馬産地ニュース

セレクトセール当歳が行われる

  • 2016年07月14日
  • トップタイ「イルーシヴウェーヴの2016」(牡、父ディープインパクト)
    トップタイ「イルーシヴウェーヴの2016」(牡、父ディープインパクト)
  • トップタイ「マルペンサの2016」(牡、父ディープインパクト)
    トップタイ「マルペンサの2016」(牡、父ディープインパクト)
  • ケープブランコの本邦初年度産駒「スクエアアウェイの2016」
    ケープブランコの本邦初年度産駒「スクエアアウェイの2016」
  • 報道陣の取材に応じる吉田照哉会長代行
    報道陣の取材に応じる吉田照哉会長代行

   7月12日、一般社団法人日本競走馬協会(吉田照哉会長代行)が主催するセレクトセール2016の当歳セッションが、苫小牧市美沢にあるノーザンホースパーク特設会場において行われた。

   232頭(牡160頭、牝72頭)が上場され173頭(牡116頭、牝57頭)が落札され、売却総額は7,356,420,000円(税込、以下同)、売却率は74.6%、平均価格は42,522,658円。平均価格は当歳セッション新記録となった。

   最高価格で取引されたのは、上場番号328番の「イルーシヴウェーヴの2016」(牡、父ディープインパクト)と389番の「マルペンサの2016」(牡、父ディープインパクト)の2頭で302,400,000円。2頭とも「サトノ」の冠名で有名な里見治氏が購買した。

   3位はワールドエースの全弟になる485番の「マンデラの2016」(牡、父ディープインパクト)の259,200,000円で大塚亮一氏が落札。注目の2012年ヴィクトリアマイル(G1)優勝馬の初仔となる395番の「ホエールキャプチャの2016」(牡、父オルフェーヴル)は183,600,000円で(有)ビッグレッドファームが落札。ジャスタウェイの初年度産駒では、380番の「アドマイヤテレサの2016」(牡、父ジャスタウェイ)が、151,200,000円で「アドマイヤ」の冠名で有名な近藤利一氏に落札された。

   また、JBBA日本軽種馬協会所有種牡馬ケープブランコの本邦初年度産駒となる489番「スクエアアウェイの2016」(牡、父ケープブランコ)は、10,800,000円でK's Internationalが落札した。

   1歳セッションと当歳セッションの合計では、479頭(牡319頭、牝160頭)が上場され390頭(牡256頭、牝134頭)を売却。、売却総額16,137,468,000円、売却率81.4%、平均価格41,378,123円を記録し、売却総額と平均価格は、セレクトセール全19回の歴史の中で、最も高い数字を残した。

   吉田照哉会長代行は「イギリスのEU離脱の影響を心配しましたが、こちらが驚くほどの結果となりました。日本の馬が海外でも通用することが認められ、皆様の気持ちも高まったのでは」とコメントした。

   せりの詳細な結果については、こちらをご覧ください。

      (http://www.jbis.or.jp/seri/2016/10H1/)