馬産地ニュース

北海道市場で産地馬体検査2日目が行われる

  • 2018年04月12日
  • 多目的ホールでの検査は、非常にスムーズに行われていた
    多目的ホールでの検査は、非常にスムーズに行われていた
  • 特徴検査のために、育成馬をしっかりとおさえる牧場スタッフ
    特徴検査のために、育成馬をしっかりとおさえる牧場スタッフ
  • ホエールキャプチャの16は、堂々とした立ち振る舞いを見せていた
    ホエールキャプチャの16は、堂々とした立ち振る舞いを見せていた
  • 写真撮影の際にも軽い動きを見せていた、チェリーフォレストの16
    写真撮影の際にも軽い動きを見せていた、チェリーフォレストの16

 4月11日、新ひだか町のJBBA北海道市場で、平成30年度の産地馬体検査2日目が行われた。

 この日は121頭の2歳馬が馬運車で会場へと訪れ、検査会場となった北海道市場多目的ホールにおいて、視力とマイクロチップ、そして特徴と3つの検査が順を追って行われた。

 検査を終えた2歳馬は、会場の外の待機する取材陣の元へと出向き、立ち写真のポーズを決めるだけでなく、牧場のスタッフには現在の調教内容や、将来性といった取材も行われていた。

 この日、一番の注目馬となったのは、セレクトセール2016の当歳セクションで1億8,360万円(税込)の評価がされた、ホエールキャプチャの16(牡、父オルフェーヴル)。成長過程を見てきた、ビッグレッドファーム明和の榎並健史調教主任は、「その評価額にふさわしい動きを見せています。順調に調教も進められていますし、クラシックでの活躍を見せてもらいたいです」と期待を寄せていた。また、昨年まで6年連続でリーディングサイアーに輝いているディープインパクト産駒も姿を見せていた中、仕上がりの良さを証明する好馬体で目を引いていたのが、チェリーフォレストの16(牡、父ディープインパクト)だった。

 「調教が進んでおり、早期のデビューも見込まれるようになったことで、産地馬体検査を受検しました。父の産駒らしい軽さと柔らかさを両立しているだけでなく、賢い馬で折り合いにも不安はありません」と育成を手がけるクローバーファームの育成スタッフも、その能力を高く評価していた。北海道地区の産地馬体検査最終日となる3日目は、4月12日、安平町・北海道ホルスタイン協会家畜市場で行われる。