馬産地ニュース

サンビスタがグランド牧場で繁殖入り

  • 2015年12月24日
  • スタッフからも笑顔がこぼれた集合写真
    スタッフからも笑顔がこぼれた集合写真
  • 真っ先にサンビスタの元へと駆けつけた伊藤代表
    真っ先にサンビスタの元へと駆けつけた伊藤代表
  • 頻繁に行き来をしていたからか、すぐに落ち着きを取り戻した
    頻繁に行き来をしていたからか、すぐに落ち着きを取り戻した
  • 全兄弟となるホワイトカーニバルの15(牡)
    全兄弟となるホワイトカーニバルの15(牡)

 ジャパンCダート(G1)時代を含め、チャンピオンズC(G1)を牝馬としては初めて勝利したサンビスタ(牝6)が、12月17日付けで競走馬登録を抹消。生産牧場である新ひだか・グランド牧場で繁殖入りした。

 18日の午後12時過ぎ、サンビスタを乗せた馬運車はグランド牧場の真歌繁殖場に到着。伊藤佳幸代表を始めとする、牧場スタッフが待ち受ける中を馬運車から姿を見せた。

 トレーニング施設もある真歌の牧場には、休養の際に戻ってきたこともあってか、「サンビスタ自身も、ここがふるさとであるということが分かっていると思います」と伊藤代表の話すとおりにスムーズに歩を進めていくと、スタッフと共に記念写真撮影を行っていた。

 サンビスタは父スズカマンボ、母ホワイトカーニバルの4番仔。父、母共にグランド牧場の生産馬であり、その父スズカマンボは天皇賞(春)(G1)を、そしてホワイトカーニバルはフェアリーS(G3)を勝利している。サンビスタは5歳時のブリーダーズゴールドC(Jpn3)で重賞初制覇。その年のJBCレディスクラシック(Jpn1)でG1/Jpn1初制覇を飾るなど、引退までにダート重賞で6勝をあげている。

 現在、牧場では全兄弟となるホワイトカーニバルの15(牡)が繋養されており、「元気なところなどは、この時期のサンビスタを彷彿とさせます」とのスタッフの声も聞かれていた。