馬産地ニュース

社台スタリオンパレード2018が開催

  • 2018年02月07日
  • 2年連続年度代表馬キタサンブラック
    2年連続年度代表馬キタサンブラック
  • 北島オーナー、武豊騎手も駆けつけた
    北島オーナー、武豊騎手も駆けつけた
  • ドレフォンは米国のチャンピオンスプリンター
    ドレフォンは米国のチャンピオンスプリンター
  • ロゴタイプはG1 3勝のスピードスター
    ロゴタイプはG1 3勝のスピードスター
  • 引退レースを勝利で飾ったイスラボニータ
    引退レースを勝利で飾ったイスラボニータ
  • 安田記念(G1)優勝サトノアラジン
    安田記念(G1)優勝サトノアラジン

 2018年の種付シーズン開幕を前に、今年も種牡馬展示会が各地で開催されるが、そのトップを切ったのは安平町の社台スタリオンステーション。

 低気圧の影響で朝方まで不安定な天気となり、足止めをされた生産者も多かったというが、招待された生産者、関係者、マスコミなど約700人が会場に足を運んで全29頭のスタリオンパレードに熱い視線を送った。

 最初に登場したのは昨年の年度代表馬キタサンブラック。ラストランとなった有馬記念(G1)から約40日が経過し、その間に試験交配も無事に終了。ひとまわり逞しさを増した馬体を誇らしげに披露した。

 展示会には札幌市内のイベントに出演したという北島オーナーほか、清水久詞調教師、武豊騎手も駆けつけて愛馬の門出を祝った。

 北島オーナーは「引退式以来となりますので再会を楽しみにしていました。変わりなく元気で、このままレースに出走できるのではないかと思うほどです。今日は嬉しさで一杯です。私もキタサンブラックのファンの1人です。きっと良い子供を残してくれると思いますので、みなさんのご協力でよい種牡馬にしてやってください」とあいさつ。清水調教師、武豊騎手からも応援メッセージが送られた。

 続いて登場したのはBCスプリント(G1)の優勝馬で米国チャンピオンスプリンターのドレフォン。G1 3勝馬ロゴタイプには田中剛調教師から、イスラボニータには栗田博憲調教師からエールが送られ、新種牡馬の最後はサトノアラジン。1頭ずつ、詳細な競走成績に加えて、血統解説が添えられて種牡馬をPRした。

 その後は同スタリオンステーションが誇る豪華ラインナップの競演。初年度産駒のデビュー年度となったジャスタウェイに続いて紹介されたのは初年度産駒が好調なロードカナロア、オルフェーヴル、ノヴェリスト、エイシンフラッシュの4頭。続いてキンシャサノキセキ、ディープブリランテ、クロフネ、リーチザクラウン、ドリームジャーニーらが体調の良さをアピール。さらには昨年のセレクトセールで初年度産駒が高い評価を得たキズナ、エピファネイアが紹介され、スピルバーグ、フェノーメノ、シャトル帰りのリアルインパクトらが息つく間もなく登場。初年度産駒が誕生しているモーリス、ドゥラメンテ、ミッキーアイルが力強い歩様で見るものを魅了し、産駒がG1レースに勝利して次世代エースと目されるハービンジャー、ルーラーシップはどことなく貫禄が備わってきたようにも見える。

 最後は同スタリオンステーションが誇る四天王。ダイワメジャー、ハーツクライ、キングカメハメハ、ディープインパクトが見るもののため息を誘った。