馬産地ニュース

BTC利用者振興会が第14期定期総会

  • 2016年05月09日
  • 挨拶するBTC利用者振興会の高樽秀夫会長
    挨拶するBTC利用者振興会の高樽秀夫会長
  • 来賓として祝辞を送る冨成雅尚JRA日高育成牧場専門役
    来賓として祝辞を送る冨成雅尚JRA日高育成牧場専門役
  • 改修工事の要望が出された屋内1000m坂路ウッドチップ馬場
    改修工事の要望が出された屋内1000m坂路ウッドチップ馬場

 4月28日、BTC利用者振興会(高樽秀夫会長、会員38名)は、浦河町西舎にある軽種馬育成調教センター軽種馬診療所2階会議室において、第14期定期総会を開催した。

 BTC利用者振興会は、軽種馬育成調教センター調教場を普段から使用している育成牧場の親睦団体。事務局を(株)ジャパンレースホースエージェンシーにおき、軽種馬育成調教センターとの連絡調整、各種講習会の開催、各関係団体への協力、親睦会の開催などで交流を図っている。

 総会には会員や来賓など約20名が出席。総会開催にあたり高樽会長は「本日はお忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。役員会では坂路馬場の負荷が足りないといった話が出ております。BTC調教場は開場から20年以上が経過し、それぞれの施設についても傷んでいる箇所が出てきております。今後もBTCの施設を安全かつ円滑に利用していきたいと考えております。皆様からもいろいろな意見をお聞きしたいと思います」と挨拶。来賓として出席したJRA日高育成牧場の冨成雅尚専門役は「本日は総会の開催おめでとうございます。常日頃からJRA、そして日高育成牧場の事業運営に協力していただき、この場を借りて御礼申し上げます。引き続き皆様が繋養されている育成馬の活躍を祈ると共に、今後の強い馬づくりのために活発な意見が出ることを期待しております」と祝辞を述べた。

 総会では平成26~27年度の事業報告と収支決算、平成28年度の事業計画と収支予算などを承認。また、BTCの育成調教技術者養成研修を受講している研修生との交流を積極的に図ることも確認された。さらに、屋内1000m坂路ウッドチップ馬場に関して、走路に使用しているウッドチップの劣化が進み、日々の調教に支障をきたす恐れがあることから、JRAとBTCに対して、坂路馬場改修工事の要望書を提出することを決議した。ほか会員からは、利用している調教施設について様々な意見が出された。