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<channel><title>馬産地コラム - 競走馬ふるさと案内所</title>
<link>http://uma-furusato.com/column</link>
<description>引退した名馬の牧場見学データベース。馬、牧場、地図から検索可。見学マナー、見学Ｑ＆Ａ、馬産地の知識が学べる。</description>
<language>jpn-JP</language><item>
<title>ヤマニンセラフィムを訪ねて～レックススタッド</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62625</link><description><![CDATA[
　2002年の京成杯(G3)の勝ち馬ヤマニンセラフィム(錦岡牧場生産)を訪ねた。ナムラクレセントが昨年、産駒として初のJRA重賞タイトルをもたらし、種牡馬として再び評価の目が向けられている。
　「昨年より寒く感じるね。」という、レックススタッド・泉山場長の案内で、放牧地を目指す。厩舎から一番近い場所にいるという。そこにはブルーの馬服を着て、牧草をもしゃもしゃと食べるヤマニンセラフィムがいた。鼻から白い息を吐きながら、凍てつく寒さも意に介さずといった表情だ。
　場長に近況を聞くと、健康状態はいたって良好だという。2月までは朝8時頃から午後1時30分頃まで放牧している。「やっぱりサンデーサイレンスの仔ですから、気の強いものはありますよ。」と、泉山場長。傍らでその血の特性を感じ取りながら、約10年の付き合いになる。「種付の時なんかは目や耳の動きを見ながら、呼吸を合わせています。やんちゃな性格を考慮しながら、ですね。」と、職人の顔をちらつかせた。
　サンデーサイレンス直仔の種牡馬の中でも、この馬は超良血の部類に入るだろう。母は1994年、JRA賞最優秀3歳牝馬に輝いたヤマニンパラダイス。祖母Altheaはケンタッキーダービーで1番人気に推されたほどの牝馬で、高額取引で日本にやって来た。Altheaの半弟には日本で種牡馬入りしたトワイニング、半妹バラダはノーリーズンの祖母で、半姉Foreign Courierは種牡馬Green Desertの母。ブラックタイプの濃さは群を抜く。
　現役時代は2歳秋のデビュー。後に活躍するゴールドアリュール、レニングラードを下して快勝すると、出世レース・エリカ賞も勝ち、クラシック候補として注目を浴びる。3歳初戦の京成杯(G3)ではローマンエンパイアとの一騎打ちの末、同着ゴールを果たし、母仔G1制覇に向けて順調な歩みを見せた。長い直線で発揮した素晴らしい勝負根性に、胸打たれたファンも多かったことだろう。しかし、続く弥生賞(G2)で6着に敗れた後、骨折が判明。長期休養し、4歳秋に復帰するも、屈腱炎を発症してしまい、無念の引退となった。6戦3勝という戦歴の短さが何とも惜しまれる。
　2004年に種牡馬入りし、初年度産駒のナムラクレセントが昨年の阪神大賞典(G2)を優勝。すでに3億円以上を稼ぎ出し、「父ヤマニンセラフィム」の名を広めている。他にも、産駒ヤマニンリュバン(2010年引退)がJRAで4勝をマークしてオープン入りを実現。芝のナムラクレセントに対し、ヤマニンリュバンはダートで結果を出しており、産駒の得意分野には幅が持てるタイプかもしれない。
　「ナムラクレセントのレースはいつも見ていますよ。積極果敢なレースぶりを生かして、大きなところを狙える馬だと期待しています。」と、泉山場長は出世頭の躍進を楽しみにしている。謎に包まれた父の能力を明かしてくれる唯一の存在は、その血を受け継ぐ息子と娘。決して多くはない産駒数ながら、立派なオープン馬を出した実績で、その謎の答えはじっくりと明かされようとしている。
]]></description><pubDate>Wed, 22 Feb 2012 07:30:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>ホワイトマズルを訪ねて～レックススタッド</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62550</link><description><![CDATA[
　数々の重賞馬を送り出しているベテラン種牡馬の一頭、ホワイトマズル(英国産)を訪ねた。昨年12月に長らく住まいとした社台スタリオンステーションより移動し、春からは新ひだか町静内のレックススタッドで種牡馬生活を送る。
　「こちらに到着してからも体調はすこぶる良いですね。毛ヅヤが良くて、馬格があり、22歳には見えません。15、6歳の馬と接している感じです。日頃の扱いで手を焼くことはないですが、気持ちの強さはひしひしと感じます。それが勝負根性として産駒に受け継がれているのでしょう。」と、紹介してくれたのは同スタッドの泉山義春場長。骨太でガッチリした馬体は相変わらず。飼い葉もしっかり食べ、とても頑丈な馬だという。
　年末年始になると馬産地では一斉に種牡馬のノミネーション情報が出回るようになるのだが、200頭に及ぶ現役種牡馬の一覧表で、ホワイトマズルのような20歳以上の種牡馬は1割にも満たない。いくら競走成績が良かろうと、血統が良かろうと、100頭以上の花嫁を集めようと、結果がすべての種牡馬競争にあって、4、5年で乗用馬となった種牡馬も数知れない。18年間、当たり前のようにそこに名を連ねている彼には静かな凄みを覚える。
　現役時代は17戦6勝。3歳時にイタリアダービー(G1)を制し、Kジョージ六世&amp;QエリザベスS(G1)ではオペラハウスの2着、凱旋門賞(G1)ではアーバンシーの2着に好走し、ジャパンカップ(G1)にも参戦した。4歳時にはドーヴィル大賞(G2)を優勝。秋には、ムーラン・ド・ロンシャン賞(G1)で日本人騎手として初の海外G1制覇を果たしたばかりの武豊騎手を背に、再び凱旋門賞(G1)に挑んだが、カーネギーの6着に敗れ、11月のBCターフ(G1)を最後に引退した。
　産駒はこれまでに14世代、600頭以上がデビューし、3分の2以上が勝ち名乗りをあげている。主な産駒にはクラシックホースのアサクサキングス、スマイルトゥモロー、天皇賞馬イングランディーレ、シンガポール航空国際C(G1)で海外G1制覇を飾ったシャドウゲイトらがおり、芝中長距離戦での栄冠が目立つ。
　また、ブルードメアサイアーとしても頭角を現しつつあるのが最近のホワイトマズルで、現3歳世代にも素質馬が登場している。先日のフェアリーS(G3)で初重賞制覇を果たしたトーセンベニザクラ(父ダイワメジャー)、昨年の朝日杯FS(G1)で上位人気に推されたダローネガ(父ダイワメジャー)、園田の2歳重賞を制したアスカリーブル(父ブラックタキシード)らがそうで、3頭の父名を見ればピンと来る通り、とりわけサンデー系種牡馬特有の軽さ・キレ味と、ホワイトマズルに宿る欧州仕込みの底力が絶妙なマッチを見せている。
