馬産地ニュース

ビッグアーサーの初年度産駒が誕生

  • 2019年03月27日
  • 2月16日に生まれたビッグアーサーの初年度産駒
    2月16日に生まれたビッグアーサーの初年度産駒
  • 新ひだか町静内の岡田牧場生産馬
    新ひだか町静内の岡田牧場生産馬
  • 父になったビッグアーサー
    父になったビッグアーサー

 昨年から新ひだか町のアロースタッドで種牡馬生活を送るビッグアーサーの初年度産駒が誕生した。

 2月16日生まれの鹿毛の牡馬で新ひだか町静内目名にある岡田牧場の生産馬。母は、一族にワイルドワンダーやマルターズヒートなどの重賞勝ち馬がいるベルモントピノコとなる。岡田隆寛社長は「ビッグアーサーは現役の時から注目していました。500kgを超える雄大な馬体から繰り出すスピードとパワーが印象に残っています。サンデーサイレンスの血が入っていませんし、サクラバクシンオーの後継としても魅力が十分あったので種牡馬としての可能性を感じて導入した経緯があります。うちの牧場では4頭ほどうまれてますが、みんな鹿毛でビッグアーサーによく似てがちっとした馬体をしてます。遺伝力が強いのでしょうね」と話した。

 ビッグアーサーは父サクラバクシンオー、母シヤボナ、母の父キングマンボという血統で、浦河町荻伏にあるバンブー牧場の生産馬。2012年北海道セレクションセールにおいて11,025,000円(税込)で取引された市場取引馬となる。

 現役時代は中辻明氏の所有馬、栗東の藤岡健一厩舎の管理馬として2014年4月の3歳未勝利戦でデビュー勝ちを飾ると10か月の休養を挟んで5連勝を記録。2016年の高松宮記念(G1)を1分6秒7のレコードタイムで駆け抜け重賞初制覇がG1勝利となった。秋にはセントウルS(G2)に優勝。通算成績は15戦8勝でキャリアを終えた。

 昨年は164頭に種付け。初年度産駒は2021年にデビューを迎える。