馬産地ニュース

北海道日高装蹄師会が研修会

  • 2017年11月13日
  • 北海道日高装蹄師会の秋期装蹄技術向上研修会
    北海道日高装蹄師会の秋期装蹄技術向上研修会
  • 講師を務めた日本装削蹄協会装蹄教育センターの竹田信之装蹄師
    講師を務めた日本装削蹄協会装蹄教育センターの竹田信之装蹄師
  • 研修会には約30人の装蹄師が出席した
    研修会には約30人の装蹄師が出席した

 11月9日、北海道の装蹄師が所属する北海道日高装蹄師会(武田英二会長)は、新ひだか町静内神森にある日高軽種馬農業協同組合静内支所2階大会議室において、秋期装蹄技術向上研修会を開催した。

 この研修会は、同装蹄師会が取り組む事業のひとつ。今年はJRA日本中央競馬会から日高育成牧場業務課の遠藤祥郎診療防疫係長と、日本装削蹄協会装蹄教育センターの竹田信之装蹄師を講師に迎えた。

 当日は約30人の会員が出席。開会にあたり主催者を代表して武田会長は「本日は二人の講師の方をお迎えしましたので、皆様、時間の許す限り、また、疑問が残らないように、充実した研修会にしていただければと心より願っています」とあいさつした。

 「米国におけるサラブレッドの生産育成と蹄の管理」をテーマに講演した遠藤診療係長は、帯広畜産大学畜産学部獣医学科を卒業した2005年にJRAに入会。美浦トレーニングセンターで診療、日高育成牧場と宮崎育成牧場で診療とJRA育成馬の育成調教に携わり、2015年から約2年間、海外生産育成調教実践研修で渡米。ダービーダンファーム、ウィンスターファーム、マーゴーファーム、スティーヴ・アスムッセン、厩舎ハグヤード馬医療機関、オカラスタッドでスタッフの一員として研修に励み、サラブレッドが生まれてから競走馬として出走するまでのすべてのステージを経験した。研修を終えた今年3月から再び日高育成牧場へ赴任。現在は繁殖部門のマネージャーとして陣頭指揮を執るとともに、米国研修で習得した知識や技術を広く伝えるため、講師として全国各地で講演を行っている。

 遠藤防疫係長は、日本と米国における、馬産全体の違い、繁殖牝馬や当歳馬の飼養管理の違い、育成調教全体の違いなどに言及し、米国での繁殖牝馬の装削蹄、子馬の肢軸異常への対処、1歳馬の装削蹄のやり方、育成牧場での装削蹄のやり方、せりでの装削蹄のやり方、日本と米国の装削蹄料金の違いなどを紹介した。

 また、「慢性蹄葉炎3+1症例の装蹄療法」について講演した竹田装蹄師は、駒場学園高等学校卒業後の1991年にJRAに入会。美浦・栗東トレーニングセンター、日高育成牧場、競馬学校、競走馬総合研究所常磐支所(現競走馬リハビリテーションセンター)など経て、現在は日本装削蹄協会装蹄教育センターで装蹄師認定講習会の受講生の講師として活躍している。2011年にはマレーシアで開かれた第9回アジア地区装蹄技術大会において、マレーシア、マカオ、韓国から出場した総勢43名の装蹄師と、装蹄・造鉄の技を競い1位となり、見事アジアチャンピオンに輝いた。

 竹田装蹄師は慢性蹄葉炎から重度の蟻洞を併発した症例など3つの蹄葉炎の症例についての装蹄療法と馬運動ニューロン疾患と慢性蹄葉炎を併発した症例馬の装蹄療法を紹介した。

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