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社台スタリオンステーションにドレフォンがスタッドイン

  • 2017年12月25日
  • 社台スタリオンステーションが導入したドレフォン
    社台スタリオンステーションが導入したドレフォン
  • 異国の地から元気な姿でスタッドイン
    異国の地から元気な姿でスタッドイン
  • 種付料は受胎条件300万円(フリーリターン特約付き)
    種付料は受胎条件300万円(フリーリターン特約付き)

 12月22日午前10時30分頃、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションに、来年から新たに種牡馬として導入されるドレフォンがスタッドインした。

 スタッドインにはスタリオン関係者や吉田勝己ノーザンファーム社長らが出迎え、期待の新種牡馬に熱い視線を送った。

 ドレフォンは父ジオポンティ、母エルティマース、母の父ゴーストザッパーという牡4歳鹿毛のアメリカ産馬。4代母ビティガールは1973年の英2歳牝馬チャンピオンでおじには2003年のBCジュヴェナイル(G1)に勝ちエクリプス賞2歳牡馬チャンピオンに選出されたアクションディスデイがいる。

 ドレフォンの競走成績は9戦6勝。2歳時の2015年10月にデビューし、11月に初勝利。3歳時の翌2016年にキングズビショップS(G1)を1分21秒25の好時計で駆け抜けて重賞初制覇をG1で飾った。続くBCスプリント(G1)は最後の直線で力強く抜け出して優勝。デビューからわずか6戦で米スプリント界を制圧し、エクリプス賞チャンピオンスプリンター牡馬になった。今年はフォアゴーS(G1)を後続に4馬身差をつけて逃げ切り勝ちした。

 社台スタリオンステーションは「検疫期間を無事に過ごして良い状態でスタッドインできました。現役時代はダートしか走っていませんが、柔らかな脚のさばきや血統背景から芝でも活躍できたのではと感じています。レース映像を見るとわかりますが、スタートダッシュと二の足の早さは特筆すべきものがあります。負けたレースはスタート直後の落馬などのアクシデントで、まともに走ったレースはすべて完勝でした。サンデーサイレンス系牝馬との配合も可能です。配合次第ではスプリントからマイルまでこなせる産駒がでてくるのではないかと期待しています」と話した。すでに2018年度の種付料は受胎条件300万円(フリーリターン特約付)と発表されている。