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アラムシャーがJBBA静内種馬場に到着

  • 2016年11月14日
  • JBBA静内種馬場に到着したアラムシャー
    JBBA静内種馬場に到着したアラムシャー
  • 到着後は馬服や輸送用バンテージをはずされた
    到着後は馬服や輸送用バンテージをはずされた
  • JBBA静内種馬場での繋養は2008年以来3度目
    JBBA静内種馬場での繋養は2008年以来3度目

 11月9日早朝、新ひだか町静内田原にある日本軽種馬協会(以下JBBA)静内種馬場に、鹿児島県大崎町にあるJBBA九州種馬場から、アラムシャーが到着した。

 アラムシャーは父キーオブラック、母アライーダ、母の父シャーラスタニという鹿毛のアイルランド産馬。牡の16歳で、現役時代は2003年の愛ダービー(G1)、Kジョージ六世&QエリザベスS(G1)、愛ダービートライアルS(G2)、2002年のベレスフォードS(G3)など9戦5勝の成績を残した。

 現役引退後の2004年にJBBA静内種馬場で種牡馬入り。2006年、2007年にはアイルランドで種牡馬生活を送り、帰国後の2008年はJBBA静内種馬場、2009年から2012年までは青森県七戸町にあるJBBA七戸種馬場、2013年から2016年はJBBA九州種馬場で繋養されていた。産駒数は多くないが、これまでに47頭が出走し23頭が勝利をあげている。

 2008年以来8シーズンぶりの繋養となるJBBA静内種馬場へは、長距離輸送の負担を軽減するため、JBBA七戸種馬場で休憩時間を設けて移動。種馬場スタッフや第38期生産育成技術者研修生らが待ち受けるなか到着すると、歩様検査やメディカルチェックを受けた後、用意された馬房へ入り、長旅の疲れを癒した。

 無事の到着を見届けた中西信吾場長は「実馬を見るのは約2年ぶりです。元気そうで安心しました。ただ、九州と北海道では気候がまったく違いますので、はやくこちらの環境に慣れさせて、良い状態で来年の種付シーズンを迎えたいですね」と話した。

 アラムシャーの2017年度の種付条件は、C:「受胎条件」」10万円(税込。フリーリターン特約付き、10月31日期限払い)となっている。詳細は日本軽種馬協会業務部(電話03-5473-7092 FAX03-5473-7097 http://www.jbba.jp/)まで。