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ダーレーオープンハウス2016が開催

  • 2016年02月17日
  • アドマイヤムーン
    アドマイヤムーン
  • キングズベスト
    キングズベスト
  • パイロ
    パイロ
  • フリオーソ
    フリオーソ
  • モンテロッソ
    モンテロッソ
  • 人気のパイロに集まる来場者
    人気のパイロに集まる来場者

 2月15~17日、人気種牡馬キングズベストやアドマイヤムーン、今年大人気のパイロ、モンテロッソ、フリオーソを擁するダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスにて、「ダーレーオープンハウス2016」が開催された。

 2月らしく寒い日だったが午後12時の開場から続々と訪れた競馬関係者や生産関係者は、事前に届けられた招待状で手続きを済ませると、会場に用意された軽食や温かい飲み物をとりながらパンフレットや現役時代のレースが映し出されるビジョンに目を向けるなどゆっくり検討し、それぞれ目当ての種牡馬の厩舎へと向かった。

 希望に応じてその都度種牡馬を展示するシステムのオープンハウスについて加治屋正太郎ダーレー・ジャパン(株)ノミネーションマネージャーは「じっくりと種牡馬を見ていただくことに主眼をおいて開催されたイベントです。ラインナップは昨年と同じなのですが、今年はパイロにとても人気が集まりまして、ありがたいことにもうお取りできない状況になってしまいました。パイロは3世代デビューいたしまして、初年度からシゲルカガが北海道スプリント(Jpn3)に勝ち、今年に入ってからビービーバーレルがフェアリーS(G3)に優勝しましたので一気に人気が過熱してご注目頂けたようです。パイロはもともとアメリカの種牡馬で、競走馬時代はアメリカのフォアゴーS(G1)ダート1400m)に優勝するなどしていますので、ダートの短い距離に合うのではと思われていたのですが、産駒達がダートも芝も走りますし、ある程度の距離もこなしてくれますのでご好評頂いております。父のプルピットは、米国で大活躍のタピットの父でもあります」と話し「南関東では、初年度より重賞勝ち馬を毎年出しておりまして、とても人気がありました。その人気に中央の競馬関係者が注目してこの人気に火が付いたようです。また、キングズベストは今年、日本に来てからの初年度産駒がデビューをする年です。そこで注目して頂いているというのと実績のある名の知れた種馬ですので今年も引き続き人気があります。」とにこやかに話し、実馬の馬体や歩様を観ている関係者の質問に丁寧に答えていた。

 ダーレーが世界から選び抜いた5頭の種牡馬は、休む間もなく展示の要望に応え、手入れの行き届いた輝く馬体で悠然と歩いて魅せていた。

 実馬を近い距離で納得がいくまで観察した来場者は満足そうで、帰り際にはダーレーグッズのお土産を手渡され会場を後にしていた。