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ノーザンホースパークで第52回北海道春季馬術大会

  • 2017年07月04日
  • 2008年の2歳王者セイウンワンダー
    2008年の2歳王者セイウンワンダー
  • 2013年の弥生賞馬で、全弟にラジオNIKKEI賞(G3)出走クリアザトラックがいるカミノタサハラ
    2013年の弥生賞馬で、全弟にラジオNIKKEI賞(G3)出走クリアザトラックがいるカミノタサハラ
  • ノーザンホースパークのイベントでも時々登場しているフォゲッタブル
    ノーザンホースパークのイベントでも時々登場しているフォゲッタブル
  • 馬場馬術競技より、米本晃子選手とヴァクリボリィ
    馬場馬術競技より、米本晃子選手とヴァクリボリィ
  • 競技を見守っていた北海道乗馬連盟・吉田勝巳会長
    競技を見守っていた北海道乗馬連盟・吉田勝巳会長

   6月16日~18日の3日間、ノーザンホースパークで第52回北海道春季馬術大会が行われた。

   北海道乗馬連盟の主催で、期間中は青空に恵まれ、北海道の乗馬クラブ会員や馬術を学ぶ小中学生、高校生、大学生、牧場スタッフらが競った。ギャラリーではノーザンホースパークを訪れた観光客や、出場選手の家族が声援を送り、大会中は、同連盟の吉田勝巳会長も熱心に競技を見守っていた。今回は出場馬も多く、主管の北海道大学馬術部の大学生が、競技のスムーズな進行や表彰式などの運営に努めていた。

   競技には競走馬時代に重賞を制した馬も登場し、華麗な転身ぶりをアピールした。ジャンピングでは国内外でG1を制したデルタブルースをはじめ、2歳チャンピオンホースのセイウンワンダー、天皇賞馬ジャガーメイル、クラシック好走のフォゲッタブル、中央・地方のダートで優秀な成績を残したディラクエが迫力のジャンプを見せた。

   「標準小障害C・Part1」では出世レース・弥生賞(G2)の勝ち馬カミノタサハラが出場し、減点4でゴールした。コンビを組んだ西坂夢乃さん(ノーザンファーム)は、「乗用馬としても優秀で、センスが良いですね。気性は穏やかで、理解力があって、物覚えが良いです。まだ7歳で乗用馬としては若いですし、伸びしろのある馬だと思います。もっと高い障害も飛べそうですよ」と、感想を話していた。

   ノーザンホースパークを会場とした馬術大会は今後も開催が続き、8月18~20日に第42回北海道馬術大会、9月22~24日に第31回北海道秋季馬術大会が組まれている。同園に入場すると、一般見学することができ、出場馬は登場時に会場内でアナウンスされるほか、観覧席横に結果表が随時張り出されるエリアがあり、結果速報や事前の出場馬情報も得ることができる。また、ノーザンホースパークでは人気の「HAPPYポニーショー」を常時開催しており、同園に入場すれば、大会での軽種馬のジャンプと合わせて、可愛らしいポニーによるジャンプ演技も観覧できる。