　新たな地でスタッドインを果たす今年は、改めて牧場関係者への興味を抱かせる機会となる。地元新ひだか町はもちろん、これまでの拠点からは遠かった日高東部の牧場にとっても、より身近な馬として売り出していける。
　「種牡馬としてはまだまだ現役バリバリですし、春から元気に種付けをこなしてくれるでしょう。今年も芝ダート問わず、産駒が活躍してくれることを願っています。」と、泉山場長は朗らかな表情で話す。2月の種牡馬展示会では、&ldquo;高齢だから&rdquo;とは言わせない頼もしい雄姿に、熱い視線が注がれるに違いない。
]]></description><pubDate>Mon, 20 Feb 2012 06:12:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>テイエムオペラオーを訪ねて～レックススタッド</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62530</link><description><![CDATA[
　2000年の年度代表馬テイエムオペラオー(杵臼牧場生産)を訪ねた。一昨年、閉鎖となったHBA門別種馬場より移動し、現在は新ひだか町静内のレックススタッドで種牡馬生活を送っている。
　午前9時。冬装備の格好で長靴を履き、放牧地へと歩む。年が始まって2月までは朝8時から午後1時30分頃までが放牧時間。ちょうど寒さがピークとなる時期で、馬服を着せての毎日だ。カメラのシャッターを切るとその音がわかるのか、すぐさま耳を立ててくれる。
　「頭の良い馬で、種付けも上手いですね。最近は少し気の強さを見せるようになってきました。夏の見学期間はお目当てのファンの方がたくさん来ていましたよ。」と、近況を語るのは同スタッドの泉山場長。今年は父となって10年目の春。98頭の花嫁を迎えた初年度に比べると、近年の交配頭数はやや寂しい数字に推移しているが、18億円もの額を稼いだ名馬には変わらず畏怖の念を抱かされる。
　勝ちとったG1の数々については、改めて触れるまでもないだろう。各地で奮闘している産駒について紹介していきたい。JRAの平地重賞勝ちはまだだが、スタミナ十分の血を受け、ジャンプレースでテイエムトッパズレ、テイエムエースが重賞Vを果たしている。テイエムオペラオー自身はダートのイメージが薄い血統・キャラクターであるが、ダートで好成績を収める産駒が目立っているのが注目点。地方競馬でテイエムヨカドー(東京シンデレラマイル)、バグパイプウィンド(金盃)、タカオセンチュリー(アフター5スター賞)、カゼノコウテイ(瑞穂賞)らが重賞馬に出世している。産駒は距離適性の幅が広く、パワー勝負に長けている印象だ。
　種牡馬入り後もファンの人気は高いようで、見学時期には競走馬のふるさと案内所に30、40代を中心に問い合わせが増す。ファンの間で注目の産駒と言えば、クラシックホース・テイエムオーシャンとの間に生まれたテイエムオペラドン(牡3歳)だろう。昨年11月の2歳未勝利戦では僅差3着に入っており、初勝利は近そうだ。父を追うにはエベレストを眺めるような道のりだが、勝ちに勝ったあの走りを思わせる2世の登場をファンは待っている。
　「現役時代の成績を思えば、更に活躍できる産駒を出していけるはずです。馬は若いですし、大仕事を期待しています。」と、泉山場長は意気込みを語る。&ldquo;オペラオー時代&rdquo;の熱狂から10年の月日が流れた。どんな展開になっても、どんなに囲まれても、プレッシャーをかけられても、勝てる。そんなスーパーホースを出してくれないか、託す思いは新時代へと紡がれていく。誰もが認めるチャンピオンは雪と戯れながら、静かに力をみなぎらせていた。
]]></description><pubDate>Fri, 17 Feb 2012 00:41:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>マーベラスタイマーを訪ねて～日高町家畜自衛防疫組合(旧五輪共同育成センター)</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62433</link><description><![CDATA[
　1999年のアルゼンチン共和国杯(G2)、2000年の日経新春杯(G2)の勝ち馬マーベラスタイマー(ヤマオカ牧場生産)を訪ねた。引退後は福島県南相馬市で繋養されていたが、昨年の東日本大震災の影響で、現在は日高町の旧五輪共同育成センターに疎開している。
　昨年の8月31日に日高町へやってきたマーベラスタイマー。共に津軽海峡を渡った被災馬とともに、今は広い放牧地でのびのびと草を食んでいる。同じ放牧地にはタマモヒビキ、トーセンシャナオー、ナイスナイスナイス、ピットファイターといった重賞馬も一緒だ。「大人しくてマイペースな性格ですね。手のかからない馬で、体調はすこぶる良いです。」と、お世話をしているスタッフは話す。
　冬季までは昼夜放牧をし、現在は朝7時から午後3時過ぎまで外に出ている。1月に入って地面はすっかり雪に覆われたが、寒さに負けず、せっせとウォーキングに励んでいる。現役時代は500kg台で競馬をしていた馬で、その大柄さは相変わらず。放牧地では一番大きい馬だが、周りの小さい馬に威張ることなく、スタッフの言葉通り、自分の世界に入っている感じだ。
　現役時代は芝中長距離戦を得意とし、7勝をマークした。早くから重賞級の器と評価されていたのだろう。重賞を制すまでの20戦のうち、半分以上は1番人気に推されてのレースで、人気先行気味に階段を駆け上がった。準オープンクラスの身で挑戦したアルゼンチン共和国杯(G2)では、ダイワオーシュウ、ホットシークレット、ローゼンカバリーといった古豪を打ち破り、飛び級で初重賞制覇。その後、1戦を挟んで出走した日経新春杯(G2)では後のG1馬メイショウドトウを下して2つ目のタイトルを奪取し、その実力は確かに重賞級であることを証明した。G1出走は果たせなかったが、一線級相手に太刀打ちできる力は十分秘めていたのではないだろうか。
　「1月に入ってだいぶ雪が積もるようになりましたが、放牧地の端から端までよく歩いていますよ。元気一杯で、何も心配はありませんね。」と、スタッフの声。まもなく震災から1年。復興が急がれる中、被災馬の健やかな姿は、多くの人たちの気持ちを安堵させてくれるだろう。
