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アロマカフェが優駿スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2017年01月16日
  • スタッドインしたアロマカフェ
    スタッドインしたアロマカフェ
  • 関係者にお披露目されるアロマカフェ
    関係者にお披露目されるアロマカフェ
  • 2010年のラジオNIKKEI賞(G3)に優勝
    2010年のラジオNIKKEI賞(G3)に優勝

 1月14日午前11時過ぎ、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションに、本年から種牡馬として供用されるアロマカフェが、元気な姿でスタッドインした。

 アロマカフェは父マンハッタンカフェ、母カリーノカフェ、母の父ハートレイクという血統の新冠町にある浜口牧場の生産馬。牡10歳の黒鹿毛で、一族には1981年の桜花賞馬ブロケード、2007年の東京ダービー馬アンパサンド、1999年のグランシャリオカップ(G3)優勝馬マイシーズン、2006年のアイビスサマーダッシュ(G3)優勝馬サチノスイーティーなどがいる。

 アロマカフェは西川光一氏の所有馬として美浦の小島太厩舎から2009年12月にデビュー。4戦目で勝ち上がると2010年のラジオNIKKEI賞(G3)で、クォークスターやナイスミーチュー、トゥザグローリー、ガルボ、コスモヘレノスなどを抑え重賞初制覇を果たした。2歳から9歳まで8シーズンに渡り競走生活を送り、61戦4勝の競走成績を残した。

 アロマカフェのスタッドインに駆けつけた生産者の浜口英也さんは「2歳から大きな怪我もなく長い間頑張ってくれました。牧場創業99年目にして初めて重賞制覇をもたらした馬。私を菊花賞(G1)にも連れてってくれたのは良い思い出として残っていますし、重賞を勝ったことで新たな繋がりを与えてくれましたので、オーナーとアロマカフェには感謝の気持ちでいっぱいです。オーナーは所有する繁殖牝馬に交配されると聞いていますし、私も自分の牧場にいる繁殖に種付けする予定です。種牡馬として活躍馬を出してくれることを心から祈っています」と愛馬にエールを送った。

 種付条件は出生条件20万円に設定されている。