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ストーミングホームがイーストスタッドに移動

  • 2015年02月02日
  • イーストスタッドに移動してきたストーミングホーム
    イーストスタッドに移動してきたストーミングホーム
  • 海外ではすでに2頭のG1レース勝ち馬を送り出している
    海外ではすでに2頭のG1レース勝ち馬を送り出している
  • 種付料は受胎条件50万円、出生条件70万円に設定
    種付料は受胎条件50万円、出生条件70万円に設定

 1月31日、浦河町のイーストスタッドに、日高町門別のダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスからストーミングホーム(牡17歳)が移動した。今季から新天地に移籍して種牡馬生活を継続する。

 ストーミングホームは父マキャヴェリアン、母トライトゥキャッチミー、母の父シャリーフダンサーという黒鹿毛のイギリス産馬。現役時代はイギリス、フランス、アメリカ、日本で走り、2002年にイギリスのチャンピオンS(G1)、2003年にアメリカのクレメントLハーシュターフCh(G1)やチャールズホイッティンガムメモリアルH(G1)に優勝するなど、24戦8勝、2着4回、3着3回の成績を残した。

 現役引退後は2004年からイギリスで種牡馬入りし、2006年にはシャトルスタリオンとしてニュージーランドで供用。2008年からダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスで種牡馬生活を送っていた。海外に残した産駒では2010年にイタリアのミラノ大賞(G1)に優勝したジャッカルベリー、2010年にオーストラリアのヴィクトリアダービー(G1)に優勝したライオンテイマーなどがおり、日本での産駒には2月1日のシルクロードS(G3)で2着になったサドンストーム、2013年のニュージーランドトロフィー(G2)3着馬ストーミングスター、2012年の函館2歳S(G3)3着馬ティーハーフ、今年の京都牝馬S(G3)4着馬マコトブリジャールなどがいる。

 イーストスタッドへの移動にはダーレー・ジャパン(株)の関係者が立ち会ったほか、イーストスタッドの青木大典場長らスタッフが出迎え。この日から新たに過ごすことになる馬房へ移すと、前任者と青木場長との間で、普段の性格や種付け時の癖、注意すべき点などの確認が行われた。

 事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーでは「移動翌日のシルクロードS(G3)でサドンストームが2着に入りました。勝ってくれたらよかったのですが、日本での重賞制覇まであと少しのところまで来ています。産駒数はそれほど多くないなかでも着実に活躍馬を出していますから、これからの飛躍を期待したいです」と話していた。今季の種付料は受胎条件50万円、出生条件70万円に設定されている。