馬産地ニュース

日本軽種馬協会七戸種馬場で種牡馬展示会が行われる

  • 2016年11月09日
  • 担当する米田さんとアルデバラン
    担当する米田さんとアルデバラン
  • 輸送の疲れもなく元気な姿をアピール
    輸送の疲れもなく元気な姿をアピール
  • 米田さんに引かれて周回するアルデバラン
    米田さんに引かれて周回するアルデバラン

 11月7日午後2時、青森県七戸市にある日本軽種馬協会七戸種馬場にて、前日6日に静内種馬場より到着したアルデバランと、引き続き来年も繋養されるデビッドジュニアの展示が行われた。

 関係者や県内生産者約30名が見守る中、開催に先立ち青森県軽種馬生産農協の山内正孝組合長より挨拶とともに今回のアルデバラン導入の経緯について「前々より青森に新しい種牡馬を導入して欲しいと本部に粘り強く陳情した甲斐があり、アルデバランを七戸で繋養することになりました。静内種馬場時代よりも条件的に種付けしやすくなったので、生産者の方々にも種付け候補として検討お願いします」との説明の後、展示会がスタート。

 七戸種馬場で同馬を担当する米田智哉さんに引かれて登場すると、長旅の疲れを見せることなく元気いっぱいの姿を披露し、日本軽種馬協会の木村慶純業務部長による同馬の解説を交えながら来年度の種付けに向けて、訪れた関係者に強くアピールをしていた。

 その後は引き続き繋養されることが先日発表されたデビッドジュニアの展示も約20分に渡って行われ、展示会は幕を閉じた。

 展示会を終えて米田さんは「前日に到着したばかりで体は減っていましたが、馬運車から降りる時もずっと馬っ気を出していたくらいで、とにかく元気でした。最初は新しい環境に戸惑ったのか、うるさい面を見せていましたが、それでも展示会が始まるとすっかり落ち着いたので、場馴れしてるんでしょうね。サンデーの血を持たないので配合面では苦労しないでしょうし、ダンスディレクターに続く活躍馬が出てくれれば種付頭数も増えるのではないでしょうか」と新たに加わったパートナーに期待を寄せていた。

 今回の移動により、来年度の七戸種馬場で繋養される種牡馬はアルデバランとデビッドジュニアの2頭となるが、両馬の種付け条件は以下の通りとなる。

 アルデバラン
 C:「受胎条件」30万円(フリーリターン特約付き、10月31日期限払い)
 デビッドジュニア
 C:「受胎条件」10万円(フリーリターン特約付き、10月31日期限払い)
 いずれも税込。詳細は日本軽種馬協会業務部(電話03-5473-7092 FAX03-5473-7097 http://www.jbba.jp/)まで。