馬産地ニュース

門別競馬場で「びらとりDay」開催

  • 2017年08月17日
  • イベント会場ではブースが出展
    イベント会場ではブースが出展
  • 特産品びらとり和牛の串焼きの販売
    特産品びらとり和牛の串焼きの販売
  • 平取町ブランドの特産品トマトの「ニシパの恋人」も販売
    平取町ブランドの特産品トマトの「ニシパの恋人」も販売
  • ゆるキャラ「ビラッキー」も来場し、子供たちと記念撮影
    ゆるキャラ「ビラッキー」も来場し、子供たちと記念撮影
  • この日のホッカイドウ競馬は「びらとりDay」として開催された
    この日のホッカイドウ競馬は「びらとりDay」として開催された

 8月8日の門別競馬場は、全11競走が平取町の団体や企業などの協賛レースとして行われ、すべてのレースに平取に由来のある名前が付けられた「びらとりDay」として開催。競馬場は一日中「びらとり」で埋め尽くされた。

 平取町は日高地方の西端に位置する町で総面積は約743 km²。人口は約5,500人で、トマト栽培やブランドにもなっている和牛の育成など農業を中心とした町づくりを行っている。

 この日は、第1レースの平取町義経神社例大祭賞から始まり幌尻岳賞、びらとり黒豚賞、びらとり温泉美味い宿ゆから賞、サマーセール平取産馬応援賞、公認キャラ「ビラッキー」賞、平取町軽種馬生産振興会賞、JAびらとりニシパの恋人賞、まるごと1日びらとりDay特別、びらとり和牛55周年記念特別と続き、最終11レースが平取町長杯「平取すずらん」特別などローカル色満載で親しみのあるレース名となった。

 場内では、平取和牛の串焼きや特産のフランクソーセージ、やまべ、トマト、メロンなどの特産品がサービス価格で販売され来場者を喜ばせていた。

 今年で2年目になるこのイベントは、平取軽種馬生産振興会(北嶋佳和会長)と平取町、農協などが主体となり、今回は2台の送迎バスを用意、60名近くの利用者もあり会場は賑わっていた。

 北嶋会長は「町民や一般の方に地元の競馬場をより身近に感じてもらいたいという思いから始めました。ギャンブルの場所というより家族や仲間が集まって楽しめる空間であって欲しいですね。」と想いを語る。

 同振興会では、6月に行われた1歳馬の品評会でも、町民が選ぶ町民賞を設けたり、子供の「馬の絵展」を実施して表彰するなど、馬産と町民の隙間をなくす努力をしている。

 北嶋会長は、「小さな町だから出来る事かもしれませんが、お互いのコミュニケーションが図られると良いですね。」と語っていた。