馬産地ニュース

ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスにディスクリートキャットがスタッドイン

  • 2016年12月15日
  • スタッドインしたディスクリートキャット
    スタッドインしたディスクリートキャット
  • 日本ではエアハリファの父として有名
    日本ではエアハリファの父として有名
  • 2017年度の種付料は出生条件150万円
    2017年度の種付料は出生条件150万円

 12月15日早朝、日高町富浜にあるダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスに、来年から種牡馬として繋養されるディスクリートキャットが、アメリカからスタッドインした。

 ディスクリートキャットは父フォレストリー、母プリティディスクリート、母の父プライヴェートアカウントという血統。2003年生まれのアメリカ産、牡13歳の鹿毛。母はアラバマS(G1)優勝馬で、半弟にはキングズビショップS(G1)などを制したディスクリートリーマインがいる。

 ディスクリートキャットの競走成績は9戦6勝。2005年にデビューすると無敗のまま2006年のシガーマイル(G1)、ジェロームBCH(G2)、UAEダービー(G2)を制覇し、世界最強3歳馬として名を馳せた。

 2008年にアメリカで種牡馬入りすると、カーターH(G1)を2回制したダッズキャップス、デルマーオークス(G1)に勝ったディスクリートマーク、シャンデリアS(G1)に勝ったシークレットコンパスや、日本では2015年根岸S(G3)優勝馬のエアハリファなど、数多くの重賞勝ち馬を送り出している。

 導入したダーレー・ジャパン株式会社はスタッドイン前日となる14日に、2017年度の種付料を出生条件150万円と発表。実績を残す人気種牡馬ということで、発表前からたくさんの問い合わせや配合申し込みが寄せられているという。スタッドインを出迎えた加治屋正太郎ノミネーションマネージャーは「長距離輸送を心配しましたが、とても良い状態で到着しホッとしています。これだけの人気種牡馬を導入することができて嬉しいです。馬体もすばらしく、日本での産駒もほとんどが勝ち上がり、適正を見せています。サンデーサイレンス系の繁殖牝馬とも合いそうです。コンディションを整えて最高の状態で種付けシーズンを迎えたいですね」と話した。