]]></description><pubDate>Wed, 08 Feb 2012 01:15:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>マンボツイストを訪ねて～日高町家畜自衛防疫組合(旧五輪共同育成センター)</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62372</link><description><![CDATA[
　2001年の平安S(G3)、2002年のマーチS(G3)の勝ち馬マンボツイスト(アメリカ産)を訪ねた。引退後は福島県南相馬市のホシファームにて繋養されていたが、東日本大震災の影響で一時的に牧場を離れることとなり、昨年秋から北海道日高町の日高町家畜自衛防疫組合(旧五輪共同育成センター)で過ごしている。　日高町にやってきたのは昨年の9月6日のこと。被災馬の移動組としては第3陣のタイミングで入厩となった。到着の際は放射線検査や獣医による馬体検査が行われ、異常もなく、今は平穏無事な暮らしをしている。　「こちらでは&ldquo;マンボ&rdquo;と呼んでいます。人に対して悪さをすることはありませんし、大人しい馬ですね。」と、スタッフは紹介する。　昨年12月頃の北海道の馬産地は暖冬を思わせる日があったが、1月からは一気に冷え込むようになった。マンボツイストもすっかり冬毛が生え、息を白くさせながら放牧地で草を食んでいる。同じ放牧地にはブリリアントロード、ランザローテといった重賞馬も一緒。引退後に去勢したためだろうか、牧場での様子はスタッフの言うとおり、温厚なキャラクターそのものだ。　競馬場では先行力を武器に勝利をさらった。通算成績は51戦12勝。総収得賞金は3億円を超える。12勝の中にはJRAのダート重賞のほか、地方交流重賞の名古屋大賞典(G3)も含まれる。初勝利こそ芝で挙げたものの、2勝目を勝ちあぐねていたところでダートに矛先を変えると、素質が開花。4連勝でオープン入りし、オープン特別も突破するや、勢いのまま重賞Vも成し遂げた。その後、全国のダート重賞で堅実な走りを見せていたが、8、9歳となるとさすがに衰えがきたのか成績は低迷。JRAから岩手競馬へ移籍となった。現役生活は11歳まで続け、10歳時、岩手所属馬として挑んだ東京盃(G2)では勝ち馬から0.3秒差の4着に健闘し、重賞馬の意地を見せつけたりもした。エルコンドルパサーと同じ世代のKingmambo産駒で、日本のホースマンへこの血統の魅力を高めた一頭とも言えるだろう。　「顔つきを見ると、とてもリラックスしていますし、ストレスのない生活を送っていると思います。これからも健康第一にケアしていきます。」と、スタッフ。震災の影響を大きく受けた岩手競馬に縁のある馬で、東北地方にもマンボツイストを知る方は少なくないだろう。紆余曲折を経ても前向きに生き、全国の人馬に元気や希望を与える役割を果たして欲しい。
]]></description><pubDate>Fri, 03 Feb 2012 01:17:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>レディパステルを訪ねて～ケイアイファーム</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62365</link><description><![CDATA[
　2001年の優駿牝馬オークス(G1)の勝ち馬・レディパステル(シンコーファーム生産)を訪ねた。現在は新ひだか町三石にあるケイアイファームで繁殖生活を送っている。
　同牧場の杉山寿広さんに近況を伺うと、「元気いっぱいに過ごしています。放牧時にチャカついたり、気の強さを見せたりすることはありますが、繁殖牝馬として非常に良い体つきで、出産、子育てもバッチリです。」と、明るい表情で語る。現在はキングカメハメハを受胎中で、春の出産に向けてお腹を大きくしている。
　3年間の現役生活を経て、引退後はアイルランドで繁殖生活を送ったレディパステル。2年続けてロックオブジブラルタルが交配され、最初に生まれたロードバロックが3勝、次に生まれたロードロックスターも3勝を挙げ、京都新聞杯(G2)では3着に好走。共に現役馬として奮闘中だ。
　2頭の仔を産んだ後、レディパステルはアイルランドから帰国。輸送や環境の変化で、コンディションを整えるのにやや苦労したそうだが、今では状態面に何の不安もない。昨年は父ディープインパクトの牝馬が無事誕生した。
　「明け1歳の仔はレディパステルに似ていますね。落ち着きがあって、動きも良いです。仔馬の傾向を見ていると、牡馬だとどっしりした感じで、牝馬だと繊細な面があるので、そのあたりを意識しながら育てています。」と、杉山さんは教えてくれた。
　2012年1月29日、京都競馬場で行われたメイクデビュー京都(芝2000m)では、5番仔ロードアクレイム(父ディープインパクト)が接戦を制し、故郷に朗報を届けている。「スローペースでも折り合いがついていましたし、評判馬が揃っていたレースでよく勝ってくれました。まだまだ成長途上にあると思うので、今後が楽しみです。」と、杉山さんは笑顔を作る。母仔G1制覇の望みを感じさせる好素材だ。
　「繁殖牝馬として上々の結果を出していますし、自身の仔でも大きなレースを勝てたら最高ですね。現役時代の走りがそうだったように、古馬になってもパワーアップできる特長は十分受け継がれています。どの馬にも息の長い活躍が期待できそうですね。」と、杉山さん。オークス馬の威信にかけて、母・レディパステルの頑張りは、必ずや大きな実をつけることだろう。
]]></description><pubDate>Thu, 02 Feb 2012 09:40:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>グラスワンダーを訪ねて～ブリーダーズスタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62101</link><description><![CDATA[
　外国産馬として初めて有馬記念(G1)に優勝。種牡馬としてもG1ホースを出し続けているグラスワンダーを日高町のブリーダーズスタリオンステーションに訪ねた。
　2011年秋、スペシャルウィークが同スタリオンに移動して、いまや伝説となりつつある99年の有馬記念(G1)で激闘を繰り広げた2頭が顔を揃えることになった。さすがに隣同士の放牧地ということはないが、豪華ラインナップは見るものを楽しませてくれている。しかも、2011年の宝塚記念(G1)では産駒でワン・ツー・フィニッシュ(アーネストリーVSブエナビスタ)なのだから、浅からぬ縁のある2頭だ。
