馬産地ニュース

ホッカイドウ競馬開幕

  • 2016年04月27日
  • Air'G高山秀毅さんによるおもてなしツアーも行われた
    Air'G高山秀毅さんによるおもてなしツアーも行われた
  • LED化されたカクテル光線が競馬場の夜空を彩った
    LED化されたカクテル光線が競馬場の夜空を彩った
  • ご当地グルメもホッカイドウ競馬の魅力のひとつ
    ご当地グルメもホッカイドウ競馬の魅力のひとつ
  • 開門時間には開幕を待ちわびた300人のファンが列を作った
    開門時間には開幕を待ちわびた300人のファンが列を作った
  • 点灯式はファン代表が務めた
    点灯式はファン代表が務めた
  • 迫力ある追い比べにスタンドが沸いた
    迫力ある追い比べにスタンドが沸いた

 2016年のホッカイドウ競馬が4月20日、開幕した。2013年、22年ぶりに単年度黒字を達成したホッカイドウ競馬は14年以降も発売額を増やし続け、2010年の組織改編以来の累積赤字を解消。主催する北海道では「競馬事業にさらなる発展と馬産地の活性化」を目指す第2期「北海道競馬推進プラン」を発表して、売上げの増進に務めている。

 今年も11月10日まで、火・水・木曜日を基本として全80日間をナイター開催で実施予定。

 快晴、穏やかな天候に恵まれた20日は、開門時間となった14時には、開幕を待ちわびた競馬ファンや家族連れ、カップルなど約300人が列を作り、開門と同時にホッカイドウ競馬のマスコットキャラクターのホクト君とナナセちゃんが出迎えるゲートをくぐって半年ぶりとなる競馬場の感触を楽しんだ。

 この日は、開幕サンクスデーとして、先着250人に「花の種」がプレゼントされたほか先着300人には抽選で100人に共通食事券があたるハッピーグルメチケットを配布。また、門別競馬場やAiba15ヶ所で合計2000人にホッカイドウ競馬オリジナルグッズがプレゼント。

 ホッカイドウ競馬オフィシャルサポーターの高山秀毅氏をナビゲーターとした「おもてなしツアー」に30人のファンを無料招待。バックヤード見学や門別競馬場の名物「とねっこジンギスカン」の試食会を実施。開幕を盛り上げた。

 第1競走は午後3時35分に発走。ゴール前では激しい2着争いに場内から声が飛び、第2競走でも2頭が鼻面を揃えてゴールイン。シーズン初頭で少頭数競馬ながらもレース序盤から手に汗握る攻防が展開された。

 また、夕刻からは今年のホッカイドウ競馬改革の“目玉”ともいえるLED化されたナイター照明が照度を変えながら点灯。内回り1600mコースの初ナイター競走「クロッカス特別」の前にはファン代表ともに点灯式を実施。スイッチオンとともに夜空がカクテル光線で彩られた。

 最終的には門別競馬場に1,186人が来場。計画対比168%となる7,720,100円を売り上げるなど、総売上げは全国で225,990,000円を記録、計画対比113.9%。開幕を好ダッシュで終えた。

 5月のゴールデンウィークの3日(祝・火)、4日(祝・水)には春のケイバまつりを開催。3日にはかつてホッカイドウ競馬を沸かせたコスモバルクが来場して記念撮影会などが行われる。