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ホッコータルマエが優駿スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2016年12月12日
  • 優駿スタリオンステーションにスタッドインしたホッコータルマエ
    優駿スタリオンステーションにスタッドインしたホッコータルマエ
  • G1/Jpn1通算10勝は日本最多勝記録
    G1/Jpn1通算10勝は日本最多勝記録
  • 愛馬を労う矢部道晃オーナー
    愛馬を労う矢部道晃オーナー

   12月11日午後12時過ぎ、新冠町朝日にある優駿スタリオンステーションに、来年から種牡馬として繋養されることが決まったホッコータルマエが、元気な姿でスタッドインした。

   ホッコータルマエは父キングカメハメハ、母マダムチェロキー、母の父チェロキーランという血統の浦河町荻伏にある市川ファーム生産馬。牡7歳の鹿毛で、2010年の北海道セレクションセールサラブレッド1歳において、15,750,000円(税込)で取引された市場取引馬となる。

   ホッコータルマエの競走成績は39戦17勝。栗東の西浦勝一厩舎の管理馬として2012年にデビューするとダート戦で目覚しい活躍をし、2012年のレパードS(G3)、2013年の佐賀記念(Jpn3)、名古屋大賞典(Jpn3)、アンタレスS(G3)、かしわ記念(Jpn1)、帝王賞(Jpn1)、JBCクラシック(Jpn1)、東京大賞典(G1)、2014年の川崎記念(Jpn1)、チャンピオンズC(G1)、東京大賞典(G1)、2015年の川崎記念(Jpn1)、帝王賞(Jpn1)、2016年の川崎記念(Jpn1)と、G1/Jpn110勝を含め重賞14勝をあげた。2013年、2014年、2015年と3年連続でダートグレード競走特別賞を受賞し、2014年にはJRA賞最優秀ダートホースに選出された。

   すでにホッコータルマエは、新冠町と浦河町の生産者を中心にシンジケートを結成。2017年、2018年は優駿スタリオンステーションで繋養され、2019年、2020年は浦河町西幌別にあるイーストスタッドで繋養。以降は2年ごとに繋養先を往復する国内シャトル種牡馬として繋養されるという。2017年度の種付料は、受胎条件80万円、出生条件120万円と設定された。

   ホッコータルマエのスタッドインには、北幸商事(株)の矢部道晃オーナー、生産者の市川ファーム、事務局の(株)優駿、優駿スタリオンステションの須崎孝治社長、イーストスタッドの谷川貴英社長、町内の生産者ら関係者が駆けつけた。キングカメハメハの後継として周囲の期待は大きい。