馬産地ニュース

JBBAでリム&フットケア・ワークショップ

  • 2018年02月15日
  • 約40人が出席したワークショップ
    約40人が出席したワークショップ
  • 症例報告するみなみ北海道農業共済組合の市川浩獣医師
    症例報告するみなみ北海道農業共済組合の市川浩獣医師
  • 出席者からの質問に答える日高軽種馬農業協同組合静内支所の宮越大輔獣医師
    出席者からの質問に答える日高軽種馬農業協同組合静内支所の宮越大輔獣医師

 2月13日夜、日本軽種馬協会は新ひだか町静内田原にある静内種馬場研修所講義室において、平成29年度第2回リム&フットケア・ワークショップを開催した。

 ワークショップは、装蹄師や獣医師が日常の仕事の中で遭遇したアシや蹄に関する症例を持ち寄り、それぞれの意見や経験をぶつけて論議し、それぞれの症例の対応策を統括することを目的とした勉強会。平成22年度から2月と9月の年2回、軽種馬経営高度化指導研修事業の一環として継続的に開催されている。この日は生産地で携わる装蹄師や獣医師約40人が出席した。

 武田英二北海道日高装蹄師会会長を座長に、門別尚朗氏(北海道日高装蹄師会)が「川流れの左方の対処法・他」を、宮越大輔氏(日高軽種馬農業協同組合静内支所)が「外傷性蹄壁損傷の一例」を、市川浩氏(みなみ北海道農業共済組合)が「サラブレッド当歳馬屈腱虚弱の一症例」を、遠藤祥郎氏(JRA日高育成牧場)が「当歳馬の種子骨骨折について~JRAでの調査のまとめ~」をテーマに症例報告。スライドや動画で詳細を説明した。各テーマについては、治療経験のある獣医師や装蹄師がアドバイスするなど、活発な意見交換が行われた。

 次回のワークショップは8月下旬か9月上旬を予定。日本軽種馬協会は「次回も4つは症例報告を用意したいので、みなさま積極的に情報提供してください」と呼びかけた。