fri, 06 Apr 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>ダービー卿ＣｈＴ　Ｇ３</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67356</link><description><![CDATA[
　安田記念(G1)を目指す一流マイラーが集う第44回ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)は、トップハンデを背負って3番人気のガルボがゴール前で先頭に立ち、そのまま後続の追撃をしのぎきって優勝。10年1月のシンザン記念(G3)、今年2月の東京新聞杯(G3)に続いて重賞3勝目を記録した。
　同馬を生産した高村伸一牧場は馬産地日高を東西で結ぶJR日高本線の最終駅「様似」町に位置する。先代の秀司さんが70年頃に繁殖牝馬2頭で馬産をスタートさせたのが最初だった。現在は高村伸一さん、洋子さんの夫妻を中心に3人の従業員で7頭の繁殖牝馬をけい養している。同牧場の生産馬インターグシケンは78年の菊花賞をレコード勝ちして様似町に初めてクラシック優勝をもたらし、その後も94年の京都新聞杯(G2)でナリタブライアンを破ったスターマンや08年にニュージーランドトロフィー(Jpn2)を勝ったのサトノプログレスなどを送り出している。
　同牧場の高村洋子さんは軽種馬生産者であると同時に様似町の町議会議員や北海道の女性農業者ネットワーク「きたひとネット」、日高地方で働く女性を支援する「日高女性ネットワーク」、あるいは様似町ロータリークラブなどで代表を兼務する多忙な日々を送っている。「当日は公務でレースを観戦することはできませんでしたが、VTRを見ると成長を感じますし、多くの人が強くなっていると褒めてくれました。たくさんの人たちにそういう気持ちを与えられるような馬になってくれたことが嬉しいです」と喜びを表現した。
　というのも過去2度にわたって紹介しているようにガルボは2008年の北海道市場オータムセール1歳市場で声がかからなかった馬だ。「5月生まれでしたから、早く産まれた同世代の馬たちと比べると小さかったのは事実ですが、馬体のバランスが良く自信をもって上場させた馬でした」。08年といえばマンハッタンカフェが3世代目をデビューさせた年だ。活躍馬を確実に送り出すことでランキングを押し上げていた。にもかかわらず「オータムセールだから」という理由で、その翌年にはチャンピオンサイアーとなる馬の産駒は嫌われた。「悔しかったです」。
　デビューはそれから1年も経たない2歳夏。秋に勝ち上がって朝日杯フューチュリティS(Jpn1)4着。そしてシンザン記念(G3)に優勝した。その後は勝ちきれないレースを続けたが、夜間放牧で鍛えられた持ち前の丈夫さを武器にキャリアを重ねて5歳に重賞2勝。いまでは押しも押されぬトップマイラーに成長した。
　ひとつだけ残念なことはガルボがその母ヤマトダマシイにとって最後の産駒となったことだ。「小柄な馬でしたが、オーナーブリーディングホースとして岩手競馬で活躍してくれた馬です。多くの産駒を取ることはできませんでしたが、感謝しています」。
　「馬主さんも調教師の先生も期待してくれている馬です。そういう期待に応えてくれたことが嬉しいですし、私たちもガルボに勇気をもらったような気分です。これからも丈夫に長く活躍して欲しいです」と喜びをともにしている。
]]></description><pubDate>Sat, 31 Mar 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>産経大阪杯　Ｇ２</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67576</link><description><![CDATA[
　上半期G1をにらんで毎年有力馬が激突するハイレベルのG2戦、産経大阪杯(G2)は4歳馬ショウナンマイティが目の覚める末脚で突き抜け、嬉しい重賞初制覇を飾った。
　ショウナンマイティの生産は新ひだか町静内の矢野牧場。大正2年創業の歴史ある牧場で、過去には2002年の桜花賞(G1)優勝馬アローキャリーを生産し、近年もアンシェルブルー、ダノンパッション、ミッキーペトラといった重賞好走馬を送り出している。現在、繁殖牝馬は21頭。スタッフ4名が働いている。
　「直線に向いても馬がテレビに映らず不安がよぎりましたが、ゴール前で飛んできた時は声が出ましたね。早くから能力を買われていた馬でしたが、幼かった気性が大人になり、本領発揮してきました。牧場としては桜花賞以来の重賞勝ちです。アローキャリーから10年以内には何としても重賞馬を出したかったので、目標を達成できてホッとしています。」と、重賞Vを振り返るのは同牧場専務の矢野亨憲さん。本馬はこれまで重賞で惜しいレースが続いていたが、並いる強豪を一気に抜き去ったゴールは格別の瞬間だったに違いない。
　本馬は2009年のHBAセレクションセール・1歳の取引馬。1,260万円で落札され、現オーナーと縁を結んだ。牧場時代について矢野さんは、「脚が長くて柔らかい馬でしたね。当歳から大きく、父マンハッタンカフェの特長がよく出ていました。とにかくやんちゃで&hellip;心労が絶えなかったです。」と、当時を振り返る。わんぱくな性格を考慮しながら、1歳夏までを同牧場で順調に育てられた。
