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シビルウォーの初仔が誕生

  • 2016年03月28日
  • 聖心台牧場で誕生したシビルウォーの初仔
    聖心台牧場で誕生したシビルウォーの初仔
  • 昨年のメルボルンカップ(G1)を制覇したプリンスオブペンザンスの近親になる
    昨年のメルボルンカップ(G1)を制覇したプリンスオブペンザンスの近親になる
  • ウォーエンブレムの後継として期待が大きいシビルウォー
    ウォーエンブレムの後継として期待が大きいシビルウォー

 3月4日、新ひだか町静内田原にある聖心台牧場において、シビルウォーの初仔が誕生した。

 生まれた産駒は母がハシルモーガン(牝6歳)という鹿毛の牝馬。近親には昨年のメルボルンカップ(G1)を制したPrince of Penzance がいる血統となる。

 聖心台牧場の渡辺和典社長は「祖母のモーガンズマンボはキングマンボの仔で、アメリカの繁殖牝馬セールで購買した馬で母はアグネスタキオンの仔です。シビルウォーは貴重なウォーエンブレムの後継ですのでシンジケートに入りました。サンデーサイレンス系と相性が良いと思い、この繁殖につけました」と期待を寄せている。

 シビルウォーは昨年3月下旬に日高町門別のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入り。昨年秋、種牡馬を引退し生まれ故郷のアメリカへ帰国したウォーエンブレムの唯一の後継種牡馬となる。

 競走成績は51戦11勝。2011年にブリーダーズゴールドカップ(Jpn2)と白山大賞典(Jpn3)を、2012年にはマーキュリーカップ(Jpn3)とブリーダーズゴールドカップ(Jpn2)を、2013年には名古屋グランプリ(Jpn2)を制するなど、2歳から10歳まで、息の長い活躍を見せた。

 昨年は種付けシーズンの途中からの種牡馬入りだったにもかかわらず、62頭の繁殖牝馬と交配。少ない産駒から数多くの活躍馬を送り出したウォーエンブレムの後継として期待を一身に集めている。