スマートロビンが優駿スタリオンステーションを退厩
8月16日、2014年から種牡馬生活を送っていたスマートロビン(牡7歳)が、繋養されていた新冠町朝日の優駿スタリオンステーションを退厩した。18日から千葉県富里市の千葉県両総馬匹農業協同組合内にある軽種馬輸出指定検査場にて、1週間に渡る輸出検疫を受け、25日に成田国際空港からオランダに渡り、ハンガリー経由でトルコに向かい、種牡馬として繋養されるという。
スマートロビンは父ディープインパクト、母キーブギー、母の父リファールという新ひだか町の飛野牧場生産馬。ディープインパクトの初年度産駒で、一族には2005年の春の天皇賞(G1)馬スズカマンボ、1996年の菊花賞(G1)馬ダンスインザダーク、1995年のオークス(G1)馬ダンスパートナー、2004年の桜花賞(G1)馬ダンスインザムードなどがいる。
2歳から5歳まで競走生活を送り、成績は17戦6勝。2012年の目黒記念(G2)を制したほか、2012年のダイヤモンドステークス(G3)3着、2011年の神戸新聞杯(G2)4着、2012年の日経新春杯(G2)5着、2011年のアーリントンカップ(G3)5着など重賞戦線で活躍した。
優駿スタリオンステーションには、新冠地区初のディープインパクト産駒の後継種牡馬としてスタッドイン。2014年は25頭に、今年も20頭近くの繁殖牝馬と交配されていた。
トルコではディヴァインライト、ユートピアといった日本産馬が種牡馬として活躍。スマートロビンにはトルコで繋養される貴重な日本産ディープインパクト後継として期待がかかる。
スマートロビンの退厩を見送った事務局の(株)優駿では「トルコまでは長旅となりますが事故なく無事に到着することを祈ってます。ディープインパクトの血を世界に広めてほしいですね」とエールを送っていた。