クリエイターⅡがJBBA静内種馬場にスタッドイン
11月11日午前11時過ぎ、新ひだか町静内田原にある日本軽種馬協会静内種馬場に、アメリカから輸入されたクリエイターⅡがスタッドインした。
クリエイターⅡは父タピット、母モレナ、母の父プライヴェートリーヘルドというアメリカ産馬。牡3歳の芦毛で、母は2007年ペルー2歳牝馬チャンピオン、2008年ペルー3歳牝馬チャンピオン、2009年ペルー古牝馬チャンピオン、祖母は2008年、2009年ペルー年度代表繁殖牝馬という血統になる。
クリエイターⅡの競走成績は12戦3勝2着4回。今年のクラシック戦線の主役の一頭として活躍。アーカンソーダービー(G1)で最後方一気のごぼう抜きでG1初制覇を成し遂げると、アメリカ3冠レース最終戦のベルモントS(G1)では、先に抜け出したデスティンをゴール直前にハナ差交わして優勝した。
父タピットは2014年、2015年の米リーディングサイアー。本年も2位に大差をつけ、3年連続米リーディングサイアーをほぼ手中に収めている。
スタッドインを見届けた中西信吾場長は「アメリカからの空輸と検疫を終え、無事に到着したことをうれしく思います。体調もよさそうなので安心しました。現在アメリカで最も勢いのあるタピットの直子、しかも、最新のクラシックウイナーということもあり反響も大きく、おかげ様でたくさんの生産者の方々から問い合わせや申し込みをいただいています。良い準備をして来年の種付シーズンを迎えたいと思います」と話した。
クリエイターⅡの2017年度の種付条件は、B-2:「基本条件」200万円(税込。不受胎時種付料返還特約、流死産時種付料返還特約付き)。詳細は日本軽種馬協会業務部(電話03-5473-7092 FAX03-5473-7097 http://www.jbba.jp/)まで。