　そんな2頭の競演に「例年なら、秋シーズンは夏に比べると見学の方が減るのですが、今年は多かったですね。ステイゴールドが国内シャトルに出たのですが、それを感じさせないくらいの方に足を運んでもらいました」とスタリオンスタッフも驚いている。
　ほか、デュランダルやアドマイヤジャパン、ダンスインザダークにアサクサキングスといった内国産種牡馬が顔を揃える同スタリオンにおいてもグラスワンダーの人気は以前とまったく変わらない。「正確に人気投票をしたわけではないですが、グラスワンダーには女性ファンが多いような気がします」というのは同馬を担当する村尾隆平さんだ。美しい栗毛の馬体。そして現役時代に見せた圧倒的な強さと速さ。そして期待を裏切らない産駒成績。女性ファンがこの馬のまわりに集まるのはわかるような気がする。そして「ファンの方々には愛想がよいんです」というから敵わない。
　そんなグラスワンダーに「ぼくらに対してはプライドの高さを見せることもあるのですけど」と苦笑いする村尾さんも、同馬がかわいくて仕方ないという様子だ。「もちろん、現役時代から知っていましたし、自分が担当になると決まったときは嬉しいという気持ちと同時に責任感を感じました」という。
　2012年シーズンは種牡馬生活12年目。17歳になる。そろそろ年齢が気になり始める頃になるが、張りのある馬体からは年齢を感じさせないオーラのようなものを感じる。アーネストリー、スクリーンヒーローなど産駒の活躍で今シーズンも人気が予想されている。
　「普段は落ち着いている馬です。食べるのが好きで、砂遊びが好きで。シーズンになれば忙しくなると思いますので、万全の体調で迎えられるように準備します」と表情を引き締めている。
]]></description><pubDate>Wed, 25 Jan 2012 01:20:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>メイショウサムソンを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62088</link><description><![CDATA[
　2010年のセレクトセール、ラインクラフトの半弟に当たるマストビーラヴドの10が4935万円(税込)で取引されたのをはじめとして、メイショウサムソンの初年度産駒は高額で取引されていた。
　「2011年のセレクトセールでも2千万台の取引馬を始め、産駒はコンスタントに売買されていきました。産駒はメイショウサムソンと同じようにバランスが良くてルックスもいい馬が多く、馬を見て改めて安心感を持って購入されたのではないのでしょうか」と自らもセレクトセールの鑑定台の上に立っていた、社台スタリオンステーションの徳武英介さんは分析する。
　自身に似た産駒が産まれているというのは、似た能力も受け継がれているということかもしれない。現役時は皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)と二冠を勝利。古馬となってからも天皇賞で史上4頭目となる春・秋制覇を果たすなど、息長く競馬界を盛り上げ続けた。
　「芝の中長距離における一流馬との認識を持たれがちですが、2歳時はレースレコードを樹立しているように、時計勝負でも好成績を残しています。また、現役時の成績が物語るように、安定したレースを続けたことが何よりもセールスポイントとなりそうですね」(徳武さん)
　現役時はサンデーサイレンス産駒たちを向こうに回し戦ってきたが、種牡馬となってからはそのサンデーサイレンスの血を引く牝馬が、この上ない味方となってくれそうだ。
　「仔出しを見てもサンデーサイレンスの血を引く牝馬との相性が良さそうです。育成での評判や自身の成績を見ても2歳戦の早い時期から活躍してくれる産駒も出てきそうです」(徳武さん)
　昨年は2010年を上回る122頭の繁殖牝馬に配合。初年度産駒の評判が生産地に届けば、まだまだこの数は増えていきそうだ。
]]></description><pubDate>Tue, 24 Jan 2012 04:54:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>ハーツクライを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62065</link><description><![CDATA[
　昨年は種牡馬ハーツクライにとって躍進の1年となった。初年度産駒のウインバリアシオンが、青葉賞(G2)に勝利しただけでなく、日本ダービー(G1)、菊花賞(G1)で2着。キョウワジャンヌも秋華賞(G1)で2着入着を果たした。
　「今年度の種付け申し込みも数多くいただいております。やはりウインバリアシオンの活躍によって、芝の中長距離で大物が出るということが証明されたからではないのでしょうか」とは社台スタリオンステーションの徳武英介さん。
　繋養初年度は109頭だった種付頭数も、仔出しの良さや産駒の評判と相成ってどんどん数が増えていき、2010年は211頭と200頭をついに越え、種付料を上げた昨年は221頭と過去最高の数字となった。種付料をアップさせたのに種付頭数が増えたということは、それだけハーツクライが生産界に必要とされている種牡馬というだけでなく、配合される繁殖牝馬の質も上がったということでもある。
　「サンデーサイレンス系種牡馬ですが、母父にトニービンが入っているからか、首差しや肩のラインはトニービンを彷彿とさせます」(徳武さん)
　アメリカの二冠馬と凱旋門賞馬の血が日本で合致した結果が、5歳時のドバイシーマクラシック(G1)と言えよう。アメリカ、ヨーロッパと世界中から一流の競走馬が集まってくるこのレースで、ハーツクライは2着馬に4馬身差を付ける圧勝。世界にその名を轟かせた。
　「将来的には父のように世界の大レースを優勝するような産駒が現れて欲しいところです。また、現役時のライバルだったディープインパクトとの2世対決も今後はますます増えてくるでしょう」(徳武さん)
　そのディープインパクトだが、放牧地も離れており、顔を合わせることはまず無いという。直接対決は産駒に任せることにしよう。
]]></description><pubDate>Mon, 23 Jan 2012 02:27:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>タニノギムレットを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62055</link><description><![CDATA[
　JRA史上初となる、父娘によるダービー制覇。ウオッカの生産者は、「タニノギムレットが種牡馬となっていたからこそ、ウオッカは産まれた」と種牡馬としてのタニノギムレットのポテンシャルを高く評価する。
