馬産地ニュース

JRAの八戸市場、セレクションセール購買馬がJRA宮崎育成牧場に移動

  • 2015年07月24日
  • 北海道市場の馬積み下ろし場に到着したJRA購買馬
    北海道市場の馬積み下ろし場に到着したJRA購買馬
  • 馬運車に乗る前にマイクロチップ検査を受けた
    馬運車に乗る前にマイクロチップ検査を受けた
  • 関係者にあいさつするJRA宮崎育成牧場の岩本洋平係長
    関係者にあいさつするJRA宮崎育成牧場の岩本洋平係長

 7月23日午後2時30分頃、JRA日本中央競馬会が今年の八戸市場とセレクションセールで購買した1歳馬がJRA宮崎育成牧場に移動した。

 JRAは7月7日に八戸市の八戸家畜市場で開催された八戸市場において牡1頭牝3頭の合計4頭を総額15,228,000円で、7月21日に新ひだか町静内の北海道市場で開催されたセレクションセールにおいて、牡6頭牝4頭の合計10頭を総額102,060,000円で購買。この日は北海道から上場していた八戸市場購買馬2頭とセレクションセール購買馬2頭が北海道市場の馬積み下ろし場に集まった。

 集まった4頭はJRA職員によるマイクロチップ検査を終えると宮崎行きの馬運車に乗り込んだ。馬運車は函館からフェリーで海を渡り、青森で八戸市場購買馬の残り2頭を積み込み、合計6頭で宮崎育成牧場へ向かうという。到着は25日の朝8時頃になる見込みだ。

 引き付けに立ち会った生産者やコンサイナー、日高軽種馬農業協同組合の職員らを前に、JRA宮崎育成牧場業務課の岩本洋平育成係長は「このたびは皆様の牧場の愛馬を購買させていただきありがとうございました。これから40時間以上かけて宮崎育成牧場へ運びます。今日の北海道の天気は涼しく過ごしやすいですが、宮崎は連日35度を超える猛暑が続いています。暑さで馬が体調を壊さないよう気をつけて管理し、来年のブリーズアップセールへ向けて育成調教していこうと思います」とあいさつした。

 JRA宮崎育成牧場では、毎年20頭ほどをJRA育成馬として育成調教している。宮崎育成牧場のJRA育成馬では、2000年の八戸市場取引馬で2001年に阪神ジュべナイルフィリーズ(G1)に優勝してJRA賞最優秀2歳牝馬に輝いたタムロチェリーが有名である。

 JRA宮崎育成牧場へ移動した4頭は下記の通り。

○八戸市場購買馬
 ストーミングクイン(牝、父ストーミングホーム、母タイキノワール)、購買価格2,700,000円
 ラブシービルの2014(牡、父サマーバード、母ラブシービル)、購買価格5,508,000円

○セレクションセール購買馬
 フラワーパフュームの2014(牡、父シンボリクリスエス、母フラワーパフューム)、購買価格13,500,000円
 シアトルブリッジ2014(牡、父アドマイヤムーン、母シアトルブリッジ)、購買価格8,640,000円