プリサイスエンドが優駿スタリオンステーションに移動
12月25日午前8時過ぎ、浦河町の日高スタリオンステーションに繋養されていたプリサイスエンド(牡)が、新冠町にある優駿スタリオンステーションに移動した。
プリサイスエンドは父エンドスウィープ、母プリサイスリー、母の父サミングというアメリカ生まれの19歳。現役時代はアメリカで競走生活を送り、2000年のベイショアS(G3)など9戦4勝2着1回3着4回の成績を残した。
2001年にアメリカで種牡馬となり、2005年から日高スタリオンステーションで供用。日本では2010年の武蔵野S(G3)、根岸S(G3)を制してジャパンCダート(G1)で2着になったグロリアスノア、2011年のエーデルワイス賞(Jpn3)を制したシェアースマイル、2013年函館2歳S(G3)2着のプラチナティアラ、2010年シンザン記念(G3)3着のセレスロンディー、2004年札幌2歳S(G3)3着のセイウンビバーチェ、2009年エーデルワイス賞(Jpn3)3着のプリマビスティー、2014年黒潮盃優勝馬スマイルピース、2011年道営記念優勝馬ショウリダバンザイなどの産駒を送り出している。
本邦初年度産駒がデビューした2008年には地方競馬の2歳新種牡馬チャンピオンとなり、2012年には地方2歳リーディング3位にランク。父エンドスウィープ譲りの高い勝ち上がり率を誇り、昨年の1歳市場では1,782万円(税込)を筆頭に30頭近くが取引されている。
プリサイスエンドの入厩に立ち会った(株)優駿では「2005年からの種付頭数の平均は100頭を超える人気種牡馬です。仕上がりが早く堅実に走る産駒が多いですし実績も十分。しっかり管理してこれからも活躍馬を出し続けてほしいと思います。繋養先は変わりましたが、皆様におかれましては今までと変わらぬご支援をお願い申し上げます」と話している。2016年の種付料は受胎条件50万円(フリーリターン特約付き)となっている。