馬産地ニュース

JRA1歳市場購買馬が日高育成牧場に移動

  • 2019年07月23日
  • JRA日高育成牧場に入厩した1歳市場購買馬
    JRA日高育成牧場に入厩した1歳市場購買馬
  • セレクションセールで購買したドゥラメンテ産駒
    セレクションセールで購買したドゥラメンテ産駒
  • セール会場でのマイクロチップ検査
    セール会場でのマイクロチップ検査
  • セレクトセールで購買したルーラーシップ産駒
    セレクトセールで購買したルーラーシップ産駒

 7月18日、JRA日本中央競馬会(後藤正幸理事長)は、7月に行われた2つの1歳市場、日本競走馬協会が主催したセレクトセール、日高軽種馬農業協同組合が主催したセレクションセールにおいて購買した1歳馬を、浦河町西舎にある日高育成牧場に移動させた。

 JRAはセレクトセールにて6頭(牡2頭、牝4頭)を総額74,520,000円(税込)で、セレクションセールにて13頭(牡10頭、牝3頭)を総額142,020,000円(税込)で購買。合計19頭(牡12頭、牝7頭)のうち日高育成牧場には14頭(牡9頭、牝5頭)が入厩した。

 14頭は冨成雅尚業務課長らによる、マイクロチップ検査、馬体重測定、採血、メディカル検査などを経て引き渡しを完了。JRA育成馬として9頭のJRAホームブレッドと一緒に管理されることになった。

 冨成課長は「セレクトセール、セレクションセールとも選ばれた馬が上場されているだけあって、素晴らしい馬が多い印象を受けました。リストアップしていたすべての馬を購買できたわけではありませんが、良い馬を買えたと満足しています。しっかりと育成していきたいです」と話した。

 JRA育成馬はJRAスタッフにより育成調教され、来年のJRAブリーズアップセールに上場。その過程では強い馬づくりのための生産育成研究や生産育成技術の開発も行われ、その成果や研究結果は、講習会やシンポジウムなどを通じて生産地へフィードバックされる。