　3歳時にシンザン記念(G3)で初重賞制覇をあげると、その後、アーリントンC(G3)、スプリングC(G2)と重賞3連勝。1番人気で臨んだ皐月賞(G1)とNHKマイルC(G1)こそ3着に破れたものの、日本ダービー(G1)では見事に雪辱を果たして見せた。この日本ダービー(G1)では同じ社台スタリオンステーションで繋養されているシンボリクリスエス、そしてゴールドアリュールを下している。
　「自身のような大物を出してきたブライアンズタイムの血を引いていることもあるのか、種牡馬としてもウオッカという名馬を送り出してくれました。自身もブライアンズタイム産駒らしく性格も穏やかで、放牧地でものんびりと過ごしています」
　と社台スタリオンステーションの徳武英介さん。その徳武さんからしても、ウオッカ以降に目立った産駒が出てこないのは歯がゆいようで、「産駒は条件を問わずに活躍をしてくれていますが、やはりG1級の大物が現れて欲しいところです」と話す。
　生産界に数を増やしているサンデーサイレンスの血を引く牝馬との配合に困らないだけでなく、ウオッカのように日本で育てられてきた牝系との配合でも結果を残せたということは、どの血統からでも高いポテンシャルを持った産駒が現れてくる可能性があるということ。未来のウオッカ、もしくはタニノギムレット2世は、今の当歳馬か1歳馬、もしくはまだデビューしていない2歳馬の中にもいるのかもしれない。
]]></description><pubDate>Fri, 20 Jan 2012 04:05:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>ファルブラヴを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62031</link><description><![CDATA[
　ワンカラット(フィリーズレビュー(Jpn2)、函館スプリントS(G3)、キーンランドC(G3))、エーシンヴァーゴウ(セントウルS(G2)、アイビスサマーダッシュ(G3))、ダンスファンタジア(フェアリーS(G3))、そしてファンタジーS(G3)をアイムユアーズ。ここまでファルブラヴの産駒の重賞馬は、全て牝馬である。
　「牝馬が活躍するので、牡馬と比べると売却率が落ちるという一般的な種牡馬とは違って、ファルブラヴの産駒は牝馬でも好調な売れ行きを示しています。また、牝馬が生まれても安心ということもあるのか、生産者に方にも人気の高い種牡馬ですね」(社台スタリオンステーション・徳武英介さん)
　世界的な名種牡馬フェアリーキングの産駒でもあるファルブラヴは、03年にG1レースを5勝するなど、26戦13勝(G18勝)の成績を残した。その活躍が認められ、03年にはカルティエ賞全欧最優秀古馬にも選出。日本では04年から種牡馬入りしているが、熱烈なオファーを受ける形でその年の秋にはシャトル種牡馬としてオーストラリアへ、次の年には春シーズンもイギリスで繋養されることとなった。「06年誕生の産駒がいなくなったことで、種牡馬成績も落ちたのは事実でした。でも、今後は日本で生まれた産駒も競馬を賑わせていきますし、まだまだ産駒成績を上げていくこととなりそうです」(徳武さん)
　その言葉を証明するかのように、11年度はこれまでの最高となる164頭の繁殖牝馬に配合。それほど数が多くない産駒からも重賞馬が誕生したことを考えると、12年度産駒こそが種牡馬ファルブラヴの真骨頂と言えそうだ。
　「こうなると後は牡馬からも重賞勝ち馬が誕生してくれるのを待つだけですね」と徳武さん。世界がその能力を認めた名馬は、きっと自身のような立派な馬体をした牡馬を送りだしてくれるはずだ。
]]></description><pubDate>Thu, 19 Jan 2012 01:14:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>キンシャサノキセキを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62025</link><description><![CDATA[
　世界的な名ボクサーモハメド・アリが、コンゴ民主共和国の首都キンシャサにおいて、当時の統一世界ヘビー級王座に就いていたジョージ・フォアマンを頭脳的作戦を用いて王座に返り咲いた試合。「キンシャサの奇跡」とも言われるこの歴史的な名勝負からその名が付けられたキンシャサノキセキであるが、その現役生活は奇跡というより、順風満帆そのものだった。
　2歳12月の新馬戦を勝ち上がると、続くジュニアCを勝利。3歳の暮れからは重賞競走の常連として、堅実なレースを続けていく。7歳の高松宮記念(G1)でG1初制覇を飾ると、翌年にも高松宮記念(G1)を優勝。芝1200mの条件となってからは初めてとなる連覇を果たした。
　円熟味を増したレースからも今後の活躍が期待されたが、その矢先に引退を発表。種牡馬としての受け入れ先となった社台スタリオンステーションの徳武英介さんは、「こちらとしても突然のスタッドインだったので、正直、驚きました。それでも休んでいたフジキセキの穴を埋めるには充分すぎるほどの仕事をこなしてくれました」と話す。3月31日にスタッド入りしたにも関わらず、その後、154頭もの繁殖牝馬を集めて見せたのは、生産界の期待以外に他ならない。また、キンシャサノキセキ自身も環境の変化や生活の変化に戸惑うことなく、心身共に健康に種牡馬としての仕事を勤め上げ続けた。
　「フジキセキの産駒は父と同様に前駆が発達している馬が多く見られるのですが、キンシャサノキセキは後駆も発達しており、全体的にバランスが取れた好馬体をしています。スプリントやマイルで好走していましたが、この馬体や母系の血統からしても、産駒は中距離までなら容易にこなしてくれそうです」(徳武さん)
　同じ社台スタリオンステーションにはダノンシャンティもスタッドイン。今後は2頭でフジ「キセキ」の父系を発展させていくこととなる。
]]></description><pubDate>Wed, 18 Jan 2012 01:09:00 GMT</pubDate>
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<title>ダノンシャンティを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62019</link><description><![CDATA[
　ダノンシャンティが社台スタリオンステーションにやってきたのは、昨年の5月21日。種付けシーズン後半になったとは言えども、まだまだスタリオンには多くの牝馬が訪れ、先輩種牡馬もひっきりなしに種付け場と厩舎を往復していた。
