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JBBAが馬の歯牙疾患に関する講演会

  • 2017年12月01日
  • JBBA主催の馬の歯牙疾患に関する講演会
    JBBA主催の馬の歯牙疾患に関する講演会
  • 講師を務めたレイモンド・ハイド氏
    講師を務めたレイモンド・ハイド氏
  • 講演会には牧場関係者や獣医師など約170人が出席した
    講演会には牧場関係者や獣医師など約170人が出席した

 11月30日夜、日本軽種馬協会(河野洋平会長理事)は、新ひだか町静内吉野町にある静内エクリプスホテルにおいて、馬の歯牙疾患に関する講演会を開催した。

 この講演会は軽種馬経営高度化指導研修事業の一環で、日本ウマ科学会臨床委員会が協賛し、JRA日本中央競馬会日高育成牧場、日高獣医師会、胆振獣医師会が後援。講師には米国からAmerican School of Equine Dentistryのレイモンド・ハイド氏を招いた。当日は牧場関係者や獣医師など約170人が出席した。

 ハイド氏は「馬の歯を含めた口腔衛生環境を適切に維持する為の日常管理」をテーマに講演。座長は日高軽種馬農業協同組合の前田昌也獣医師が務めた。

 講師のハイド氏は、馬の歯牙疾患に関する診断・治療のスペシャリスト。米国ミシガン州立大学を卒業後、小動物臨床、生産動物臨床などをさまざまな経験を積んだのち、馬専門の獣医師になり、2000年にAmerican School of Equine Dentistryという馬の歯科専門学校を設立。ヴァージニア州で開業獣医師として活躍する一方で、全米各地をはじめ、中南米やオセアニアなど世界各国でセミナーを開催し、絶大な評価を得ているほか、数多くの歯科技術者を育ててきた。

 ハイド氏は獣医師を目指した動機や歯にフォーカスしたきっかけなど自身の生い立ちやデンタルケアの重要性、歯牙疾患の症例や治療法、予防法、消毒の仕方などを説明。歯の健康に向けた日常からの衛生管理を呼びかけた。

 会場からは「歯を削る際に均等に角を丸く削るようにいわれたことがありますがどのように削ればよいですか」、「狼歯を取るタイミングはいつがベストですか」、「当歳馬が放牧中のアクシデントや母馬に蹴られて歯が欠けることがありますが、どのようにケアしていけばよいですか」、「カケスの当歳は日常どのように扱っていけばよいでしょうか」、「馬がエサを食べるときの頭の位置と歯の病気の関連性はありますか」、「サクへキがある馬の取り扱いについて教えてください」、「ハミを使うことでかみ合わせが悪くなることがあるのでしょうか」、「歯を削りすぎないように気を付けるにはどうすればよいですか」など多くの質問が寄せられ、ハイド氏は「とても良い質問ですね」とうなずきながら、質問者が納得するまでわかりやすく丁寧に回答した。

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