　母ラグジャリーは2004年の米国キーンランド・ノベンバーセールで同牧場が購入した繁殖牝馬。矢野さんは、「名種牡馬ストームキャットの肌というのも魅力でしたし、愛ダービー馬バランシーンをはじめ、欧州の重賞馬が出ている母系の優秀さも決め手になりました。」と、導入の経緯を伝える。現在、同牧場には母ラグジャリーの仔が2頭、父シンボリクリスエスの1歳牡馬と、今年4月3日に生まれたばかりの父マンハッタンカフェの牡馬がいる。矢野さんは、「1歳は均整のとれた、幅のある体つきです。当歳は脚が長くて、ショウナンマイティに似ています。」と、紹介。母ラグジャリーの小柄な体型をふまえて、配合相手には馬格のある種牡馬を選んでおり、今年は新種牡馬ヴィクトワールピサを種付けするとのお話。
　待望の重賞タイトルを獲得し、通算成績12戦4勝とした本馬。現役屈指のキレ味に磨きをかけ、次はどんなライバルを抜き去ってくれるだろうか。相手関係抜きに測ったように追い込んでくるレースぶりからも、更なるステップで臆する馬ではない。
　「これからもコンスタントに重賞戦線で活躍して欲しいですね。G1も狙える馬だと思いますし、期待は膨らみます。」と、矢野さんはエールを送る。G1馬の故郷からまた1頭、あっと言わせる逸材が花開こうとしている。
]]></description><pubDate>Sat, 31 Mar 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>高松宮記念　Ｇ１</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67329</link><description><![CDATA[
　1番人気こそ譲ったとは言え、昨年のJRA最優秀短距離馬となったカレンチャンにとって、その評価も、そして新装中京競馬場のコースも、全く問題としなかった。
　「昨年末の香港遠征の後から約1か月間を、こちらで調整していました」と話すのは社台ファームグリーンウッドの伊勢哲男調教主任。単に香港までの遠征から来る疲れというだけでなく、搭乗便がエンジントラブルを起こして、予定よりも15時間遅れて現地に到着となったこともあり、グリーンウッドにやってきたカレンチャンには、いつもの元気な様子は見られなかった。
　「まず、目に見えて分かったのは、馬体の細化でした。その上、背中と腰にも疲れが見えたので、まずは馬体の回復と疲れを取ることに主眼を置いて、運動調整と平行しながらショックウェーブの療養に多くの時間を割きました」
　幸いだったのはカレンチャンの回復ぶりが、予想よりも早かったことだろう。坂路調教も始められるようになると、みるみる筋肉の張りを取り戻していった。
　「まだまだ良くなる余地を残した状態で、安田調教師にお返しすることができました。そこから高松宮記念(G1)まで状態を上げながら、勝利という結果を残してくれたことは感謝するより他にありません」
　このレースの後、春シーズンを全休し、再びグリーンウッドで休養することとなったカレンチャンであるが、伊勢さんは牡馬勝りのレースを見せる姿からは想像の付かない、意外な一面を教えてくれた。
　「普段は本当に大人しくて、扱いやすい馬です。また、馬房内ではひっくり返って寝るという、可愛い寝相をする馬。馬房の方がリラックスしているように見えますし、ひょっとしたらインドア派なのかもしれません(笑)」
　それはカレンチャンにとって、グリーンウッドの環境が落ち着ける場所ということもあるのだろう。激戦の疲れを取っただけでなく、更なる鋭気を養っているカレンチャンは、きっと秋競馬でも最強短距離馬たるレースを見せてくれそうだ。
]]></description><pubDate>Sat, 24 Mar 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>マーチＳ　Ｇ３</title>
<link>http://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_67330</link><description><![CDATA[
　サンスポ4歳牝馬特別(G2)、ローズS(G2)を制したサイレントハピネスの産駒となるサイレントメロディが、ついに重賞を制した。同じ社台ファーム生産馬では、阪神大賞典(G2)でもファビラスラフインの産駒であるギュスターヴクライ(牡４・荒川)が初重賞制覇を果たしており、現役時からの母たちのファンにとっても嬉しい結果となったのではないのだろうか。
　「サイレントメロディは離乳後から、よくその姿を覚えています」とその頃の思い出を振り返るのは井上勇治厩舎長。「その頃はやや細身な馬体をしているという印象を受けましたが、夜間放牧を開始してからぐっと逞しさが増してきました。見学に来られたクラブの会員様からの評価も高かった１頭です」
　その後、井上さんは調教時期に自らサイレントメロディの背中に跨ることとなる。「活躍できる馬は背中がいいのですが、サイレントメロディは背中に跨る度、今後の活躍が楽しみになるような印象がありました。その通りの活躍をしてくれたことが嬉しかったですし、可能性を信じてくれていた会員の皆様からも喜びの報告をもらえたことを含めて、最高の勝利となりました」
　芝からダートに戦いの場を移して7戦目、ついに母と同じく重賞タイトルを掴んだサイレントメロディであるが、このマーチS(G3)では重賞常連馬を下しているように、内容のある勝利となった。今後はダート重賞の新星として、母サイレントハピネスに更なる重賞タイトルをプレゼントする活躍も期待できそうだ。
]]></description><pubDate>Sat, 24 Mar 2012 15:00:00 GMT</pubDate>
</item></channel>
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