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2017年ファーストシーズンサイアー産駒の最初の2勝馬はエスポワールシチー

  • 2017年06月16日
  • 優駿スタリオンステーションで種牡馬生活を送るエスポワールシチー
    優駿スタリオンステーションで種牡馬生活を送るエスポワールシチー
  • 今年急死したゴールドアリュールの後継として期待は大きい
    今年急死したゴールドアリュールの後継として期待は大きい
  • 種付け料は受胎条件50万円、出生条件70万円
    種付け料は受胎条件50万円、出生条件70万円

   6月8日、日高町富川にある門別競馬場で今年のホッカイドウ競馬における最初の2歳オープン競走、JRA認定ウィナーズチャレンジ1(ダート1200m)が行われ、4番人気のヤマノファイトが半馬身差で優勝。この勝利で2017年ファーストシーズンサイアー産駒の最初の2勝馬はエスポワールシチーとなった。

   2勝目をあげたヤマノファイトは父エスポワールシチー、母ケイアイリード、母の父フォーティナイナーという血統の鹿毛の2歳牡馬。村上正和厩舎の管理馬で馬主、生産とも平取町本町の山口明彦さんとなる。

   ヤマノファイトはホッカイドウ競馬開幕日、4月18日に行われたJRA認定スーパーフレッシュチャレンジ1ではキタノシャガールの2着に敗れたが、2戦目のJRA認定アタックチャレンジで初勝利。今回は、そのキタノシャガールへ雪辱を果たす形となった。

   父のエスポワールシチーは、2009年のジャパンカップダート(G1)、2010年のフェブラリーステークス(G1)など、ダートG1/Jpn19勝をあげた名馬。2014年に新冠町にある優駿スタリオンステーションで種牡馬入りし、初年度産駒は59頭が血統登録。すでにヤマノファイトのほか、5月18日のJRA認定フレッシュチャレンジ競走を9馬身差で圧勝したティーズロワール、6月1日の2歳未勝利戦を制したモリノラスボスと、ホッカイドウ競馬で3頭が勝ちあがっている。

   3頭で4勝はファーストシーズンサイアーではトップ。産駒の活躍により人気も高まっている。事務局の(株)優駿は「種付けシーズンも残り少なくなってきましたが、9馬身差で勝った馬や2勝馬が出てきたことで、ここにきて問い合わせや申し込みが増え、うれしいことに自己記録を更新する種付け頭数になりました。これからの産駒の活躍を期待したいです」と話している。