馬産地ニュース

ノーザンホースパークでJRA所属騎手&コンサドーレ札幌イベント

  • 2015年08月07日
  • JRA所属騎手らが騎乗したライディングショー
    JRA所属騎手らが騎乗したライディングショー
  • コンサドーレ札幌の選手とチッチ
    コンサドーレ札幌の選手とチッチ
  • 安定したボールキープで会場を盛り上げるチッチ
    安定したボールキープで会場を盛り上げるチッチ
  • 子供たちの視線を集めるインティライミ
    子供たちの視線を集めるインティライミ
  • 参加したJRA所属騎手・候補生の皆さん
    参加したJRA所属騎手・候補生の皆さん

 夏休みの来場者でにぎわうノーザンホースパークでは8月3日、JRA所属騎手と北海道札幌市をホームタウンとするサッカーチーム「コンサドーレ札幌」選手によるイベントが行われた。

 今回のイベントはJRAからJRA騎手会広報部長を務める福永祐一騎手、柴山雄一騎手、川田将雅騎手、菱田裕二騎手、坂井瑠星騎手候補生が参加し、コンサドーレ札幌から都倉賢選手、荒野拓馬選手、吉原宏太コーチが参加した。

 当日はサッカーが好きな子供、習っている子供、JRA所属騎手のファンが数多く来場。午前は「子どもサッカー教室」を開き、Jリーグで活躍する選手と子供たちがプレーを楽しんだ。

 午後は「特別ポニーショー」として、同園のポニーでコンサドーレ札幌の一員となった「チッチ」が登場。約500人の観客を前に、サッカー対決や得意のボール技で会場を盛り上げた。都倉選手と荒野選手はリフティングを披露し、巧みなコントロールで子供たちの視線を集めた。

 その後はJRA所属騎手による「ライディングショー」が行われ、川田将雅騎手がアダムスピークと、坂井瑠星騎手候補生がデルタブルースとコンビを組み、同園の宮永美寿津さんが操るインティライミらと華麗なジャンプを見せた。会場の中には、かつてデルタブルースを管理していた角居勝彦調教師と、現在、角居厩舎で研修している渡邊薫彦調教師の姿もあり、じっくりと馬や子供たちの様子を眺めていた。

 恵庭市から家族で参加した30代女性は、「子供がコンサドーレ札幌のクラブに入っていて、同じクラブの保護者からイベントの話を聞いて参加しました。応援している選手に会えて嬉しかったです。チッチのことは知っていましたが、競馬のことはよくわからなくて、競馬場にも行ったことがなく、ノーザンホースパークも初めて。とても広い場所で、馬との距離が近くて驚きました」と、感想を話していた。

 イベントの最後は「馬とのふれあい・ひき馬体験」として、騎手が子供を馬に乗せ、自ら引き手となってゆっくりと周回した。先輩騎手と一緒にイベントに尽力した菱田騎手は、かつて京都パープルサンガのジュニアチームに所属し、サッカーとも縁の深い騎手。7月26日の函館競馬で落馬して休養していたが、今週の札幌競馬から復帰となり、元気な姿で子供たちとふれ合っていた。

 「小学校からサッカーをしていました。今回はそうした子供たちや、競馬ファンの方と交流できる貴重な機会でした。プロの騎手として、子供たちに馬の魅力や夢を与えられるように騎乗していきたい」と、話していた。