北海道地区平成29年度産地馬体検査が始まる
4月11日、JRA日本中央競馬会は浦河町西舎にある日高育成総合施設軽種馬育成調教場において、平成29年度産地馬体検査を開始した。
産地馬体検査は、JRA職員が産地へ出向いて、特徴検査やマイクロチップ検査などを行うもの。主に今年の夏季競馬でのデビューを目論む2歳馬を対象にしており、検査を通れば競走馬登録され、育成牧場から直接、函館や札幌競馬場に入厩しての出走が可能になる。産地からの要望により続けられているという。
今年の検査は北海道地区、東北地区、九州地区の3地区で実施。この日は北海道地区の初日で、浦河町にある19の育成牧場に繋養される44頭の2歳馬が受検した。
受検馬はJRAによる検査を終えると取材に訪れた報道陣の前で立ち姿を撮影し、帰路についた。
話題の2歳新種牡馬では、2010年の日本ダービー(G1)、2012年の天皇賞(秋)(G1)を制したエイシンフラッシュ、2012年の安田記念(G1)をレコード勝ちしたストロングリターン、2012年のドバイワールドカップ(G1)に優勝したモンテロッソ、2013年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)優勝馬アジアエクスプレス、2016年のフェブラリーステークス(G1)優勝馬モーニンの父として知られるヘニーヒューズ、2014年に1シーズンだけ供用されたハードスパン、ダートG1/Jpn1レース9勝馬のエスポワールシチーの産駒がいた。
今年の北海道地区の産地馬体検査は、12日に新ひだか町静内の日本軽種馬協会北海道市場、13日には安平町早来の北海道ホルスタイン協会家畜市場を会場に、合計3日間に渡り行われる。検査を受けた馬は4月26日に競走馬登録される。