馬産地ニュース

静内軽種馬生産振興会が功労馬慰霊祭

  • 2017年09月19日
  • 静内軽種馬生産振興会の功労馬慰霊祭
    静内軽種馬生産振興会の功労馬慰霊祭
  • 玉櫛をささげて供養する田中裕之振興会会長
    玉櫛をささげて供養する田中裕之振興会会長
  • 新たに建立されたホワイトマズルの墓碑
    新たに建立されたホワイトマズルの墓碑
  • ユーセイフェアリーの名が刻まれた功労繁殖雌馬之碑
    ユーセイフェアリーの名が刻まれた功労繁殖雌馬之碑

 9月15日、新ひだか町の静内軽種馬生産振興会(田中裕之会長)は、新ひだか町静内田原にある桜舞馬公園(オーマイホースパーク)において、功労馬慰霊祭を開催した。

 この慰霊祭は、桜舞馬公園に数多くの功労馬の墓碑が建立されており、功労繁殖雌馬之碑には多くの名牝の名が刻まれていることに加え、馬産地の中心でもある町内の各牧場にも永眠している多くの功労馬がいることから毎年9月に行われている。

 今年は公園内に、1993年のイタリアダービー馬で、現役引退後の1995年から安平町の社台スタリオンステーションで、2012年から2015年まで新ひだか町静内目名にあるレックススタッドで種牡馬生活を送り、2004年の天皇賞(春)馬イングランディーレ、2007年の菊花賞馬アサクサキングス、2007年のシンガポール国際C(G1)を制覇したシャドウゲイト、2002年のオークス馬スマイルトゥモロー、2012年のジャパンCダート(G1)優勝馬ニホンピロアワーズなど数多くの活躍馬を送り出し、今年の2月に老衰のため27歳で死亡したホワイトマズルの墓碑を新たに建立。功労繁殖雌馬之碑には、1992年の阪神牝馬特別(G3)などを制して、2016年8月に29歳で死亡したユーセイフェアリーの名が刻まれた。現在、功労種牡馬の墓碑は32基34頭、功労繁殖牝馬の墓碑は5基5頭、功労種牡馬之碑への刻印は22頭、功労繁殖雌馬之碑への刻印は48頭という状況になっている。

 当日は田中振興会会長や谷岡康成副会長、中島滋顧問、会員のほか、日高軽種馬農業協同組合の藤原俊哉副組合長理事、渡辺和典理事、しずない農協協同組合の荒谷昭二常務理事、日本軽種馬協会静内種馬場の中西信吾場長、北海道日高家畜保健衛生所の加藤一典所長、日高農業改良普及センターの松井克行所長、北海道静内農業高等学校の大関俊郎校長、みなみ北海道農業共済組合日高支所の佐藤直樹所長、アロースタッドの岡田隆寛代表取締役社長、(株)レックス、(株)ジェイエス、新ひだか町、ジャパンスタッドブックインターナショナルの職員など約30人が参列。静内神社の山田一孝宮司の神事により功労名馬たちを供養した。

 田中会長は「本日はご多忙のなか、静内軽種馬生産振興会主催の功労馬慰霊祭に出席していただき、誠にありがとうございます。さて、本年はトレーニングセール、セレクトセール、セレクションセール、サマーセールというせり市場の売り上げは、レコードを更新しています。中でもサマーセールの売却率は、連日80%近くに達したことは、いままでになかったことです。特徴的にいえることは、ダート馬が高い評価をいただいていることと、東京オリンピック関連によるインフラ整備事業がある東京近郊の馬主様が元気であること、インターネット関連の新規馬主様の増加、そして、一千万円以上で日高の馬を購入してくださる馬主様が増えたことなどが考えられます。また、レポジトリーの充実が、安心、安全そして、安価ではなく高価なサラブレッドを購入していることにつながっているのではと思います。この時期に我われ生産者は基礎を固めて、次の時代に残れる経営体にしていく必要があります。引き続き関係各位のご協力をお願いいたします。最後になりますが、今この生産活動があるのは、過去の功労馬がいてくれたからこそであります。今日はこの繁栄に寄与した功労馬たちを感謝するとともに、その霊を敬い、鎮魂の意を表して、血統的に再び復活してよみがえることを願うものです。本日は短い時間ではありますが、お世話になった功労馬たちを思い出し、彼らの話をしましょう」とあいさつした。

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