馬産地ニュース

北海道獣医師会日高支部が講習会

  • 2016年12月19日
  • 新ひだか町で開催された産業動物講習会
    新ひだか町で開催された産業動物講習会
  • 挨拶する駒沢弘義北海道獣医師会日高支部長
    挨拶する駒沢弘義北海道獣医師会日高支部長
  • 講習会には北海道全域から130人あまりが出席した
    講習会には北海道全域から130人あまりが出席した

   12月15日、北海道獣医師会日高支部(駒沢弘義支部長)は、新ひだか町静内古川町にある新ひだか町静内公民館2階大会議室において、平成28年度産業動物講習会を開催した。

   講習会は公益社団法人北海道家畜畜産物衛生指導協会、日高獣医師会との共催。当日は北海道獣医師会の日高支部会員だけでなく、遠くはオホーツク支部や胆振、十勝支部などから130人あまりが出席した。開会にあたり主催者を代表して駒沢弘義支部長は「本日お招きした5名の講師の先生方におかれましては、大変お忙しいなか、日頃の公務で研究された内容について講演していただきます。北海道では最近、鳥インフルエンザが確認されました。また近隣諸国では悪性伝染病がたくさん発生しています。防疫体制を十分図らなければいけないと危惧しております。本日の講習会が日常の診療にとても役立つものと確信しております。時間の許す限り聴講していただき、皆様にとって実りあるものになることを祈ってます」とあいさつした。

   講習会では、帯広畜産大学の南保泰雄教授が「軽種馬生産における卵巣・子宮疾患の診断、治療について」、日高軽種馬農業協同組合の柴田良氏が「不受胎馬の検査について」、日高地区農業共済組合の横尾直也氏が「直腸検査による排卵予測」、イノウエ・ホース・クリニックの井上裕士氏が「馬の気膣」、日高家畜保健衛生所の原田健弘氏が「日高管内における馬の流産発生状況及び馬鼻肺炎継続発生防止に向けた取り組み」を演題に講演した。