馬産地ニュース

ホッカイドウ競馬で競走能力・発走調教検査が行われる

  • 2015年03月23日
  • 装鞍所から本馬場入場に向かう受検馬
    装鞍所から本馬場入場に向かう受検馬
  • 一斉にスタートを切る若駒
    一斉にスタートを切る若駒
  • ゴールを目指してラストスパート
    ゴールを目指してラストスパート
  • 2歳新種牡馬キャプテントゥーレの1番仔となるグレイトシャイン
    2歳新種牡馬キャプテントゥーレの1番仔となるグレイトシャイン

 3月19日、今年最初となるホッカイドウ競馬の競走能力・発走調教検査(能検)が、日高町門別の門別競馬場で行われた。

 能検は地方競馬で行われる競走馬としての適性を検査する模擬レース。通常のレースのように、装鞍所での馬体重測定、馬場入りを経て、ゲートインからゲート内での駐立、スタート、走行、2歳馬は800mを制限タイムの57秒以内で走れるかなどを見るもので、合格すればデビューが可能となる。

 穏やかな陽気のなか始まったこの日には、65頭の2歳馬が12レースに分かれて受検。全頭基準を満たし、晴れて合格通知を受け取った。ちなみに一番時計は、12レースに出走したサウスヴィグラス産駒のプロダンサー(牡2歳)とジャイアントレッカー産駒のリッコドンナ(牝2歳)の51秒2だった。

 また、2歳新種牡馬ではキャプテントゥーレ、アサクサキングス、カジノドライヴ、ベーカバド、エクラヴァンクール、ヴィクトワールピサの産駒が登場した。

 スタンドでは馬主や生産者、育成牧場スタッフなどの関係者らに混じり一般ファンも見学。若駒の走りを熱心に見つめていた。

 今年のホッカイドウ競馬は4月22日に開幕。開幕までの間の能検は3月26日、4月2日、9日、16日と毎週木曜日に実施される。開始時間はいずれも午後12時からで、一般ファンの見学が可能となっている。