馬産地ニュース

門別競馬場で「ホッカイドウ競馬びらとりデー」が行われる

  • 2016年08月22日
  • びらとり牛コーナー
    びらとり牛コーナー
  • 人気を集めた抽選コーナー
    人気を集めた抽選コーナー
  • お父さんの代役で見事特賞をゲット
    お父さんの代役で見事特賞をゲット
  • 平取町軽種馬生産振興会賞表彰~北嶋佳和会長(中央)
    平取町軽種馬生産振興会賞表彰~北嶋佳和会長(中央)
  • 門別競馬場
    門別競馬場

   平安時代の騎馬武者、源義経をまつる「義経神社」の例大祭が行われた14、15日に続いて8月16日の門別競馬場は、全12競走中、10競走が北海道平取町の協賛レースとして構成される「びらとりデー」として行われた。

    第 2競走 平取町「幌尻岳」賞

    第 3競走 平取町「びらとり黒豚」賞

    第 4競走 平取町「びらとり和牛」賞

    第 5競走 イランカラプテキャンペーン賞

     ※‘今日は’の言葉。アイヌ啓蒙キャンペーンに使われている。

    第 6競走 平取町建設協会長賞

    第 7競走 沙流川森林組合長賞

    第 8競走 平取町軽種馬生産振興会賞

    第 9競走 JAびらとりニシパの恋人賞

    第11競走 平取町商工会長特別

    第12競走 平取町長杯「平取義経」特別

   これは、インパクトを強くして全国の競馬ファンに北海道平取町並びに平取町産馬のPRを目的としたものだ。当日の門別競馬場には、平取町を紹介するパネルや特産品のトマトや和牛串焼き、トマトジュース、和牛カレーなどの特産品、特産品加工物、アイヌの伝統工芸品などの販売ブースが設けられた。

   また、購入した馬券2,000円分を一口にした抽選会は、人気を呼び長蛇の列がつくられ、来場した競馬ファンや、このイベントを目的に初めて来場した家族たちを喜ばせていた。この日は733人の入場者がおり、競馬場場内は計画比120%となる540万円余りを売り上げる1日となった。

   この企画は、以前より川上満平取町長と平取軽種馬生産振興会の北嶋佳和会長が、人口5300名ほどの町で基幹産業のトマト栽培や黒毛和牛の育成、軽種馬生産などの町政全般に渡った活性化について検討してきた中から実現されたものだった。

   また、このびらとりデーに先駆けて、6月20日に行われた「第47回平取町軽種馬振興会1歳馬品評会」では、特別表彰として平取町長賞が加わり、町民の中から選出された特別審査員の審査によって決められた。参加した町民はプロの競馬関係者の中に入り、初めて馬の世界を経験し喜んでいたそうだ。

   今、平取では、町の各産業が一体となった活性化を図っている。 この事業に積極的に取り組む平取町の北嶋会長をはじめ軽種馬生産振興会のメンバーの活躍に、今後の地方行政の行方にも大きな期待がかかる。