馬産地ニュース

胆振軽種馬農協青年部がグループ研修

  • 2016年06月27日
  • 胆振軽種馬農協青年部グループの第1回研修会
    胆振軽種馬農協青年部グループの第1回研修会
  • 講師を務めた三浦久延氏
    講師を務めた三浦久延氏
  • 活発な意見交換が展開されたディスカッション
    活発な意見交換が展開されたディスカッション

 6月24日、胆振軽種馬農協青年部(上水厚部長)は、白老町社台にある胆振軽種馬農業協同組合会議室において、平成28年度軽種馬経営高度化指導研修事業クループ研修の胆振軽種馬農協青年部グループ第1回研修会を行った。

 グループ研修は公益社団法人日本軽種馬協会(JBBA)との共催で、昨年に続き2回目。今年は「サラブレッドの栄養管理について」をテーマにした。

 第1回研修会には胆振地区の7つの牧場から約30名の青年部員や従業員が出席。研修会の開催にあたり、主催者を代表して青年部役員の田中昌敬さんは「本日はお忙しいなか、そして、天気の悪いなか、お集まりいただきありがとうございます。そして、講師の三浦先生におかれましては、去年に引き続き講師を引き受けてくださり、改めて感謝申し上げます。昨年は採草地、放牧地の管理に関して研修しましたが、今年はサラブレッドの栄養管理、飼料について研修します。すでに2月から安平町のゼットステーブルで橋本さんの協力を得て、データを取っています。そして、データや馬体をもとに栄養管理や飼料に関して考察していくことになっています。研修会は全部で4回予定しています。皆様からの活発な意見をお聞かせ願えればと思います」と挨拶した。

 第1回研修会はファームコンサルタントや獣医師として活躍する三浦久延氏を講師に迎え、「馬の栄養管理の基本的な考え方」、「配合飼料の種類と使い方」、「各ステージにおける飼料管理①繁殖牝馬の飼養管理」について講義。講義ではJBBAが開発した軽種馬飼養管理ソフト「SUKOYAKA」を駆使したデータを示して、飼養管理の方法をわかりやすく解説した。

 それぞれの講義の後にはディスカッションが行われ、出席者は日頃抱いている疑問を投げかけるなど活発な意見交換が続いた。

 第2回研修会は8月上旬を予定。次回はモデル牧場の取り組み紹介、ボディコンディションスコアの見方、各ステージにおける飼養管理②若馬の飼養管理といった座学や実践研修を計画している。