馬産地ニュース

(株)田山産業運輸の主催するばん馬競技大会が開催される

  • 2017年10月10日
  • コースの脇に止められた馬運車から声援を送る参加者の姿も
    コースの脇に止められた馬運車から声援を送る参加者の姿も
  • ポニーばん馬はスピード戦になることも
    ポニーばん馬はスピード戦になることも
  • 重量調整やソリの移動はみんなで協力しあって行う
    重量調整やソリの移動はみんなで協力しあって行う
  • 草ばん馬でも第2障害はレースの最大の見せ場
    草ばん馬でも第2障害はレースの最大の見せ場

 10月8日、北斗市の(旧)大野町輓馬競技場において、(株)田山産業運輸の主催するばん馬競技大会が開催された。

 今年で21回を数える(株)田山産業運輸の草ばんば大会だが、その歴史にも証明されているように道内外から多くの草ばんば愛好家が集まり、エントリーした競技馬は一般馬、ポニー合わせて70頭以上となった。

 この日は20レースが開催され、一般馬は年齢や重量別、ポニーは体高によってカテゴリーが分けられ、ばんえい競馬と同じように、全長200Mに設置された大小2つのコースで、ゴールまでの速さを競った。

 一般馬の高重量戦は800㎏、ポニーでも250㎏となり、時間をかけながら2つ目の障害を越える時には、騎乗者の熱い檄と、観客からの声援が会場内に響いていた。

 初めて草ばんばを見たという北斗市の女性は、「その迫力とスピードに驚きました。北斗市のある大野町が、こうした農耕馬によって開拓されてきたことも、改めて確認できたような気がします」と話していた。道内では最後の草ばんば大会となった(株)田山産業運輸の主催するばん馬競技大会だが、来年も10月の第2週に開催が行われる予定となっている。