馬産地ニュース

安平町にて第1回産地馬体検査3日目が行われる

  • 2017年04月14日
  • 会場には続々と馬運車が詰めかけた
    会場には続々と馬運車が詰めかけた
  • 行儀の良さもチェックされたかも?
    行儀の良さもチェックされたかも?
  • 全兄にG1 3勝馬のロゴタイプがいる、ステレオタイプの15
    全兄にG1 3勝馬のロゴタイプがいる、ステレオタイプの15
  • 動きの良さが目立っているアドマイヤテンバの15
    動きの良さが目立っているアドマイヤテンバの15
  • 立ち写真を撮影する取材陣
    立ち写真を撮影する取材陣

 北海道地区における平成29年度産地馬体検査は、13日、安平・北海道ホルスタイン協会家畜市場に会場を移して3日目の検査が行われた。

 この日は88頭の2歳馬が検査に訪れたが、そのほとんどが社台グループ(社台ファーム、ノーザンファーム早来、ノーザンファーム空港、追分ファームリリーバレー)の育成馬。例年の産地馬体検査よりも受検頭数は減ったものの、今年もクラシック戦線を沸かしている社台グループの育成馬を取材すべく、会場には多くの取材陣が集まった。

 その取材陣から注目を集めていたのが、G1馬や重賞勝ち馬の兄弟たち。ステレオタイプの15(牝、父ローエングリン)は、G1 3勝馬ロゴタイプ(牡7)の全兄弟。スターアイルの15(牝、父ディープインパクト)もまた、マイルG1で2勝をあげ、今シーズンから安平・社台スタリオンステーションで種牡馬入りを果たしたミッキーアイル(牡6)の全兄弟となる。

 また、エリンコートの15(牝、父ノヴェリスト)は、オークス(G1)を制した母の2番仔であり、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1)をレースレコードで制した父の初年度産駒という良血馬。他にも今年のリーディングサイアーの首位をひた走るディープインパクト産駒も次々と姿を見せ、その度に撮影場所からはシャッター音が鳴り響いていた。

 この日、産地馬体検査に合格した2歳馬たちは、育成牧場から函館競馬場や札幌競馬場への直接入厩が可能となる。その一方で美浦、栗東のトレーニングセンターや、本州の育成牧場へと移動が予定されている馬もおり、順調ならば6月3日から東京競馬場と阪神競馬場で行われるメイクデビューを皮切りに、続々とデビューを重ねていきそうだ。