馬産地ニュース

イーストスタッドで種牡馬展示会

  • 2018年02月16日
  • ヒラボクディープもまた、この世代から繋養されたディープインパクト産駒
    ヒラボクディープもまた、この世代から繋養されたディープインパクト産駒
  • エーシントップはTale of the Cat の後継種牡馬
    エーシントップはTale of the Cat の後継種牡馬
  • オウケンムーンが、今年の牡馬クラシック戦線を賑わせてくれそうなオウケンブルースリ
    オウケンムーンが、今年の牡馬クラシック戦線を賑わせてくれそうなオウケンブルースリ
  • ディープスカイは産駒クリンチャーの活躍で注目が集まる
    ディープスカイは産駒クリンチャーの活躍で注目が集まる
  • ダンカークは今年、日本での初年度産駒がデビュー
    ダンカークは今年、日本での初年度産駒がデビュー
  • 大トリとして出てきたのはマジェスティックウォリアー
    大トリとして出てきたのはマジェスティックウォリアー
  • 挨拶に立った谷川貴英代表
    挨拶に立った谷川貴英代表

 2月6日の安平・社台スタリオンステーションから始まった今年の種牡馬展示会も、15日の浦河・イーストスタッドで最後の開催を迎えた。

 展示会の前には、農事組合法人イーストスタッドの谷川貴英代表が「今日は寒い中をおいでいただき、ありがとうございます。先週はディープスカイ産駒のクリンチャーと、オウケンブルースリ産駒のオウケンムーンが、それぞれ中央の重賞を勝利しました。他にも繋養種牡馬の産駒たちは活躍を見せております。お越しになった皆様のご協力の元、沢山の方々に配合をご検討していただければと思います」と挨拶に立った。

 ジャパンレースホースエージェンシーの中島直人氏の紹介により、まず、展示されたのは新種牡馬の2頭。そのうち、ヒストリカルとヒラボクディープは、イーストスタッドにとって初めてのディープインパクト後継種牡馬となる。ニュージーランドT(G2)など重賞3勝したTale of the Catの後継種牡馬エーシントップも馬体を披露した。

 7頭目に展示されたのがオウケンブルースリ。12頭目にはディープスカイと重賞ウイナーを送り出したばかりの種牡馬が姿を見せる中、17頭目に展示が行われたのが、今年、日本で誕生した初年度産駒がデビューを迎えるダンカーク、そして大トリとして18頭目に展示されたのがマジェスティックウォリアーとなった。

 2頭の展示に際しては、日本への導入に深く関わってきた竹内啓安氏がマイクを持ち、「ダンカークの配合相手はサンデーサイレンス系の血を引く牝馬が合っていると思いますが、その中でもフジキセキやハーツクライの血統と相性がいいと思います。マジェスティックウォリアーはサンデーサイレンス系ならゴールドアリュール。また、ブライアンズタイム、シンボリクリスエスといったロベルト系とも配合があっていそうですし、アメリカではストームキャットの血を引く繁殖との相性の良さも証明されています」と血統のエキスパートならではのアドバイスを送っていた。

 今年、中央競馬では初のG1レースとなるフェブラリーS(G1)にも、メイショウボーラー産駒のニシケンモノノフと、マジェスティックウォリアー産駒のベストウォーリアが出走。本格的的な種付けシーズンを前に、先週に続きイーストスタッド繋養種牡馬の産駒たちが、父の名を更に高めるような走りを見せてくれるのかもしれない。