　「スタッドインした時には、様々な方から『今年は配合させるの？』との問い合わせをいただきました。時期的なことや種牡馬としての体作りをさせるために、昨シーズンからの配合は見送らせてもらいましたが、それだけダノンシャンティの種牡馬としての可能性を感じ取っていただけたのは嬉しいことでした」(社台スタリオンステーション・徳武英介さん)
　単勝1番人気に支持された10年のNHKマイルC(G1)では、レースレコードである1分31秒4の時計で走破。G1勝ちはこの1勝だけとなったが、鮮烈すぎるレース内容は、深く関係者の中にも残っていたのだろう。
　「胸の深い馬体など、父のフジキセキと外見的にも似た面がありますし、種牡馬としても父のフジキセキと同様にマイル適正の高い産駒を送り出してくれるのではないのでしょうか。また母系にはシングスピールやデヴィルズバッグの名前もありますが、こうしたヨーロッパの良血もいいエッセンスとなって産駒に遺伝されていきそうです」(徳武さん)
　現役時から気性の強さが目立つエピソードが幾つもあったダノンシャンティではあるが、種牡馬生活を送る今でも元気な所を見せているという。でも、この気性があったからこそ、府中の長い直線で末脚を爆発させることができたとも言える。サンデーサイレンスからフジキセキ、そしてダノンシャンティにも受け継がれてきたこの父系を、どう発展させていくのかも楽しみだ。
]]></description><pubDate>Tue, 17 Jan 2012 05:12:00 GMT</pubDate>
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<title>シンボリクリスエスを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_61992</link><description><![CDATA[
　先月、産駒のアルフレードが、朝日杯ＦS(G1)を優勝。産駒では初めての芝G1レース制覇は、種付けシーズンを控えたシンボリクリスエスにこの上ない追い風となった。
　「この2歳世代は最強世代と言っていいほどに良質の繁殖牝馬を多く集めることができました。アルフレードは芝のG1馬となりましたが、母系の良さも引き出すことができたからではないのかと思っています」(社台スタリオンステーション・徳武英介さん)
　シンボリクリスエス産駒に共通しているのはその外見的要素。長く伸びた耳、骨格の良さを更に引き立たせる黒鹿毛の馬体と、パドックなどで一目見ただけで、シンボリクリスエス産駒だと分かる馬も多い。
　種牡馬入りして今年で9シーズン目となるが、これまでの産駒はフェブラリーS(G1)の勝ち馬サクセスブロッケンを筆頭に、ダートで好成績を残していた。見た目だけでなく産駒実績まで固定されたイメージを持たれていたが、アルフレードの活躍によってその見方は変わってくるはず。
　そもそもシンボリクリスエス自身が、天皇賞(秋)(G1)と、有馬記念(G1)という芝の大レースを連覇したような名馬。むしろ産駒に高いダート適正が遺伝されていることが不思議であり、自身の競走成績のイメージからしても、アルフレードのような芝マイルのG1馬が出たのも不思議と言えそうだ。
　「2011年はリーディングサイアー争いでも2位にランクインされ続けたように、産駒は勝ち上がり数も多く、また息長く走る傾向にあるからこそ、このランクをキープしているのだと思います。自身と同様に産駒も元気な馬が多いですし、今後も条件を問わずに競馬場を賑わせてもらいたいです」(徳武さん)
]]></description><pubDate>Mon, 16 Jan 2012 02:42:00 GMT</pubDate>
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<title>カンパニーを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_61978</link><description><![CDATA[
　近年の競馬界で、最も華々しく引退を果たした馬がカンパニーではないだろうか。8歳時の毎日王冠(G2)でウオッカなどの強豪を退けると、そこから天皇賞(秋)(G1)、マイルCS(G1)とG1競走を連勝。8歳馬の平地G1制覇は史上初の快挙であるが、G1連勝となると、今後、後に続く馬は出てこないかもしれない。
　「現役時に鮮烈な印象を残したこともあって、繋養初年度から多くの繁殖牝馬を集めることが出来ました。また、自身のバランスの取れた馬体や、サンデーサイレンスを持たない血統構成なども人気に繋がった要因だと思います」(社台スタリオンステーション・徳武英介さん)
　8歳までG1タイトルには縁が無かったカンパニーであるが、これは戦ってきた相手が悪かったとしか言いようがない。同世代にはキングカメハメハやハーツクライがいるレベルの高い01年世代。古馬となってからもディープインパクトやダイワメジャーなど、一流のサンデーサイレンス産駒と互角以上の勝負を繰り広げてきた上に、ウオッカ、ダイワスカーレットという歴史に残る名牝とは、08年の天皇賞(秋)(G1)で、タイレコードの戦いも繰り広げてきたのだから。
　祖父に当たるトニービンは社台スタリオンステーションで繋養されていた種牡馬。直仔ではジャングルポケットが繋養されているが、孫の代ではカンパニーが初めてのスタッド入りとなった。「大舞台に強いとされるトニービンの血ですが、この母系はコンスタントに活躍馬を輩出しており、アベレージの面でも高い種牡馬成績を残してくれそうです」(徳武さん)
　繋養初年度はこの年の新種牡馬では最多となる139頭、そして2年目となる今年も98頭の繁殖牝馬を集めてみせた。競走馬としては息長く活躍し、そして頂点にも立ったカンパニーであるが、種牡馬としても同様の成績を残してくれそうな気がする。
]]></description><pubDate>Fri, 13 Jan 2012 02:38:00 GMT</pubDate>
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<title>ヴィクトリーを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_61950</link><description><![CDATA[
　社台スタリオンステーションにはヴィクトリー、そしてリンカーンの兄弟が種牡馬として繋養されている。
