馬産地ニュース

門別競馬場で2回目の競走能力・発走調教検査

  • 2018年03月23日
  • 今年2回目の競走能力・発走調教検査
    今年2回目の競走能力・発走調教検査
  • 一番時計を記録したアンビートゥン
    一番時計を記録したアンビートゥン
  • ジャスタウェイ産駒のヘカトンケイル
    ジャスタウェイ産駒のヘカトンケイル

 3月22日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、ホッカイドウ競馬の今年2回目の競走能力・発走調教検査が行われた。

 曇り、稍重のコンディションで行われた第2回目の検査には、2歳馬29頭、4歳馬2頭の合計31頭が出走。3頭が練習条件付きとなったが、全頭が検査をクリアした。

 この日の検査は、今年初めて一般にも公開。スタンドには馬主や生産者、育成牧場スタッフといった牧場関係者に混じり、熱心なファンも駆けつけ、デビューを目指す2歳馬の姿を目で追っていた。

 一番時計を計測したのは、ダート界で複数の重賞勝ち馬を送り出す人気種牡馬、シニスターミニスターの産駒のアンビートゥンで51.1秒。ホッカイドウ競馬でデビューし、2013年のNARグランプリ年度代表馬に上り詰めたハッピースプリントと同じ、浦河町の辻牧場のオーナーブリーディングホース、田中淳司厩舎の所属馬で、今後の活躍が期待される。

 話題のフレッシュマンサイアーでは、2014年にドバイデューティフリー(G1)、安田記念(G1)などを制して、国際競馬統括機関連盟のロンジンワールドベストホースランキングにおいて、130ポンドを獲得し、日本産馬として初めて世界単独トップとなったジャスタウェイとベルシャザールの産駒が出走。まだ荒削りながら軽快なフットワークで駆け抜けた。