ダノンバラードがイタリアへトレード
8月2日、新ひだか町静内にあるレックススタッドで種牡馬として繋養されていたダノンバラード(牡8歳)が、イタリアにトレードされることが決まり、出国検疫のため千葉県富里市にある千葉県両総馬匹農業協同組合軽種馬輸出指定検疫場へ向かった。
ダノンバラードは父ディープインパクト、母レディバラード、母の父アンブライドルドという血統で、新ひだか町のケイアイファーム生産馬。2001年のクイーン賞(G3)、2002年のTCK女王盃(G3)優勝馬の4番子になる。
競走成績は26戦5勝。2010年のラジオNIKKEI杯2歳S(G3)と2013年のアメリカジョッキークラブC(G2)などを制したほか、2013年の宝塚記念(G1)は2着、2011年の皐月賞(G1)は3着とビッグレースでも実績を残した。
2015年に浦河町荻伏の日高スタリオンステーションで種牡馬入り。しかし、その日高スタリオンステーションが昨年末で閉鎖されたため、今年からレックススタッドで繋養されていた。初年度は41頭に種付け、今年は12頭に種付けしていた。
出国検疫終了後の8月9日に千葉県の成田国際空港から出国。イタリアで1年種牡馬生活を送った後に、トルコへ移動する予定になっている。
(株)レックスは「トルコ人のオーナーが購買し、スマートロビンと同じ牧場で種牡馬生活を送ることになっていたのですが、トルコの情勢が安定しないため、安全を取ってオーナーが知るイタリアの牧場で種牡馬生活を送ることになりました。その後はトルコの安全が確認されたら移動するそうです。海外でも元気に頑張ってほしいですね」と話した。