馬産地ニュース

コパノリッキーがブリーダーズ・スタリオン・ステーションにスタッドイン

  • 2018年01月16日
  • ダートG1/Jpn1 11勝をあげたコパノリッキー
    ダートG1/Jpn1 11勝をあげたコパノリッキー
  • 元気な姿でスタッドインした
    元気な姿でスタッドインした
  • 記念写真に納まるヤナガワ牧場関係者
    記念写真に納まるヤナガワ牧場関係者

 1月13日午後1時頃、日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションに、今年から新たに種牡馬生活を送ることが決まったコパノリッキーが、元気な姿でスタッドインした。

 スタッドインにはヤナガワ牧場の梁川正晋社長家族や正克会長夫妻、種馬場関係者、報道陣らが駆けつけ、コパノリッキーの門出を盛大に祝福した。

 コパノリッキーは父ゴールドアリュール、母コパノニキータ、母の父ティンバーカントリーという牡8歳の栗毛。日高町のヤナガワ牧場の生産馬で、2005年の毎日王冠(G2)などを制覇したサンライズペガサスと同じ一族になる。

 コパノリッキーの競走成績は33戦16勝。風水の第一人者として知られるドクターコパこと小林祥晃氏の所有馬、栗東の村山明厩舎の管理馬として2012年12月にデビュー。2戦目で初勝利をあげると、6戦目となった2013年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)で重賞初勝利。古馬になり2014年のフェブラリーS(G1)でG1初制覇を飾ると、かしわ記念(Jpn1)、JBCクラシック(Jpn1)も制した。2015年はフェブラリーS(G1)、JBCクラシック(Jpn1)連覇を達成したほか東海S(G2)に優勝しJRA賞最優秀ダートホースを受賞。2016年は2度目のかしわ記念(Jpn1)のほか、帝王賞(Jpn1)、マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)に優勝しNARダートグレード競走特別賞を受賞。2017年はかしわ記念(Jpn1)、マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1)を制して、ホッコータルマエが持つG1/Jpn1 10勝の日本タイ記録に並ぶと、引退レースの東京大賞典(G1)を逃げ切り、歴代最多のG1/Jpn1 11勝の日本記録を樹立した。

 事務局の(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブは「コパノリッキーはダートのマイルから中距離で活躍し、史上最多となるG1/Jpn1 11勝をあげました。6日に引退式を終えたばかりですが、長旅の疲れもなく到着後の体調も問題ありません。今後は種牡馬生活をスタートさせる準備を整えていきます。昨年亡くなったゴールドアリュールの後継として、生産地から期待の大きさを感じております」とコメントした。

 種付料は受胎条件80万円(フリーリターン特約付き)、または、出生条件120万円に設定されたが、すでに予定数に達して満口となっている。