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戸崎圭太騎手が騎乗閲覧

  • 2017年06月29日
  • BTC調教場で騎乗閲覧する戸崎圭太騎手
    BTC調教場で騎乗閲覧する戸崎圭太騎手
  • マンツーマンでアドバイスを送った
    マンツーマンでアドバイスを送った
  • 騎乗者のレベルの高さにも驚いていた
    騎乗者のレベルの高さにも驚いていた

 6月27日、2014年から3年連続でJRAリーディングジョッキーに輝く戸崎圭太騎手が、浦河町西舎にあるBTC軽種馬育成調教センター調教場において騎乗閲覧を行った。

 戸崎騎手は栃木県出身。1998年に南関東大井で騎手デビュー。フリオーソとのコンビで名を馳せ、2008年には306勝を記録し、初の全国リーディングジョッキーに就いた。2009年にも全国リーデングを獲得。2011年にはリアルインパクトで安田記念(G1)を制して、JRAG1初勝利を飾った。2013年にJRA騎手免許を取得。2014年から2016年まで3年連続でJRAリーディングに輝く、名実ともに日本を代表するトップジョッキーとして確固たる地位を築いている。

 BTC調教場では、湯地達彦BTC場長、高樽秀夫BTC利用者振興会会長の案内で、屋内600mトラック砂馬場、屋内1000m直線ウッドチップ馬場、1600mトラック砂馬場、屋内1000m坂路ウッドチップ馬場の4つの施設で調教を見学。トレーニングに励む若駒や騎乗者の動きに目を配った。

 調教の様子を見守った戸崎騎手は「みんな、想像していた以上に馬に乗るのが上手ですね。私からはとくに言うことはありません」と関心しきり。それでも騎乗者から「鐙の長さはどれくらいがいいのか?」や「騎乗しているときの薬指の使い方を教えてください」、「馬を抑えるときに気をつけることは?」、「騎乗姿勢について教えてください」といった質問が寄せられると、瞬時に問題点を見抜き、ゼスチャーを交えながらわかりやすい言葉でアドバイスした。

 将来の日本の軽種馬生産育成界を担う牧場スタッフは、トップジョッキーからのマンツーマンでの指導をすぐにでも役立てようと真剣な表情で吸収していた。