アルデバランが移動
11月5日夜、新ひだか町静内田原にある日本軽種馬協会静内種馬場において、2009年から種牡馬として繋養されていたアルデバランが、青森県上北郡七戸町にある日本軽種馬協会七戸種馬場へ移動した。
迎えの馬運車が到着すると、アルデバランは身支度を整え、中西信吾場長や種馬場スタッフに見送られる中、新天地へ向かった。来年からは東北の地で種牡馬生活を続ける。
アルデバランは父ミスタープロスペクター、母チャイムズオブフリーダム、母の父プライヴェイトアカウントという鹿毛。1998年生まれの牡18歳のアメリカ産馬で、現役時代の2003年には、メトロポリタンH(G1)、フォアゴーH(G1)、サンカルロスH(G1)を制して米チャンピオンスプリンターに輝くなど、25戦8勝の成績を残した。
2004年にアメリカで種牡馬入り。海外では2014年にBCターフ(G1)、ジョーハーシュターフクラシック(G1)、ソードダンサーS(G1)、ユナイテドネイションズS(G1)を制して米最優秀古牡馬・芝馬に輝いたメインシークエンス、2010年のカルヴァドス賞(G3)を制したマンビア、2010年のアシーニアS(G3)を制したアイオブトーラスなどを送り出している。国内調教馬では今年のシルクロードS(G3)を快勝したダンスディレクター、2008年のファルコンS(Jpn3)を制したダノンゴーゴーなどが活躍している。
来年の種付条件は、C:「受胎条件」(フリーリターン特約付き、10月31日期限払い)で30万円(税込)。来年度の配合申込期間は11月15日までとなっている。詳細は日本軽種馬協会業務部(電話03-5473-7092 FAX03-5473-7097 http://www.jbba.jp/)まで。