　「以前は兄弟が互いに見える放牧地にいましたが、最近になってヴィクトリーが離れた場所に移動してしまいました」とは社台スタリオンステーションの徳武英介さん。そのリンカーンは父がサンデーサイレンス、そしてヴィクトリーは父がブライアンズタイムということで、馬体や性格もまるで違っている。
　「ヴィクトリーはブライアンズタイム産駒の典型というか、しっかりとした腹袋を有していて、重心も低く見えます。気性が穏やかなところも、父が出ていますね」(徳武さん)
　リンカーンの活躍もあり、デビュー前から将来を嘱望されていたヴィクトリーは、2歳新馬戦を勝利した後、クラシックの登竜門となった感もあるラジオNIKKEI杯2歳S(G3)で2着。休養明けの若葉Sを勝利し、迎えた皐月賞(Jpn1)では、ゴール前でのたたき合いをハナ差封じ込み、第67代の皐月賞馬となった。
　リンカーンは2010年に初年度産駒をデビューさせ、その中からデルマドゥルガーが桜花賞(G1)に出走するなど、種牡馬として順調な滑り出しを切っている。弟のヴィクトリーも来年に初年度産駒をデビュー。産駒数こそ少ないが、皐月賞(Jpn1)を勝利した自身の仕上がりの良さとスピード能力が遺伝されれば、あっと言わせるような産駒を輩出する可能性もある。
　「馬自身はとても健康で元気ですし、まだまだ仕事をさせてあげたいですね」と徳武さん。現役時は叶わなかった兄弟の直接対決は、来年、産駒たちに見せてもらうことにしよう。
]]></description><pubDate>Thu, 12 Jan 2012 01:05:00 GMT</pubDate>
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<title>トウカイテイオーを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_61946</link><description><![CDATA[
　数々の名勝負の舞台となってきた有馬記念。そのひとつに数えられるのが、1993年12月26日。トウカイテイオーが奇跡の復活を果たした第38回有馬記念(G1)だ。
　不敗の3冠馬シンボリルドルフの初年度産駒にして不敗の2冠馬。確実視された3冠は左後肢の骨折により夢に終わったが、翌年のジャパンカップ(G1)では2頭の英国ダービー馬、そして全欧年度代表馬らを相手に先頭ゴールインを果たしている。&ldquo;世界の帝王&rdquo;へと名のりをあげたが1番人気になった有馬記念(G1)は腰を痛めて大敗。翌年の宝塚記念(G1)で再起を目指したものの最終追いきり後に生涯3度目の骨折が判明。それでも、ちょうど1年ぶりとなった有馬記念(G1)で奇跡の復活。栄光と挫折を繰り返した競走生活だった。
　そんなトウカイテイオーも24歳。
　「変わらず、といったら嘘になりますが年齢なりに元気です。もともと少し神経質なところがありましたので、静かな環境に移動して体調も良さそうですよ」と報告してくれたのは同馬をけい養する社台スタリオンステーションのスタリオンスタッフ。毎年、大勢のファンの方がこの馬との再会を楽しみにスタリオンまで足を運んでくれていたのは十分に承知しているが、これも馬のためとご理解いただきたい。
　そんなトウカイテイオーに「パーソロンから続く貴重なサイアーライン。消長の激しい種牡馬の世界とはいえ、シンボリルドルフがその父パーソロン21歳時に生まれた産駒ということを考えれば、まだもう一花咲かせて欲しい」とエールを送るのは同スタリオンの徳武英介さんだった。たしかに実際にG1勝馬を出しているという事実は雄弁だ。
　放牧地で見せる軽やかなステップは、奇跡の貴公子といわれた現役時代から変わらぬ独特のもの。大きく崩れない体型もまた、本馬の健康状態を物語る。
　年齢とともに種付頭数は減少傾向だが、牝系をたどれば途絶えそうな危機を乗り越えてきたヒサトモ系。日本競馬史上初めてダービーを制したこの名牝は、1度は繁殖牝馬となったものの戦後の混乱期の中で現役に復帰。競馬場で非業の死を遂げている。残されたたった1頭の繁殖牝馬が血をつむいで、そして生まれたのがトウカイテイオーだ。逆境に強い血統だということはトウカイテイオー自身が、その競走生活で証明している。
　現実を見れば厳しい道のりであることは間違いないが、もう1度だけ、奇跡という言葉を信じてみたい。そんな気がする。
]]></description><pubDate>Wed, 11 Jan 2012 05:24:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>ダイワメジャーを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_61911</link><description><![CDATA[
　競馬に例えれば、スタートからダッシュ良く飛び出したダイワメジャーがレース全体のほとんどを引っ張り、そして逃げ切り濃厚と思われたところに外からディープインパクトが強烈な末脚で先頭ゴールイン。それでもダイワメジャーは世代最先着を果たした、といったところだろうか。
　惜しくも総合タイトルを逃がしたものの2011年シーズンのファーストシーズンチャンピオンサイアーとなったのは社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っているダイワメジャーだった。
　「どちらも素晴らしい種牡馬であることが証明できてほっと胸をなで下ろしています」と少し困ったような表情で社台スタリオンステーションの徳武英介さんが状況を説明してくれた。
　「ダイワメジャーは、今までのサンデーサイレンス系とは少しイメージが違うように感じています。母系の影響が強いのかもしれませんが、先行して粘りこむ現役時代のダイワメジャーを彷彿させるような産駒が多く見られますね」と分析している。骨が太く、筋肉量が豊富。たくましさを感じさせる産駒が多いという。「ダイワメジャー自身はやや遅いデビューとなりましたが、晩成型というわけではありませんでした。小倉2歳S(G3)を勝ってくれたように産駒は2歳の夏から活躍して、息の長い活躍が期待できます。また、メジャーアスリートのようにダートに高い適性を示してくれる馬もいます。広いカテゴリーで活躍してくれるっていうのは有利ですね」と嬉しそうだ。
　そんな産駒の活躍を知る由もないダイワメジャーは同期生キングカメハメハと&ldquo;ライバル&rdquo;になったディープインパクトにはさまれるような放牧地で元気に過ごしている。どうもディープインパクトにはあまり関心がないようで、キングカメハメハ側にいることが多く、ときおり牧柵をはさんだ豪華なあわせ馬を披露してくれる。先に発表された2012年の種付料ではキングカメハメハ、ディープインパクトとともに、ダイワメジャーを含めた3頭だけが「種付時までに全額納入(不受胎時は全額返還)」の条件が示された。スタリオンの期待がうかがえる。
