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ステイゴールドのラストクロップが誕生

  • 2016年03月22日
  • 社台コーポレーション白老ファームで誕生したステイゴールドのラストクロップ
    社台コーポレーション白老ファームで誕生したステイゴールドのラストクロップ
  • 母は2012年のマイルチャンピオンシップ(G1)などを制したサダムパテックの半妹
    母は2012年のマイルチャンピオンシップ(G1)などを制したサダムパテックの半妹
  • 放牧地で見せる俊敏な動きは父ステイゴールド譲り
    放牧地で見せる俊敏な動きは父ステイゴールド譲り

 2月17日に白老町社台の社台コーポレーション白老ファームで誕生したステイゴールドのラストクロップが、初お披露目された。

 母はエレイン(牝5歳)で栗毛の牝馬。2012年のマイルチャンピオンシップ(G1)、京王杯スプリングカップ(G2)、2011年の弥生賞(G2)、2014年の中京記念(G3)、2010年の東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)などを制したサダムパテックのめいになる。

 白老ファームでは「母にとっては初産ということで予定日より1か月以上遅れての誕生となりましたが、母仔とも元気です。見た目や顔の表情は母親似で勝気な性格や俊敏な動きは父の特徴がよく出ていると思います。このまま順調に成長してほしいですね」と期待を寄せる。

 ステイゴールドは父サンデーサイレンス、母ゴールデンサッシュ、母の父ディクタスのという血統の白老ファーム生産馬。現役時代は引退レースとなった2001年の香港ヴァーズ(G1)、ドバイシーマクラシック(G2)、日経新春杯(G2)、重賞初制覇となった2000年の目黒記念(G2)など50戦7勝の成績を残した。

 2002年からブリーダーズ・スタリオン・ステーションとビッグレッドファームを2シーズンごとに移動する国内シャトル種牡馬として供用開始。代表産駒には2011年に皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)、菊花賞(G1)の3冠、2011年、2013年の有馬記念(G1)、2012年の宝塚記念(G1)などを制したオルフェーヴル、2012年の有馬記念(G1)、皐月賞(G1)、菊花賞(G1)、2015年の天皇賞(春)(G1)、2013年、2014年の宝塚記念(G1)などを制したゴールドシップ、2009年の有馬記念(G1)、宝塚記念(G1)、2006年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)などを制したドリームジャーニー、2013年、2014年の天皇賞(春)(G1)を連覇したフェノーメノ、2010年の宝塚記念(G1)を制したナカヤマフェスタ、2013年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を制したレッドリヴェールなどがいる。

 昨年2月5日に大動脈破裂を発症して21歳で死亡。エレインとの間に生まれた当歳が唯一のラストクロップになる。