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門別競馬場で内回りコースのレースがスタート

  • 2015年04月23日
  • 門別競馬場初の1600mのレース
    門別競馬場初の1600mのレース
  • 内回りコースを通って最後の直線へラストスパート
    内回りコースを通って最後の直線へラストスパート
  • 内回りコースでの記念すべき最初の勝ち馬となったフレイムハーツ
    内回りコースでの記念すべき最初の勝ち馬となったフレイムハーツ
  • 1コーナーから見た門別競馬場の内回りコース
    1コーナーから見た門別競馬場の内回りコース

 4月22日、2015年度のホッカイドウ競馬が開幕した門別競馬場の第5競走で、内回りコースを初めて使用したレースが行われた。

 「むろらん3大グルメ特別」の競走名で行われたレースは、門別競馬場初の1600mの距離で行われ、4歳から6歳までの12頭が出走した。レースではスタートから先団につけた6番人気のフレイムハーツ(牡4歳)が、5番人気のトキノポイント(牡6歳)をハナ差抑えて優勝。初コースでの記念すべき最初の勝ち馬となった。

 注目の一戦を観戦していたスタンドのファンは、ハナ差の白熱したレースに大興奮。内回りコースならではの、向正面からの騎手の駆け引き、短い直線での攻防に手に汗握って声援を飛ばした。 

 騎乗した石川倭騎手は「ゴールしたときは勝てたかどうかわかりませんでした。内回りコース(の特徴)はまだ手探りでよくわかりません」とコメント。続く第6競走の1600m戦も管理馬で勝利し、マイル戦を連勝した原孝明調教師は「工事をしているときも、犬の散歩がてら外周から内回りコースを視察してました。勝ててよかったです。犬に感謝ですね」とジョークを飛ばした。

 門別競馬場では昨年7月から内回りコースを整備。新コースの完成で1500m、1600mの番組編成が可能になった。ナイター照明までは完備できなかったため、今年度の内回りコースを使用してのレースは、日没までの時間に実施される。