　4年連続で150頭以上の繁殖牝馬に配合した人気種牡馬は、来年はさらに忙しいシーズンになりそうだ。
]]></description><pubDate>Tue, 10 Jan 2012 05:07:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>キングカメハメハを訪ねて～社台スタリオンステーション</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_61858</link><description><![CDATA[
　JRA勝利回数は&ldquo;ファイナルS&rdquo;のコスモセンサーを含め内国産種牡馬の年間最多勝となる184。勝った重賞も自身最多の12。G1タイトルこそアパパネによるヴィクトリアマイル(G1)だけだったが、芝1200mから2400mまで幅広い距離で10頭が重賞勝馬となった。全12勝はすべて芝コースによるものだったが、ジャパンCダート(G1)にはソリタリーキングとトウショウフリークの2頭をエントリーさせている。函館2歳S(Jpn3)に勝利したフィフスペトルが5歳秋のマイルチャンピオンシップ(G1)で2着。ベルシャザールは8番人気の低評価に反発するように日本ダービー(G1)で3着となり、決して万全とは言えない体調だったであろうアパパネもエリザベス女王杯(G1)で前年と同じ3着をキープした。2011年、前年に引き続きJRA総合チャンピオンサイアーになったキングカメハメハは文字通り総合力の勝利だった。
　「いや、もう何も話すことはないです」と満面の笑みを浮かべながら社台スタリオンステーションの徳武英介さんが言う。「何もない」というのは「馬に対して注文がない」という意味だ。ローズキングダムやトゥザグローリーのようにサンデーサイレンス系との相性の良さも知られるところだが、アパパネやルーラーシップ、フィフスペトルのようにサンデーサイレンス系牝馬以外の配合からも活躍馬を続出させている。「欠点がないのが凄いです」と称えている。
　競走馬としてはNHKマイルC(G1)と日本ダービー(G1)を連続レコード勝ち。種牡馬としても史上最高額(当時)で馬産地に迎え入れられ、配合数レコードも随時更新。2010、2011年には266頭への配合を記録した。牝馬三冠馬、そしてジャパンカップ優勝馬の父となり、2歳チャンピオンサイアー、総合チャンピオンサイアーのタイトルを手中に収めている。サンデーサイレンス系ではない馬がチャンピオンサイアーになったのは94年のトニービン以来、16年ぶり。日本初のミスタープロスペクター系のチャンピオンサイアーにもなった。すべてのレコードを塗り替えながら、変わりゆく時代の真ん中にいるのがキングカメハメハ。まさに無人の野を行く快進撃だ。
　「仕上がりが早くて、そして古馬になっても活躍する産駒が多い。初年度産駒のフィフスペトルが5歳になってG1戦線であわやのシーンをつくるんですからね」と感心しきり。上級馬は芝のイメージが強いが184勝の内訳は芝で90勝、ダートで91勝。障害3勝というから、まさに&ldquo;パーフェクト&rdquo;だ。これからも日本の生産シーンを語るうえで欠かせない存在であることは間違いない。
]]></description><pubDate>Fri, 06 Jan 2012 04:26:00 GMT</pubDate>
</item><item>
<title>スイープトウショウ2011</title>
<link>http://uma-furusato.com/column/detail/_id_62237</link><description><![CDATA[
　スイープトウショウ2011　2011年2月25日　牝　栗毛　父ディープスカイ　母スイープトウショウ&nbsp;
　強烈な末脚を武器に、牝馬としては39年ぶり史上2頭目となる宝塚記念(G1)を制したスイープトウショウの第2仔を新ひだか町のトウショウ牧場に訪ねた。
　現役時代のスイープトウショウは、とにかく派手な馬だった。調教を拒否したり、ゲートを嫌がり。それでもレースになれば目の覚めるような末脚で圧倒的な存在感を示した。秋華賞(G1)では前年の2歳牝馬チャンピオンを置き去りにし、宝塚記念(G1)ではハーツクライやゼンノロブロイらを一蹴。エリザベス女王杯(G1)ではオースミハルカの夢をゴール前で打ち砕いた。2着に敗れたとは安田記念(G1)ではサイレンとウイットネス、ブリッシュラックといった香港勢やカンパニー、テレグノシスといった末脚自慢も封じ込めた。稼ぎ出した装収得賞金は歴代2位(当時)にもなった。
　そんなスイープトウショウの第2仔として、2月25日に産声をあげたのは、NHKマイルC(Jpn1)、そして日本ダービー(Jpn1)を制したディープスカイを父に持つ栗毛の牝馬。4本の足に履いた長いソックスと両親ゆずりの派手な流星が印象的だ。サンシャインパドックでの放牧だったために元気に走り回る写真をお届けでないのが残念だが「普段はとても元気です」と、元気のよさには牧場スタッフが太鼓判を押してくれた。
　「毛色と、大きな流星のせいかもしれませんが、どちらかといえば父親似のような気がします。性格だけはお母さんに似て欲しくないなぁという思いがあるからかもしれませんが」と冗談交じりに言い「どちらに似てもよいですから、このまま無事に競馬場に送り出したいと思っています。」と&ldquo;親心&rdquo;のような心情をチラリと見せてくれた。
　「8月に離乳したあとも順調です。初仔を産んで、1年空いたあとの仔ということもあるのかもしれませんが、牝馬としては馬格に恵まれたと思います。お母さんと同じくらいか、あるいは超えるくらいに成長すると思います」と言うから心強い。ディープスカイとの配合は「500キロを超える雄大な馬格とスピード、瞬発力。それとアグネスタキオの血を受け継ぐ馬という意味を込めて期待しました。期待どおりの仔を産んでくれて嬉しいです」と目尻を下げている。
　「2011年はスイープトウショウにはディープインパクトを配合しました。この配合を待ってくださる方々もたくさんいらっしゃると聞いていますし、無事に受胎しましたので、われわれも楽しみです。しっかりとした仔育てをするお母さんですし、初仔と2番仔が牝馬だったので、今度は男の子かなって楽しみにしているんです」と期待に胸を膨らませている。
]]></description><pubDate>Wed, 28 Dec 2011 08:15:00 GMT</pubDate>
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