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サニングデールがJBBA静内種馬場に到着

  • 2016年11月14日
  • JBBA静内種馬場に到着したサニングデール
    JBBA静内種馬場に到着したサニングデール
  • JBBA静内種馬場での繋養は2013年以来3シーズンぶり3度目
    JBBA静内種馬場での繋養は2013年以来3シーズンぶり3度目
  • 到着後は屋内運動場で歩様検査を受けた
    到着後は屋内運動場で歩様検査を受けた

 11月9日早朝、青森県上北郡七戸町にある日本軽種馬協会(以下JBBA)七戸種馬場に繋養されていたサニングデールが、新ひだか町静内田原にあるJBBA静内種馬場に到着した。

 サニングデールは父ウォーニング、母カディザデー、母の父ダルシャーンという静内町(現新ひだか町)のタイヘイ牧場生産馬。黒鹿毛の牡17歳で、おじには英ダービー馬カヤージ、半弟にはラジオたんぱ賞(G3)2着のクレンデスターンなどがいる。1999年の北海道7月セレクト市場サラブレッド当歳において、57,750,000円(税込)で取引された市場取引馬になる。

 サニングデールの競走成績は27戦7勝2着4回3着4回。短距離戦を中心に活躍し、2004年の高松宮記念(G1)、阪急杯(G3)、2002年のCBCB賞(G2)、函館スプリントS(G3)、ファルコンS(G2)などの重賞を制した。

 1997年から2000年までJBBA静内種馬場で種牡馬生活を送ったウォーニングの貴重な後継として、現役引退後の2005年から父と同じJBBA静内種馬場にて種牡馬入り。2007年、2008年はJBBA七戸種馬場、2009年から2012年までは白老町にあったJBBA胆振種馬場で、2013年は再びJBBA静内種馬場で、2014年、2015年、2016年は2度目のJBBA七戸種馬場で繋養していた。産駒数は少ないが、これまでに59頭がデビューし39頭が勝ちあがっている。

 3度目の繋養となるJBBA静内種馬場の中西信吾場長は「長距離輸送を無事にクリアして安心しました。久しぶりに対面しましたが、以前より大分落ち着きが出てきた印象を受けました。来年の種付シーズンに向けしっかりコンディションを整えていきます」と話した。

 サニングデールの2017年度の種付条件は、C:「受胎条件」」10万円(税込。フリーリターン特約付き、10月31日期限払い)となっている。詳細は日本軽種馬協会業務部(電話03-5473-7092 FAX03-5473-7097 http://www.jbba.jp/)まで。